2024年02月07日
車のある生活はとても便利です。子どもの習い事の送迎や重い物の買い出し、雨の日の外出などがとても楽になります。大人数での旅行では、車で移動すれば公共交通機関を利用するより安上がりになることもあります。しかし、車は決して安価な買い物ではありません。「少しでも費用を抑えて購入したい」と考えている方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、車を購入する際の支払い方法を比較してみたいと思います。まとまったお金が用意できない、できる限り金額を抑えたいなど、自身の財政事情や生活に合ったお得な支払い方法を検討する際の参考にしてください。
目次
車を入手する際の主な支払い方法は以下のとおりです。
「まとまったお金が用意できないので、初期費用を極力抑えたい」「車をちゃんと自分の物にして、好み通りにカスタマイズしたい」「自動車税や車検などのことを考えず気楽に乗りたい」など、人それぞれの希望やライフスタイルによってベストな支払い方法は変わります。では、それぞれの支払い方法のメリット、デメリットを見ていきましょう。
車購入のもっとも一般的な支払い方法です。現金一括払いと言っても、実際に現金を受け取る業者は少なく、銀行振り込みを指定されることが多いようです。
支払期日は、納車前日までや納車後、契約時に手付金を支払い納車までに残金を支払うなど、販売店によって異なりますので、契約時にしっかり確認しておきましょう。振込手数料は購入者が支払うのが一般的ですが、なかには販売店が負担してくれるところもあり、その場合は請求額から手数料を差し引いた金額を振り込むことになります。
現金一括払いの最大のメリットは金利や手数料が掛からないことです。ローンで購入する場合は利息や手数料が発生し、車両代より多く支払うことになりますが、現金一括払いであればそれらの費用が掛かりません。また、所有者が自分になるので、購入後のカスタマイズや売却、譲渡が自由に行えます。
現金一括払いで車を購入するにはまとまった資金が必要です。貯金に余裕がない場合、購入後の急な出費に対応できなくなる可能性があり、慎重に検討する必要があります。また、今現在支払える費用を上限として車を選ぶことになるので、車種やグレードを妥協しなければならないことも考えられます。
できる限り総支払額を抑えたい方や、十分な貯蓄があり、購入後に怪我や病気などのトラブルが発生しても余裕をもって対応できる方には現金一括払いがおすすめです。また、ディーラーローンや銀行のマイカーローンを借りるには審査が必要なので、収入が不安定などの理由で審査の通過が難しい場合は、一括払いでの購入が良いでしょう。
マイカーローンには、主に銀行系のローンとディーラーローンの2種類があります、
銀行系ローン | ディーラーローン | |
---|---|---|
金利 | 低め | 銀行系より高め |
審査 | 厳しい | 比較的通りやすい |
借入までにかかる期間 | 数日~2週間 | 数日程度 |
所有権 | 購入者 | 販売店 |
用途 | 車の購入のほか、修理や車検、免許の取得などに利用できるものもある | 自動車本体とオプションのみ |
銀行系ローンは、銀行や信用金庫などの金融機関が提供する目的型ローンです。車の購入や、車に関連した諸費用に利用することができます。金利はディーラーローンに比べて低く設定されていますが、その代わり審査が厳しくなります。購入者が銀行からお金を借り、そのお金で車を購入するので、車の所有権は購入者になります。
ディーラーローンは、信販会社やクレジットカード会社が自動車ディーラーと提携して提供するローンです。購入手続きの際に、合わせて申し込みや契約が可能で、審査が短時間で通りやすく、手軽に契約することができます。注意点は、購入する車両を担保に貸し付けるため、完済するまでは所有権がディーラーや信販会社になることです。支払いが滞ると車両を回収されてしまったり、事故で全壊してしまった場合には一括返済を求められることもあります。
マイカーローンの一番のメリットは、手元に大きな資金がなくても車を購入することができる点です。資金がある方も、ローンを借りることで、貯金を減らすことなく、購入後も余裕をもって生活できます。
銀行系マイカーローンは、比較的低金利で購入費を借りることができますし、ディーラーローンは、販売店が信販会社などと提携して提供しているローンなので、割引やオプションなどの特典が受けられる場合があります。
マイカーローンを借りる場合、現金一括払いとは違い利息や手数料が発生します。結果、総支払額が高くなります。また、借りるためには審査を通過しなければならず、全ての方が借りられるわけではありません。
まとまった資金は無いが、毎月安定して定額を払い続けることが可能な方や、貯金はあるけれど、今後の生活のために余裕を持っておきたい、という方にはマイカーローンでの車購入がおすすめです。
カーリースとは、リース会社から数年単位で車をレンタルする仕組みです。乗りたい車種と期間を選んで契約し、毎月定額を支払い、契約期間中はマイカーと同様に使用することができます。月額に自動車税、車検費用、自賠責保険料などの維持費も含まれるプランを選べば、購入費だけではなく、購入後に定期的にかかる大きな出費の心配もありません。月額は、車両本体から返却時の下取り価格(残価)を引き、プランによっては維持費を加算したものを契約月数で割って算出されます。その他、定期点検やメンテナンスの費用も月額料金に含めるプランや、その他様々なサービスを用意しているリース会社もあります。
先に述べた通り、税金や保険料、車検費用なども含めて定額を算出するプランもありますので、毎月一定の金額を支払うだけで安心して車に乗ることができるのが大きなメリットです。また車体価格から、契約終了時の車体の下取り価格(残価)を差し引いた金額でリース料金を算出するので、車両代全額を借りて返済する通常のマイカーローンより月額を抑えることができる可能性があります。
リース契約終了時には、査定や売却の手間がかからず気軽に新車に乗り換えることができるのも魅力です。
契約時に設定した走行距離の上限を超えてしまった場合、超過分の費用が請求されます。契約終了時、傷や凹みなどでコンディションが悪い場合も、契約時に計算した下取り価格と実際の車の価値の差額を請求される可能性があります。
また、カーリースで借りた車の所有権はカーリース会社にあるので、元に戻せないカスタマイズはできません。
定期的に新車に乗り換えたい人や、初期費用でまとまった支出を減らしたい人におすすめです。また、カーリース会社が税金や自賠責保険料の手続きを行ってくれるので、面倒な事務手続きの手間を減らしたい人にも便利です。
残価設定ローンは、契約終了時の車の下取り価格(残価)を設定し、その額を引いた金額を毎月返済していく形のローンです。残価クレジット、残クレなどと呼ばれることもあります。契約終了時の精算方法は、「車を返却することで残価を精算する」「下取りに出し新たに新車の残価設定ローンを組む」「残価を一括払いして車を購入する」の3通りあります。
形はカーリースに似ているのですが、カーリースはリース代と維持費を分割した金額を支払うのに対し、残価設定ローンは返済金とその利子を支払う形になります。
通常のカーローンが、車両代全額を分割返済するのに対し、残価設定ローンは残価を差し引いた金額を分割返済するので、毎月の支払額を抑えることができます。また、契約時に下取り価格が決まるので、契約終了時にその車種の市場価値が下がっていたとしても残価は保証されます。ただし、傷や凹みなどがある場合や、走行距離が規定を超えている場合は追加料金を請求される可能性があります。
銀行のマイカーローンやディーラーローンに比べて金利が高く設定されているうえ、残価にも金利がかかり、契約終了後に精算しなければなりません。月々の返済額はカーローンより低く設定されますが、支払総額は同程度、またはより高額になる可能性があります。
また、メリットにも記載した通り、契約時に下取り価格が決まり、契約終了時に価格が変動することはありません。そのため、契約終了時にその車が中古車市場で人気車種となり価値が上がっている場合でも、下取り価格(残価)が上がることはありません。
契約終了時に同じディーラーで新車を契約する場合、簡単な手続きで新車に乗り換えることができます。残価設定ローンは3年や5年など、比較的短い期間の契約になるので、短期間で次々に新車に乗り換えたいという方にはおすすめです。また、とにかく月々の支払額を抑えたい、という方にもうれしいローンです。
クレジットカード決済が行われると、店舗はクレジット会社に手数料を支払う必要があります。高額な車の決済にはそれ相応の手数料が発生するため、クレジット決済が可能な店舗は少ないのが現状です。ですが、カーローンの頭金のみクレジットカードでの支払いが可能な店舗はあります。また、一部の中古車販売店には、全額クレジットカード払いが可能な店舗もあるようです。
高額な車購入にカードを使用すると、多くのポイントを獲得することができます。また、後払いであるクレジットカードを使用すれば、決済時に資金が用意できなくても、引き落とし日までに用意できるのであれば支払うことができます。
クレジットカードのリボ払いや分割払いは、カーローンと比較して手数料(金利)が高めに設定されています。
また、クレジットカード支払いを受け付けている店舗は多くありません。受け付けている店舗の中には、店舗がクレジット会社に支払うべき決済手数料を、購入者に請求しているところもあるようです。クレジットカードで支払いをしたい場合は、その店舗で利用できるか、どちらが手数料の負担をするかを事前に確認しておく必要があります。
加えて、自身の使用限度額も確認しておきましょう。車は高額なので、購入後、日常生活の買い物や公共料金の支払いが滞ってしまう可能性もあります。一時的に限度額を引き上げることも可能ですが、事前に審査を通る必要があり、全ての方が引き上げられるわけではありません。
今すぐ購入したいが支払いは給料日以降にしたい、など、支払日を少し遅らせたい方にはよい方法です。また、クレジットカードのポイントを上手に活用している方にもおすすめです。
ディーラーローンや残価設定型ローンは、購入の際に店舗で契約できますが、利子が低い銀行系のローンは自分で探して契約する必要があります。銀行によって金利や借入可能額が異なるため、より自分に合ったローンを見つけるには、複数の銀行の条件を比較する必要があります。
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車は高額な買い物です。購入後の生活や、長く続くローンとの付き合いをしっかり把握したうえで、慎重な検討が必要です。自分の収入や出費の流れ、生活スタイルを把握し、無理や後悔のない支払い方法を選択しましょう。
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車の購入は大きな投資ですが、日常生活において便利さを提供してくれます。特に家族がいる場合や、移動が多い方にとっては、習い事の送迎や買い出し、長距離の移動などに重宝します。しかし、一括で購入すると大きな財務負担になるため、効果的な支払い方法を選ぶことが重要です。この記事では、様々な支払い方法を比較し、自分の財政状況やライフスタイルに合った最適な方法を選ぶための洞察を提供します。購入前に是非参考にして、お得で賢い車の購入計画を立てましょう。