2024年02月02日
車を購入する際、一括で購入することもできますが、大きな出費である車の購入ではローンを検討するという方も多いと思います。一括購入とローンの両者のメリットやデメリット、ローンの種類についても比較し、選択のポイントを解説します。マイカーローンの基礎知識やローン審査、利用の流れ、返済シミュレーションについても詳しく解説しますので、ローン選びの参考にしてください。
目次
車を一括で購入すれば金利の心配はなくお得ですが、高額な車は一括で買うのが難しいことも。ローンを活用すると、分割払いできるため手軽に購入可能です。ただし金利がかかるため、メリットとデメリットを理解したうえで選択しなければなりません。
ディーラーローン | 銀行系ローン | |
---|---|---|
金利 | 高め | 低め |
審査 | 通りやすい | 厳しい |
審査にかかる期間 | 短め | 長め |
担保 | あり | なし |
ディーラーローンは手続きが簡単で審査が通りやすいのに対し、銀行系ローンは金利や条件が金融機関によって異なり、審査は厳しめです。ディーラーローンと銀行系ローンについてそれぞれ解説します。
ディーラーローンは、自動車の販売店(ディーラー)と提携した信販会社が提供するローンです。銀行系ローンに比べると金利はやや高めですが、審査は通りやすい傾向にあります。また、自動車購入時に販売店で申し込めるため手間が少なく、審査は最短即日で結果が出ます。
銀行系ローンとの大きな違いは、車を担保にローンを組むという点です。完済するまで所有権はディーラーにあるため、返済が滞ると車を引き上げられてしまうリスクがあります。
銀行系ローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が取り扱うローンです。ディーラーローンに比べると審査は厳しい傾向にありますが、金利は低めです。ただし、審査には時間がかかることが多く、結果が出るまで2週間ほどかかることもあります。
ディーラーローンの場合、対象は基本的に自動車本体とオプションのみのため、法定費用は自己資金で用意する必要があります。一方、銀行系ローンは用途の範囲が広く、法定費用も合わせて借りられる場合が多いです。
ディーラーローン、銀行系ローンどちらにもローンには金利がかかりますが、ローンを使うメリットもあります。車購入にローンを使った場合のメリット・デメリットについて解説をします。
ローンで車を購入する最大のメリットは、預貯金ではお金が足りない場合でも高額な車を購入できるという点です。また、通勤などで車が必要な状況などでも預貯金がなくても購入が可能です。
さらに、ローンを活用することで預金を手をつけずに残すこともできます。急な出費や予期せぬ事態に備え、預金を減らすことがないので安心です。マイカーローンはフリーローンやカードローンよりも低金利のため、現金で車を買って預金を使い果たし、その後でカードローンを利用するよりも出費を抑えられることもあります。
ローンで車を購入する際のデメリットは、まず金利がかかることです。一括で購入する場合に比べて、追加の金利が支払われるため、最終的な総額は高くなります。
また、ディーラーローンを利用する場合、車の所有権はディーラーにあり、返済が滞ると車を引き上げられるリスクがあります。
車を購入する際のローンは誰でも利用できるわけではなく、審査をクリアする必要があります。具体的な審査基準は金融機関や信販会社などによって異なりますが、おおむね「利用者の属性」と「信用情報」をもとに総合的に判断されます。
ローンの返済能力があるかを判断するため、申し込み時に申告した次のような情報をもとに属性審査がおこなわれます。
<年収>
収入が借入可能額に影響し、一般的に高収入者ほど借入がしやすい傾向があります。
<職業・雇用形態・勤務年数>
仕事に関する情報は、安定した収入を確認する上で重視されます。
<年齢>
年齢も考慮され、若い場合は将来の収入見込みが問われることがあります。
<家族構成>
本人だけでなく、安定収入の家族がいると審査に有利な場合もあります。
銀行ごとに年収の制限が異なる可能性があるため、確認しておくことも大切です。
「信用情報」は、ローンやクレジットカードの利用履歴など、個人の金銭取引をまとめたデータです。これには過去の借入額や返済履歴だけでなく、自己破産や債務整理、返済の遅れによる強制解約などの金融事故も記録されています。マイカーローンの審査では、この信用情報が活用され、現在の借入金額や過去の金融事故歴をもとに、ローンの返済が可能かどうかが判断されます。
ディーラーローンは車購入時に同時に契約ができますが、銀行ローンは自分自身で契約をしなければなりません。銀行ローンでは返済能力があるのか審査が行われ、審査に通過できると、ローンの契約となります。契約までの流れについて解説します。
銀行ローンを利用した車購入の最初のステップは、「仮審査申し込み」です。銀行ローンの仮審査とは、事前に返済能力があるかどうかを簡易的にチェックするための審査です。
仮審査のチェック項目は、主に以下の情報を基に行われます。
金融機関は利用者の返済能力や信用度を評価し、通常1営業日から3営業日程度で申込者が指定した方法で結果が返ってきます。
現在では、ほとんどの金融機関がインターネットを通じて仮審査の申し込みを受け付けており、銀行に足を運ぶ必要はありません。仮審査の基準は金融機関によって異なりますが、車の車種がまだ決まっていなくても申し込むことができるなど、比較的気軽に申し込みができます。
仮審査が終わった後、実際に銀行ローンを利用するためには本審査を通過する必要があります。仮審査では提出書類は不要でしたが、本審査では実際の信用情報の照会が行われ、利用者が申告した情報が正確かどうかを確認するための書類提出が求められます。一般的に必要な書類は以下です。
また、ローン会社によっては口座の通帳や印鑑証明が求められることもあります。信用情報の照会が重要なため、金融会社はCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などで過去の事故履歴を確認します。本審査を通過すれば、借入可能な金額と金利が確定し、実際にマイカーローンを利用することが可能になります。
本審査が通過すれば、契約が成立します。契約は基本的にオンラインで完結でき、手続きが終わると借入金が指定の銀行口座に振り込まれます。この振り込まれた資金を使って、車の販売店に支払いをし、車の購入が可能になります。その後、月々の返済が開始され、ローンの返済スケジュールに基づいて分割払いが行われます。
ローンでは銀行や金融機関によって金利が異なり、また返済方法によっても返済額や総支払額に大きな差が生じてしまうことがあります。
銀行ホームページなどのシミュレーターを活用して、借りたい金額や返済期間を入力し、毎月の支払額や返済総額を事前にシミュレーションすることが重要です。また、車の維持費も考慮し、返済が安定的に行えるか確認し、計画的にローンを利用しましょう。
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車購入において一括払いとローンの選択は重要です。銀行ローンを検討する際は、金利や返済計画を比較し、自身の経済状況に合ったプランを選びましょう。ローン審査では、信用情報や収入証明書が必要になります。審査を通過し、確実にローン契約を進めることが大切です。最終的には、ローンの総額や支払い総額を比較し、最良の選択を見つけましょう。
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車の購入は大きな決断です。この記事では、一括払いとローン購入の違いやそれぞれのメリット、デメリットを詳しく解説しています。マイカーローンを選ぶ際の重要なポイントや、ローン種類の比較、審査から返済までの流れも紹介しています。ローンを利用して車を購入する方には、特に有用な情報が盛りだくさんですので、ぜひ参考にしてください。