2024年12月11日
近年販売されている車種の中には、カーナビが実質的に標準装備となっているものも多く、その機能も年々進化しています。
一昔前のカーナビには、単純なルート案内でさえナビゲーションがおぼつかない機種もありましたが、近年ではナビゲーション自体の性能向上はもちろん、ルート案内以外で運転に役立つ機能が数多く備わっています。
この記事では、最新カーナビに搭載されている機能や、備わっていると便利なおすすめ機能などを解説します。
目次
近年のカーナビは、一昔前のものよりも画面サイズが大きいだけでなく、より正確かつ有益な情報をドライバーに提供できるよう進化しているのが特徴です。
以下、最新カーナビの機能におけるトレンドについて、主なものをいくつかご紹介します。
カーナビは大画面化が進んでおり、かつては7インチが限界とされてきた画面の大きさは、8~10インチにまで大きくなっており、近年では12インチを超えるものも見られます。
その背景の一つとして、ディスプレイを本体から独立させた形状の「フローティングナビ」が普及したことがあげられ、フローティングナビを選ぶことには次のようなメリットがあります。
フローティングナビが登場する前まで、各メーカーは2DIN(178mm×100mm)という限られた規格の中でディスプレイを組み込むことに注力していました。
しかし、フローティングナビが登場したことにより、本体サイズを変えることなく大きなディスプレイを活用できるようになったのです。
VICS WIDEとは、FM多重放送やプローブ情報(走行中の多数の車から通信ネットワーク等を通じて得られる位置・速度などの情報のこと)を利用して、渋滞・交通規制などの道路交通情報を提供するサービスをいいます。
VICS WIDEに対応しているカーナビを利用することで、ドライバーは次のような便利機能を運転時に活用できます。
スマートフォンとの連携機能が備わっていることも、近年のカーナビのトレンドに数えられます。
カーナビがスマートフォンと連携できると、ドライバーにとっては次のようなメリットがあります。
なお、カーナビ機能が搭載されていない「ディスプレイオーディオ」を使用すると、スマートフォンの地図アプリをディスプレイに表示し、カーナビとして道案内を任せることもできます。
その他、最新カーナビに備わっている機能のトレンドとしては、「ハイレゾ音源対応」や「地図情報の無料更新」があげられます。
ハイレゾ音源とは、CDに入り切らないような原音を細かくデジタル化した音楽ファイル(音源)のことをいい、ハイレゾ音源対応のカーナビであれば、音源をUSBメモリやスマートフォン経由で再生できます。
地図情報の無料更新に関しては、残念ながら永年無料というわけにはいきませんが、商品によっては更新地図データを「3年間ダウンロード無料」としているものもあります。
最新の道路情報を一定期間無料で更新できるのは、車で出かける機会が多いドライバーにとってはありがたいはずです。
続いては、カーナビの最新機能について、具体的な機能の種類をジャンル別にご紹介します。
まずは、ドライバーへの車両・歩行者への警告や、居眠り運転に対する注意喚起といった、安全運転支援機能にスポットを当てて解説します。
ADAS(エーダス)とは、ドライバーの操作支援機能の総称で、日本語では「先進運転支援システム」の意味になります。
ADASを車両に実装する目的には、ドライバーのミスによる事故リスクの低減、運転負荷の軽減などがあげられます。
具体的な機能としては、センサーによる周囲の状況分析、ドライバーへの指示・警告、運転操作への関与などの機能がよく知られています。
前後のカメラで車両・歩行者などを認識した後、その存在をカーナビ画面上で警告するなどして、ドライバーの死角を補います。
ドライバーモニタリングとは、ドライバーの顔の向きや目の動きなどを検知し、居眠りや脇見運転を警告する機能をいいます。
ドライバーの顔をモニタリングするためのカメラがナビ右上などに備わっており、ドライバーのまたたき、あくび、目の閉じ具合、首の傾きなどを総合的に判断し、危険と判断された場合はブザーやメーター内表示などによって注意喚起する仕組みです。
警報は、主にドライバーが「眠気をもよおしている」場合や、何らかの理由で「脇見をしている」場合などに作動します。
カーナビの中には、運転中のドライバーに迫る様々な危機に対して、事前にアシストを行ってくれる機能を備えたものもあります。
例えば、交差点での右折時に前方車両が動いた際は、それにつられてアクセルを踏んでしまいがちですが、前方車両に隠れて見えない対向車が近づいていることも珍しくありません。
検知機能を備えたカーナビは、全国各地の事故が多かった場所をデータとして収録しており、そのような場面でも事故に遭いそうな地点で効果音による注意喚起を行います。
その他、信号の色の検知機能、前方車両発進検知機能などが備わっているものもあるため、愛車に搭載すればスムーズな発進や事故の予防に貢献してくれるでしょう。
AIやVR、ARなどに代表される最先端技術は、私たちの生活に様々な面で影響を与えていますが、カーナビに関しても例外ではありません。
カーナビに搭載された最先端技術は、ドライバーの運転がより便利になるよう、次のような形で活用されています。
AIの進化はめざましく、近年ではユーザーの質問に対して自然な対話形式で回答するチャットボットの存在に注目が集まっていますが、実は幅広いツールにAIは導入されています。
近年のカーナビを例にとると、スマートフォンにAI搭載のカーナビアプリをインストールし、そのスマートフォンと連携して使用するタイプのカーナビが知られています。
AI未搭載のカーナビとの違いとしては、「ドライバーとのやり取りから嗜好を学習できる」点があげられます。
最新の交通状況が把握できるのはもちろんのこと、渋滞・事故といったリアルタイムの情報をもとに迂回する、ドライバーの好みにマッチする観光施設・イベントなどを提案するなど、運転中のサポート充実が期待できます。
情報そのものの質だけでなく、ドライバーとのコミュニケーションという点においても、カーナビは進化を続けています。
音声でのやり取りについては、目的地検索から案内、運転中のルート情報確認などの場面で、より自然なコミュニケーションでの検索・ルート案内が可能となっています。
ドライバーの質問に端的に回答するだけでなく、目的地に到着するまでにかかる距離数と大まかな時間を伝えてくれるなど、いわゆる“助手席目線”でのきめ細かい案内が期待できます。
また、自分の選んだ道が正しいかどうかの確認や、案内を聞き逃してしまった場合の聞き直しなどができる機能が備わっているものもあります。
ARとは「拡張現実」のことで、現実世界にデジタル情報を重ね合わせて表示する技術のことを指します。
ARナビは「カーナビの画面の中に映っている実在する景色に対して、何らかのデジタル情報を付加して運転の質を高める」カーナビと考えてよいでしょう。
ARナビの画面上では、実在する景色に矢印などが投影され、より分かりやすい道路案内を受けられます。
ドライバーがカーナビの地図を確認していると、地図の向きがどうなっているのか混乱してしまったり、一部分を拡大させたりする際に手間がかかったりするケースは珍しくありませんが、ARナビなら画面表示の通りに曲がるだけですから、その分ドライバーとしてはルートの判断が楽になります。
ここまでご紹介してきたカーナビの機能は、ドライバーの運転効率化や事故リスク低減を目的とした機能が多く見られましたが、近年のカーナビにはそれ以外にも便利な機能が搭載されています。
以下、主なものをいくつかご紹介します。
ドライブ記録機能と運転分析機能は、機能の詳細はそれぞれ異なりますが、基本的には「ドライバーの走行距離や安全運転の度合いなどを計測し、継続的な安全運転を促す機能」と考えてよいでしょう。
ドライブ記録機能を備えたカーナビの中には、運転内容によってドライバーをランク付けするものもあり、アクセル・ブレーキ・ハンドル操作といった諸々の項目が個別に評価されます。
ちなみに、ドライバーの安全運転の度合いによって、保険料が一定の割合でキャッシュバックされるサービスもあるため、安全運転に自信がある方はチャレンジしてみることをおすすめします。
充電スタンド検索機能は、近年普及のタイミングが注目される「EV」に乗っているドライバーにとって、重要な機能の一つかもしれません。
EVはガソリンと違って充電に時間がかかるため、目的地に至るまでのルート・道中で充電できるスポットを計算に入れた上でドライブする必要がありますが、出先ではどこに充電スタンドがあるのか分からないケースも少なくありません。
充電スタンド検索機能があるカーナビを利用すると、ナビ画面上に充電スタンドがアイコンで表示されるため、視覚的にスタンドを確認しやすくなります。
カーナビによっては、バッテリー残量が少なくなる地点付近のEVスタンドを、自動で経由地として組み込む機能が搭載されているものもあります。
カーナビとドライブレコーダーは別々に取り付けるものと考えられていますが、カーナビの中にはオプション機能としてドライブレコーダーと連動できるものも販売されています。
ドライブレコーダーと連動できるカーナビの場合、カーナビの画面上でドラレコの映像確認や操作ができるという特徴があり、その点がそのままメリットにつながっています。
一般的なドライブレコーダーは、画面上に表示される動画のサイズが小さく、距離によってはバックミラーで目視できるような距離の車でさえ見えにくい場合があります。
しかし、ドライブレコーダーと連動していれば、大きな画面で録画した映像のチェックがしやすく、各種設定も行いやすいため便利です。
カーナビを選ぶ際、機能に注目して選ぶ場合は、次のような点に注目することをおすすめします。
ディスプレイのサイズ | 大きいサイズであればあるほど、大画面で地図も見やすくなるが、適合車種が限られるためすべての車には適さない |
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電話する機会の多さ | 取引先に電話する機会が多い人などは、ハンズフリー通話が可能なBluetooth対応ナビかどうかを確認する |
事故防止 | 事故のリスクを減らしたいのであれば、交通規制案内や各種検知、注意喚起などの機能が充実しているモデルを選ぶ |
操作性 | タッチパネルの反応は良いかどうか、複数の機能を同時に使っても処理速度が遅くならないかどうかを確認する |
また、自動車メーカーが用意している純正品を選ぶと、保証期間が長くなるなどのメリットがあります。
その一方で、純正ナビはメーカーの工場で取り付ける「メーカーオプション」であることから、原則として新車を購入しなければ手に入らないため、その場合はカーローンを組むことも検討する必要があります。
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最新型のカーナビは、画面が大きく設計されており、ドライバーの運転を助ける様々な情報を提供してくれる優れものとなっています。
スマートフォンとの連携機能を活用すれば、高音質の音楽を聴いたり、車にいながら動画を視聴したりすることができます。
安全運転支援機能、最先端技術を活用した機能など、よりドライバーが安全・快適に運転できるような機能も登場しています。
しかし、多機能モデルを購入しても自分が使いこなせなければ意味がないため、自分が運転する際にどのような機能があると嬉しいのか、購入前に機能をよく確認・検討することが大切です。
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