2024年08月14日
カーライフを楽しんでいる人の中には、自分好みの車に仕上げる「カスタム」に力を注いている人も少なくありません。
その方向性も様々で、レースなど競技向けのカスタムを施そうとしている人もいれば、車のルックスをカッコいいものに仕上げようとしている人もいます。
カスタムには正解がなく、車の持ち主の希望によって、様々なカスタムを検討することができます。
この記事では、車のカスタムの種類や楽しみ方、コストなどについて解説します。
目次
車をカスタムする場合、持ち主がどのような目的を持っているのかによって、カスタムの種類が異なります。
また、ドライバーの趣味・嗜好も多様化しており、近年では主に次のようなカスタムが施される傾向にあります。
レース向けカスタムには、主に次のような各種モータースポーツに対応するためのカスタムが該当します。
レースにおいて重視されるのは、車のポテンシャルを限界まで引き出すことです。
ポテンシャルに含まれる要素としては、スピードとそれに対応するコントロール性能、万一の事故に備える安全性などが含まれます。
基本的なカスタムとしては、走行中にしっかりブレーキが利くよう、ブレーキや周辺のパーツをカスタムすることが重要です。
その後は、コーナリングスピードを高めるためサスペンションを良いものに変えたり、コーナリング時のタイヤ空転を防ぐLSDを装備したりして、走行性能を高めていくイメージになります。
また、ドライバーが安定した状態でハンドルを握れるよう、ドライバーズシートをレース仕様に変えることも忘れてはいけないポイントです。
併せて、4点式のシートベルトを装着し、体をしっかりシートに固定することも必要になるでしょう。
ラグジュアリー系カスタムとは、主に豪華さや快適さを車に求める人向けのカスタムのことをいいます。
よく知られている系統が「VIP」系のカスタムで、政治家・会社役員などを乗せるような高級セダンをベースに、迫力や高級感を前面に押し出すようなカスタムを行います。
代表的なカスタムの一種としては、走行性能への影響などを考慮しないレベルまで車高を下げる、いわゆる「ローダウン」が有名です。
加えて、エアロパーツ・極太マフラーを装着したり、内装を派手にしたりするケースも見られます。
もう一つの有名なラグジュアリー系カスタムの系統には「DUB」があり、こちらは英単語のDoubleから派生した言葉で、20インチ以上の大径ホイールを装着したカスタムが該当します。
いずれも実用性以上に豪華さを優先したカスタムとなるため、必然的にパーツなどにかかるコストも高価になる傾向にあります。
アウトドア向けカスタムとは、林道や酷道(一般国道の中でも乗用車による通行が厳しい道)といった、オフロードまたはそれに近い道を走るためのカスタムのことです。
ラグジュアリー系に見られた「ローダウン」とは真逆の価値観によるカスタムが行われ、車高を高くして見晴らしを良くするとともに、地面の障害物の影響を割けるような改造を施すのが一般的です。
カスタムのベースとなる車両には、主にオフロードを走る想定で作られているSUVや、より本格的な悪路走破性を備えたクロスカントリー車(クロカン)などが選ばれます。
しかし、軽1BOXカーや商用車など、一般的にはオフロード走行に適さない車をオフロード仕様にカスタムするケースもあります。
広義ではアウトドア向けカスタムの一種であるものの、近年特に人気を集めているものの一つに、車中泊向けカスタムがあげられます。
車中泊とは、一般的に「車を駐車スペース・オートキャンプ場などに停めて寝泊まりする」行為を指しますが、車中泊向けカスタムでは、より快適に眠れるよう工夫をするケースが多く見られます。
具体的には、横になって眠れるようなフルフラットになるマットを用意したり、シートを外して就寝・荷物置き用に使えるスペースを確保したりするカスタムが該当します。
さらに改造が進むと、キャンピングカー顔負けのカスタムになることもあり、外見はワゴン車なのに内部にはエアコン・シャワー・トイレなどを備えている車もあります。
現在の車をレジャーやレースなどに利用する予定ができ、現時点では用途に適さない状況の場合、何らかの方法でカスタムを施す必要があるでしょう。
ただし、カスタムは必ずしも自力100%で行うとは限らず、愛車をカスタムする際は、大きく分けて次のような選択肢が考えられます。
新車を購入する際にディーラーを頼るように、カスタムする際はカスタム専門の業者を頼ることができます。
専門業者を選ぶ大きなメリットは、不正改造にならない範囲で、目的に応じた車のカスタムができることです。
様々な顧客からの発注を受け、色々な車両のカスタムを手掛けている分、その出来栄えにも期待が持てるでしょう。
内外装やタイヤ・ランプなど、様々な部分を魅力的に見せるパーツも数多く揃えていることから、自分で色々なパーツを揃える自信がない人でも、センスの良いカスタムが期待できます。
ただし、カスタムを業者に依頼する以上、パーツ代だけでなく工賃も別途発生します。
理想を追求した結果コストがかさむと、中途半端なカスタムで終わってしまうおそれがあるため、その点に注意しましょう。
カスタムされている車を手に入れたい場合、一からカスタムを検討するのではなく、すでにある程度のカスタムが済んでいる中古車を購入するのも一手です。
本格的なレース仕様のものを探すのは難しいかもしれませんが、例えばキャンピングカー仕様に改造されているものなどは、中古車サイトなどで見かけることも珍しくありません。
すでにカスタムが済んでいる車両を購入することで、自力でのカスタムにかかる費用や手間を省くことができ、購入してからすぐ目的に合った使い方を楽しめます。
ただし、そのカスタムが自分の理想に合致する内容とは限らず、以前のオーナーがメンテナンスを怠っていた場合は早期の故障につながるおそれもあるため、現車を確認する際は点検の履歴なども確認しておきましょう。
カスタムされた状態の車を購入する場合、中古車以外にも「コンプリートカー」を購入する選択肢もあります。
コンプリートカーとは、エアロパーツ・アルミホイール・ローダウンなどのカスタムがすでに行われた状態で販売されている車のことをいいます。
コンプリートカーを手掛けているのは、主に自動車メーカーのサプライヤー・アフターパーツを作っているメーカーなどで、パーツ・ホイールが同一メーカーで揃っているなど一体感のあるカスタムが特長です。
自分で一からパーツを揃えて、カスタム業者に装着を依頼するよりも、総じて低価格に抑えられるのもメリットです。
しかし、トータルコストが抑えられる分、カスタムの自由度は低く、注文後にカスタムの内容を変更するのも難しくなる場合があります。
一部車種によっては、そもそもコンプリートカーが用意されていないこともあるため、すべての人にとって最適解とは言い切れません。
色々な選択肢を試した上で、やっぱり自分の理想を追求したいと考えた場合は、DIYでのカスタムを検討することになるでしょう。
言うまでもないことですが、DIYなら自分の知識・技術次第で理想の車を仕上げられるため、カスタムが成功すれば愛車への愛着がさらに深まることでしょう。
しかし、これまでカスタムをまったく経験したことがない人にとって、DIYはハードルが高いはずです。
よって、カスタム初心者がDIYに取り組むのであれば、失敗してもダメージが少ない部分、修復が容易な部分からカスタムを始めると安心です。
車内の雰囲気を変えたいのであれば、フロアマットを変えたり、ハンドルカバーを装着したりするだけでも、これまでとは違うイメージになるはずです。
カスタムは「お金がかかる」イメージがありますが、どのようなパーツを用意するのか、どこまでカスタムするのかによって、想定されるコストは変わってきます。
以下、比較的多くの人が行っている車のカスタムにつき、大まかな費用感を解説します。
部品交換など、一部パーツを目的に合ったものに変えるカスタムは、比較的低コストで行えます。
金額にすると概ね数万円程度で、例えばブレーキ周りの部品交換であれば、5万円を切る金額で済むケースは十分考えられます。
ハイグリップタイヤへの交換など、タイヤ交換に関しても、選ぶタイヤ次第では安く抑えることができます。
その他、空気抵抗のコントロールを目的として装着する「スポイラー」も、自力で安価に取り付けられるデザインのものが数多く存在します。
カスタムを続けていると、次第に欲が出て、色々な部分を自分好みに改造したくなるかもしれません。
特に、見た目を大幅に変えたい場合は、複数のパーツを同時に装着・交換する必要があるため、その分予算も大幅に見積らなければなりません。
例えばエアロパーツは、装着すると見た目がスポーティーになりますが、フロント・サイド・リアのバランスを総合的に勘案して装着する必要があります。
ホイールに関しても、ドレスアップと性能向上を両立させたいなら、それなりの品質のものを選ぶべきです。
シートの色や座り心地を自分好みにしたい場合、シートの張替えも検討することになるでしょう。
これらのカスタムに関しては、数万円程度で済むとは考えにくく、最低でも10万円以上の予算を見積っておきたいところです。
ここまでご紹介してきたカスタムの種類につき、複数を組み合わせるようなことになると、それだけカスタムにかかる金額も増えていきます。
シート張替だけでは不十分になり、結局シート自体を交換することになれば、シート代と工賃が別途発生します。
また、カスタム専門店でマフラー交換を依頼する際、その店舗で取り扱いがあるマフラー以外を装着したい場合、取付工賃が定価より高くなってしまう可能性もあります。
その他、コストがかさみやすいカスタムの種類としては、カーオーディオがあげられます。プレイヤー・スピーカー交換、サブウーファー追加などのカスタムを終えると、これまで再生していた曲の声や楽器の聞こえ方が大きく変化しますが、音質にこだわるほどコストも膨らむことが予想されます。
車のカスタムにかかるお金は、毎月の収入からコツコツ工面するほか、ローンを組んで用意する方法もあります。
しかし、様々な業者を介してローンを組む場合、一般的に金利が高くなってしまうケースがほとんどです。
そこでおすすめなのが、カスタム費用もカーローンの対象となる銀行を探し、そちらでローンを組むことです。
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車のカスタムには、レース・アウトドアなど様々な方向性があり、それぞれでこだわるポイントも異なります。
自力で手軽にできるカスタムもありますが、パーツを揃えて本格的にカスタムを進めるためには、専門業者に依頼することも検討しなければなりません。
いずれのカスタムにおいても、納得のいく出来栄えにするためには、相応の予算を見積っておく必要があります。
マイカーローンの中には、カスタムにも対応しているプランがあるため、そちらも有効に活用しましょう。
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