2024年10月02日
新型コロナ禍において、密閉空間・密集場所・密接場面という、いわゆる「3密」を避ける状況が続く中、屋外でキャンプなどを楽しむアウトドアタイプの趣味がブームになりました。
そのようなアウトドア人気とともに注目され始めた趣味の一つに「車中泊」があげられ、旅行の宿泊費削減・高い移動時の自由度などから、多くの人がチャレンジを試みています。
しかし、車中泊を想定して車を選ぶ場合、できる限り「車中泊に向いている車」を選ぶことが大切です。
この記事では、車中泊をしてみたいと考えている人向けに、車中泊入門者におすすめのタイプの車について、ローンを組む際のポイントに触れつつ解説します。
目次
広い意味での車中泊とは、主に「車内で寝泊まりする」ことをいいます。
例えば、日中は車を使って旅行先でアクティブに動きつつ、夜間は車にマットなどを敷いて横になるイメージになります。
車中泊をすると、移動時にホテルを予約する必要がなく、その分だけ旅費を節約することができます。
また、休む場所についても、マナーを守る範囲で自由に決めることが可能で、景勝地などを訪れる際はスポットに近い場所で仮眠をとることもできます。
車内でぐっすり眠れるようなスペースや、スマートフォンを充電できるコンセントなどを備えている車を選ぶと、車中泊で快適に過ごすことができます。
以下、車中泊に向いているとされる車が持つ、主な特徴をいくつかご紹介します。
車中泊を楽しむためには、まず快適な睡眠をとれる環境作りが不可欠です。
特に「横になって寝られる」スペースを作れないと、疲れが十分にとれず、翌日の行程に支障をきたすかもしれません。
目的地への移動中、少しだけ仮眠をとるのであれば、フロントシートをリクライニングして身体を横たえる方法もあります。
しかし、その状態で熟睡するのは、多くの人にとって難しいでしょう。
狭い車内で座ったまま寝てしまうと、エコノミークラス症候群を発症してしまい、呼吸困難・失神といった症状に発展するリスクもあります。
そのため、車中泊を想定して車を選ぶ場合、最低限の条件として「足を伸ばして横になって寝られる」スペースを確保できる車を選ぶことが大切です。
足を伸ばして寝るためには、シートをフルフラットにできる(背もたれなどを倒すと平らなスペースができる)のが理想です。
そのような特徴を持つ車は、総じて車体も大きい傾向にあり、その分車内スペースを広くとれるのが特徴です。
多くの人がイメージするのは、いわゆるワゴン車やミニバンと思われますが、SUVや軽自動車にも車中泊向けの車はいくつか存在します。
結局のところ、シートを倒した際に人が横になれるスペースができれば、どんな車でも車中泊自体は可能といえるでしょう。
車種によっては、ラゲッジスペースを広げる形で、人が横になって寝られるスペースを作れるものもあります。
ただし、その場合は傾きや段差が生じることも多いため、眠れるように高さや凹凸を調整しなければなりません。
車種やグレードによっては、コンセント・USBポートなどを備えている車もあります。
PHEVのように、ガソリンに加えて大容量のバッテリーを搭載している車を選べば、エンジンをかけず停車している状態であっても、スマートフォンの充電や家電等の利用ができます。
暑い夏の時期はサーキュレーターを、寒い冬の時期は電気毛布を使えるため、車中泊できるシーズンの幅が広がります。
ただし、ガソリン車のように「エンジンを動かしている間だけ利用できる車」の場合は、駐車中に長時間エンジンをアイドリングすることで一酸化炭素中毒に陥るリスクがあることから、原則として走行中のみ電気が利用できます。
その他、特定の車種専用の車中泊グッズをメーカー側で用意している場合もあるため、新車購入と同時に車中泊ライフを楽しみたいならオプションをつけるのもおすすめです。
これから車中泊のために車を選ぶ場合、車中泊のどのようなメリットに注目するかによって、選ぶべき車が変わってきます。
以下、旅費節約・快適性・走行性能という観点から、車中泊入門者向けの車種について解説します。
車中泊をする第一の目的が「旅費の節約」にある場合、車を持つランニングコストや、走行時の燃費なども考慮して車を選ぶことが大切です。
そのような観点から車を選んだ場合、やはり維持費や燃費に優れる軽自動車が理想的です。
軽自動車と聞くと、人が足を伸ばして寝るのは難しいのではないかと考える人が多いかもしれません。
しかし、軽ハイトワゴンを選べば、車内スペースに高さがあるため車内で動きやすく、席をフルフラットにすることもできます。
また、軽自動車にもセダンタイプが存在しますが、こちらもシートアレンジ次第でフルフラット化が可能な車種が見つかります。
セダンタイプの中には、価格が安く抑えられているものもあることから、予算に応じて検討しましょう。
できるだけ安く旅行したいとはいえ、車の中ではゆったり過ごしたいと考えている人は、軽自動車のスペースでは足りないかもしれません。
軽自動車に不安があるなら、荷室が広くフラットなスペースが作りやすいタイプの普通自動車を選ぶことで、悩みが解決する可能性があります。
例えば、ミニバンを選んだ場合、席を倒してフルフラットにしても、まだスペースにゆとりがある車種は多いでしょう。
席を倒して生まれたスペースに、寝袋や毛布・旅行時の荷物などを収納すれば、モノが多い旅でも荷物を確保しやすいはずです。
さらにゆったりしたスペースを求めるのであれば、ワゴンタイプの車を選ぶことで、使い勝手がよく自由度の高い荷室スペースを居住用として使うこともできます。
旅先でアクティブにレジャーを楽しみたい人が車中泊をする場合、おそらく次の2種類の機能が特に重要なものとなるでしょう。
移動手段・睡眠場所の確保という2つの目的に特化して車を選ぶのであれば、ラゲッジスペースを倒してフルフラットな空間を作れる「ステーションワゴン」を選ぶのがおすすめです。
ステーションワゴンは、長尺のものを載せるのに適したスペースを備えていたことから、かつてはスキーに出かける際に利用されていたこともあります。
荷物を積めるスペースが、後部座席を倒すとそのまま寝床として流用できるため、ステーションワゴンは意外にも車中泊向けの仕様といえます。
その上で、実用性と走行性能を重視したセダンタイプの車をベースに作られていることから、走りの面でも安心して運転できます。
これから車中泊を始めるのであれば、車中泊をするメリットだけでなく、旅の目的から車種を選ぶのも良い方法です。
以下、一人旅、カップル・家族、趣味との両立といった観点から、車中泊入門者向けの車種について解説します。
主に「一人旅で色々なところを巡りたい」と考えている人にとっては、あまりに大きい車だと、出先で駐車場が見つからない可能性があります。
一人旅で車中泊をする場合、ある程度スペースが限られている車であっても荷室を確保しやすく、思い立ったらどこにでも行けるよう、軽自動車のSUVタイプを選ぶのがおすすめです。
軽自動車でSUVと聞くと、何となく狭そうな印象があるかもしれませんが、必ずしもそうとは言い切れません。
近年登場しているモデルの中には、前後の座席をたたんでフルフラットにできるものもあることから、試乗車がある場合は実際に寝転がってみて使い心地を確かめてみましょう。
また、SUVタイプは悪路走破性に優れたモデルも見つかるため、険しい道や雪道を走りたい場合も安心して運転できます。
カップルで車中泊にチャレンジする場合、最低限の条件として「大人2人が足を伸ばして寝られる」タイプの車が必要になるものと考えられます。
そのため、基本的にはミニバン・ステーションワゴンなど、足を伸ばして広々と寝られる車を選ぶとよいでしょう。
どうしても予算の都合で軽自動車を選びたい場合は、高さと幅が十分にある車種を選びたいところです。
具体的には、軽ハイトワゴン・軽1BOXといった車種を選び、一定のスペースを確保する必要があります。
家族で出かける場合、軽自動車で寝るとなると、2段ベッドになるようなベッドキットを使わなければ厳しいでしょう。
ベッドキットの利用は初心者向けとはいえないため、最低でもミニバン、可能であればロングボディの1BOXを選び、家族全員がしっかり寝られるスペースを作ることが大切です。
登山やフィッシング・秘湯巡りのように、主に自分の趣味のために車中泊をしようと考えている人は、寝床のほかに荷物を積めるスペースを確保することが重要になるでしょう。
よって、荷物を積む場所のほか、寝る場所を分けられるような広さがあると安心です。
ただし、せっかく趣味を満喫するために車中泊するのに、運転後に体力を回復できなければ、車中泊をする意味がありません。
よって、可能な限りフルフラットなスペースを作れる車を選びたいところです。
なお、積載する荷物が多い場合は、天井に収納ネットを装着できる車種を選ぶと、デッドスペースを有効に活用できます。
具体的な車種としては、軽1BOX・コンパクトミニバンなど、取り回しの良さと積載性・居住性を兼ね備えたものを選びたいところです。
ここまでお伝えしてきた通り、快適な車中泊をするためには、まず「快眠」を実現できる車種を選ぶ必要があります。
座席をフルフラットにして、眠れる空間を確保できるようにするためには、それなりにスペースを確保できる車を選ぶことが大切です。
よく「大は小を兼ねる」といいますが、快適な車中泊と車体の大きさには関連性があります。
寝床を作るのが苦手な人ほど、フルフラット化しやすくスペースが大きい車を選んだ方が、車中泊時の負担が軽くなるものと思われます。
しかし、大きいサイズの車を新車で購入する場合、予算が許さないケースも十分考えられます。
そこで検討したいのが、金融機関が提供する「金利が低いカーローン」です。
金融機関が提供するカーローンは、ディーラーや信販会社が提供するカーローンよりも、金利が低く抑えられています。
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新車・中古車で、車中泊に向いている車を購入しようと考えている人は、これを機会にクラウドローンの利用をご検討ください。
車中泊を楽しむためには、快適な睡眠スペースと設備が重要になります。
旅費節約なら軽自動車、快適性重視ならミニバン、走行性能重視ならステーションワゴンといったように、求めるメリットによって選ぶ車の種類も異なります。
また、一人旅、カップル・家族、趣味との両立など、旅の目的によっても最適な車種は変わってきます。
様々なケースを想定した上で快適な車中泊をしたい場合は、広い車を選ぶのが無難ですが、予算が限られる場合は低金利のカーローンも検討してみましょう。
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