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デンタルローンの金利相場は?歯科治療に使える金利の安いローンの探し方も紹介

一言コメント村田大輔 - 貸金業取扱主任者/クラウドローン株式会社代表

歯科治療には高額な費用がかかる場合があり、デンタルローンはその負担を軽減するための手段の一つです。この記事では、デンタルローンの特徴や金利相場、メリット・デメリット、さらには他の支払い方法との比較まで詳細に解説されています。特に金利は重要なポイントであり、デンタルローンを選ぶ際には金融機関ごとの金利を比較し、最適な選択をすることが大切です。口元の悩みを解決するための治療を賢く計画するために、デンタルローンの活用を検討してみてはいかがでしょうか。

歯のさまざまな悩みを解決するために行う歯科治療。虫歯や歯周病治療のほかにも、保険適用外となるインプラントや歯列矯正など、見た目や快適さを向上させることのできる治療を希望する人も少なくはありません。

保険適用外の治療は特に高額な費用が必要になるため、手持ちが少ない場合は「デンタルローン」を利用するのもひとつの手。しかし、ローンを組むことに対する不安や、返済額はできるだけ抑えたいという思いがあるのは当然です。

この記事では、デンタルローンの気になる金利相場から、メリット・デメリット、歯科治療に使える金利の安いローンの探し方までご紹介します。

デンタルローンとは

保険適用外の歯科治療の場合、高額な費用を全額自己負担することになってしまいます。金額にもよりますが、一括支払いをすると貯蓄が一気に減ってしまいますので、負担軽減のためにもデンタルローンは便利です。まずは具体的な用途や、金利などの特徴をみていきましょう。

デンタルローンは歯科治療に特化したローン

デンタルローンは歯科治療に特化したローンで、使いみちが特定の歯科治療に限定されており、保険適用・適用外に関わらず利用できます。主に銀行で扱われている目的別ローンや、歯科医院と提携している信販会社のローンがあり、金利は比較的低めになっています。しかし、その分審査は厳しめです。

主に次のような治療が対象となります。

  • ホワイトニング 
  • インプラント
  • 歯列矯正
  • 入れ歯作製

デンタルローンの金利は2.5~8%程度

デンタルローンの金利はおおよそ2.5〜8%程度となっています。

歯科医院と提携している信販会社ローンの場合、金利は5%前後が一般的となっていますが、医院側が金利を負担し、実質無利息でローンを利用できる場合があります。

歯科医院によって、金利を負担する分割回数に上限を設けていることもありますので、治療を希望する医院の提携ローン内容について、事前に確認しておきましょう。

銀行が扱っているデンタルローンの金利は、銀行によって異なります。また金利は使いみちや借入金額、審査(借入する個人の状況)によって決定されます。

デンタルローンのメリット・デメリット

デンタルローンを利用すれば、今すぐに治療したいという希望が叶う反面、ローン返済という経済負担を負うことにもなります。安心して治療を始めるためにも、デンタルローンのメリット・デメリットをよく理解しておくことが大切です。

デンタルローンのメリットは手持ちの資金が無くても治療できる

治療資金を貯めてからではなくても、審査に通りさえすればすぐに歯科治療を始めることができるのはメリットです。症状によってはできるだけ早く治療を開始した方が良い場合もありますので、手持ちの資金がない場合にはとても便利です。

また、デンタルローンはフリーローンやカードローンの金利より低めになっていることもメリットで、少しでも支払額を抑えたい場合におすすめです。

カードローンのように追加借入することはできませんが、借りすぎてしまう心配がなく、必要分だけを借入することで計画的に返済していくことができます。

デンタルローンのデメリットは誰でも使えるわけではない

一般的なローンと同様に、デンタルローンも審査を通過しなければ利用することができません。審査はカードローンなどよりも厳しめで、申し込む際の条件としては、成人(18歳以上)であること、安定した収入があることが挙げられます。その上で、属性や信用情報を踏まえ審査されます。

パートやアルバイトの場合でも申し込みはできますが、上記の条件をクリアしている必要があります。収入がない専業主婦や未成年は、配偶者あるいは保護者名義で申し込み、連帯保証人を立てるなどして申し込みできる場合があります。

また、歯科医院の金利負担が無い限り金利は発生するため、現金やクレジットカード一括払いと異なり、支払い総額が増えてしまうこともデメリットのひとつです。

■返済方法別の金利を比較

デンタルローン現金院内分割クレジットカードフリーローン
金利2.5~8%程度なし無利子の場合が多い12.0~15.0%3~15%程度
返済期間最長7~15年程度一括治療期間内に返済最長2年程度最長10年程度

デンタルローン以外の支払い方法における金利や特徴を比較してみます。それぞれの方法にメリット・デメリットがありますので、状況に合った支払い方法を選びましょう。

デンタルローンの金利は金融機関によって異なる

銀行で扱っているデンタルローンや目的別ローンの金利は低めになっていますが、金融機関によって異なりますので、申し込む前に比較しておくのがベストです。

金利は申し込みをする個人の銀行利用状況(他のローン利用や給与口座の利用状況等)や、借入額によって変わりますので、自分に適用される金利を確認しておくと安心です。

現金一括払いなら金利なし

現金一括払いであれば、金利手数料もかからず余計な支払いをする必要がありません。支払いを一度に済ませておけば、気持ちの面でも安心して治療を受けることができます。

一方、高額な治療費を一度に支払うとなると、貯蓄が一気に減ってしまう心配があります。一括払いをする場合は、まとまったお金を用意した上で、支払い後の貯蓄計画もしっかりと立てておくことが大切です。

無利子の院内分割がある場合も

歯科医院によって、医院独自の分割払いが可能な場合があります。院内分割は多くの場合無利子で審査もありませんので、一括払いが難しいときなどに利用しやすい方法です。

ただし、治療期間中に返済を終了しなければならないため、歯列矯正など治療期間が長いもの以外は短期間で支払いを済ませる必要があります。治療の種類によっては月々の負担が大きくなる場合もあることに注意しましょう。

クレジットカードの分割払いは金利が高い

支払いにクレジットカードを利用できる歯科医院も多くあります。すでにクレジットカードを持っているのであれば、申し込み手続きをする必要もなく手軽に支払いができます。また、一括払いであれば手数料がかからず、ポイントもついてお得になるメリットもあります。

ただし、分割払いにする場合は手数料がかかることに注意しましょう。クレジットカード分割手数料の実質年利は、12.0~15.0%とデンタルローンの金利よりも高めです。それでもやむを得ず分割払いにする場合は、できるだけ少ない分割回数にすることが望ましいでしょう。

フリーローンの金利はやや高め

フリーローンは、銀行が扱っている使いみちが自由な個人向けのローンで、事業・投資以外の目的であれば利用でき、一括で必要額を借入することができます。返済期間も最長10年程度と長めで、返済計画も立てやすいメリットがあります。

金利はデンタルローンに比べて高めですが、審査は通りやすいため、歯科医院に提携ローンがない場合や、借入希望の銀行にデンタルローンがない場合などはフリーローンを検討するのもおすすめです。

デンタルローンとフリーローンの金利を比較

歯科治療に便利な「デンタルローン」と「フリーローン」ですが、実際にどんな違いがあるのでしょうか。それぞれの特徴を池田泉州銀行を例に比較します。

デンタルローンフリーローン
金利4.375%(変動)4.5〜14.5%(固定)
最大借入額1,000万円500万円
返済期間最長15年最長10年
用途歯列矯正、インプラント、義歯作成、ホワイトニング、セラミック等自由(事業性資金を除く)
池田泉州銀行のデンタルローンとフリーローン

デンタルローン

金利は申し込み内容や審査結果に関わらず、2022年12月現在、一律で4.375%と低金利です。支払額を抑えたいのであればデンタルローンの方がおすすめとなります。

最大借入額は1000万円とフリーローンの2倍で、より多くの用途での治療費をカバーできるといえるでしょう。歯列矯正、セラミックなど、歯科治療に特化しているローンです。

フリーローン

デンタルローンと比較すると金利は高めになりますが、固定金利で返済計画は立てやすいです。最大借入額はデンタルローンに比べると下がりますが、歯列矯正の場合は一般的に100万円前後の治療費となりますので、歯列矯正やインプラント等の治療であれば十分に対応できるでしょう。用途は自由となりますので、希望する治療に利用できます

デンタルローンの金利を計算してみよう

デンタルローンを利用するにあたって、実際の金利はどのくらいになるのか気になるところです。歯列矯正の費用を例にして、具体的なシュミレーションをしてみましょう。

歯列矯正にかかる費用の相場

歯列矯正は治療の方法によって費用が異なりますが、全体矯正の場合は一般的に100万円程度かかるとされています。全体矯正の中では、表側ワイヤー治療が最も費用を抑えられる方法です。

矯正方法費用の目安
表側ワイヤー 全体60万~100万円
裏側ワイヤー 全体100万~150万円
マウスピース 全体80万~120万円
歯列矯正にかかる費用の相場

デンタルローンで100万円借りると利子はいくら?

歯列矯正にかかる費用が100万円とした場合、具体的な返済額や利子はどのようになるのでしょうか。以下の条件でシュミレーションをしていきます。

借入額:100万円
金利:5%
ボーナス時の割増:なし

2年(24回)4年(48回)7年(84回)
毎月の返済額43,871円23,029円14,133円
返済総額1,052,904円1,105,392円1,187,172円
利子52,904円105,392円187,172円
池田泉州銀行返済金額シミュレーションを使用

表からもわかるように、返済期間が短ければ短いほど返済総額を抑えることができますが、毎月の返済負担は大きくなります。月々の負担軽減を優先したい場合は、返済期間を長く設定することも可能です。

また、このシュミレーションでは頭金を0円で計算していますので、頭金を用意することができれば月々の支払額は更に抑えることができます。また、状況に応じてボーナス月の割増返済を検討しても良いでしょう。

治療方法を患者側で選択できるのであれば、少しでも費用を抑えられる方法にするのもひとつです。納得できる治療方法と、状況に合った無理のない返済方法を選択することが大切といえます。

デンタルローンを探すならクラウドローンがおすすめ

デンタルローンは、手持ちが少なくても希望の歯科治療を始めることができる、低金利で便利なローンです。

しかし、銀行ではデンタルローンの取り扱いが少ないため、フリーローンも合わせて探してみるのが良いでしょう。そこでおすすめなのが「クラウドローン」です。

デンタルローンを扱う銀行を自分で探し出すのは至難の業ですが、クラウドローンを使えば、数ある銀行からデンタルローンとフリーローンをまとめて探すことができます

ローンを利用したい個人と金融機関をつなぐ、融資マッチングプラットフォームであるクラウドローンを活用し、歯科治療に使えるローンを探してみましょう。

デンタルローンは金利を比較して選ぼう

歯列矯正やインプラントなどの自由診療は、ただでさえ高額な費用が必要になりますので、ローンで支払う金利はできる限り抑えたいところです。まずはデンタルローンを扱っている銀行をピックアップし、金利を比較してみましょう。

歯科治療は、納得のいく治療方法と無理のない支払い方法を選択することが大切です。早めに治療を始めたいのであれば、デンタルローンを利用するのもおすすめ。

デンタルローンを賢く使って歯科治療費を用意し、口元の悩みを解決しましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

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