借入額や使う時期がまだ決まっていなくても、クラウドローンの公式FAQでは事前審査に申し込めると案内されています。ただし、結果には有効期間があり、申し込んだあとは金額も使いみちも変更できないため、先に予算の上限と借りる時期の目安を決めてから比較に進むほうが失敗しにくくなります。
この記事では、月々の返済額だけで決めずに、総返済額・金利・手数料・返済期間・自己資金・用途の6つを順に確かめて、予算を1つの数字に絞る手順を説明します。
目次
クラウドローンの公式FAQには「使いみちが具体的に決まっていなくても申し込めますか?」という質問があり、金額や時期が確定する前でも事前審査を受けられ、借入可能額の目安を把握したうえで検討を進められると回答しています。借りられる額の目安がわからないまま計画を立てるより、目安を知ってから考えたい人にとっては使える仕組みです。
一方で、ヘルプセンターには次のような説明もあります。
さらに公式サイトには、保証会社が行う事前審査は信用情報機関に記録が残るという注記があります。時期がかなり先なのに申し込むと、結果の有効期間が切れて申し込み直すことになり、記録も重なります。未定の状態で申し込めることと、今申し込むのがよいことは別だと考えてください。事前審査の連絡や記録の詳細は事前審査の連絡と信用情報の記事にまとめています。
予算は「借りられる額」ではなく「返し終えるまで無理なく払える額」から決めます。次の順に数字を埋めていくと、比較に使える1つの金額にたどり着けます。
最初に、何に使うかを1つに絞ります。クラウドローンでは車・バイク、教育、リフォーム、引越し、医療・介護などの用途ごとに申し込み、申込み後に用途は変えられません。複数の目的をまとめたい場合も、どの用途で申し込むかを決めておく必要があります。
次に、本体価格だけでなく付随する費用を足します。車なら登録諸費用や保険、教育なら入学金と授業料の納付時期、リフォームなら工事費と仮住まいの費用などです。見積書がなくても、販売店や学校の公開価格から概算を出しておきましょう。
必要な総額から自己資金を引いた額が、借りる額の候補になります。貯蓄を全部入れると借入額は減りますが、急な出費に備えるお金がなくなります。生活費の数か月分など、手元に残す額を先に決めてから、残りを頭金に回すと考えると判断しやすくなります。
同じ金額でも、返済期間を延ばすと月々の返済は下がり、総返済額は増えます。車なら次の買い替え時期、教育なら卒業までの年数など、使い終わる時期より前に返し終えるかどうかも目安になります。
実際に適用される金利は審査を経るまでわかりません。予算の段階では、低めと高めの2つの金利で計算しておくと、提案が届いたときに比べやすくなります。
保証料、事務手数料、繰上返済の手数料、口座開設の有無などは、商品ごとに異なります。保証料が金利に含まれている商品もあれば、別にかかる商品もあります。クラウドローン経由で提案が届く金融機関では口座開設が必要で、本人名義の既存口座があればそのまま使えるとヘルプセンターに書かれています。
最後に、計算した月々の返済額を家計簿に当てはめます。ボーナス払いを組み合わせると月額は下がりますが、ボーナスが減った年の負担が重くなります。月々の返済だけで払いきれる額を基準にしておくと安全です。
クラウドローンの公式サイトでは、300万円を5年(60回)、元利均等、ボーナス返済なしで借りた場合の返済例が示されています。月々の返済額は公式サイトの表示、総返済額はそれを60倍した編集部の概算です。
| 金利(年) | 月々の返済額 | 総返済額(概算) | うち利息(概算) |
|---|---|---|---|
| 1.9% | 約52,452円 | 約314.7万円 | 約14.7万円 |
| 2.8% | 約53,640円 | 約321.8万円 | 約21.8万円 |
| 3.1% | 約54,039円 | 約324.2万円 | 約24.2万円 |
| 8.4% | 約61,405円 | 約368.4万円 | 約68.4万円 |
出典:月々の返済額はクラウドローン公式サイトの返済例。総返済額と利息は編集部の計算で、実際の返済額は端数の処理や初回の利息計算により異なります。
1.9%と8.4%を比べると、月々の差は約9,000円ですが、5年間の総額では約53.7万円の差になります。月額の差が小さく見えても、総返済額で見ると判断が変わることがあります。
次の表は、金利を年3.0%と仮定し、元利均等・ボーナス返済なしで借入額と期間を変えた編集部の試算です。3.0%は計算のための仮定で、実際に適用される金利ではありません。
| 借入額 | 5年の月額 | 5年の利息 | 7年の月額 | 7年の利息 |
|---|---|---|---|---|
| 200万円 | 約35,937円 | 約15.6万円 | 約26,427円 | 約22.0万円 |
| 250万円 | 約44,922円 | 約19.5万円 | 約33,033円 | 約27.5万円 |
| 300万円 | 約53,906円 | 約23.4万円 | 約39,640円 | 約33.0万円 |
出典:編集部の試算(年3.0%は仮定、元利均等、ボーナス返済なし)。
たとえば250万円を7年で借りると、月額は5年より約1.2万円下がりますが、利息は約8万円増えます。「月額が下がるから7年」と決める前に、この8万円を払ってでも月々の余裕を取りたいかを考えてみてください。逆に、自己資金を50万円増やして200万円を5年で借りれば、月額は250万円・7年より約2,900円高くなるものの、利息は約12万円少なくなります。
ここまでの項目を、車の購入を例にまとめると次のようになります。数字はすべて仮定です。
この例では、金利が4%でも月々の上限5万円に収まるため、250万円・5年を予算として比較に進めます。上限を超える場合は、借入額を下げるか、期間を延ばすか、購入する車を見直すかを選びます。返済額は、ANDLOANのマイカーローン比較シミュレーターでも条件を変えて確かめられます。
予算と時期が決まれば、あとは実際に借りられる金利で比べる段階です。広告に出ている金利には幅があり、自分に適用される金利は審査を経るまでわかりません。広告の金利と提案・本審査・契約の金利の違いは金利が確定する時点の記事で解説しています。
予算の上限と借りる時期が決まり、資金が必要な日が近づいてきた人は、クラウドローンで事前審査を受け、届いた提案の金利を自分の予算と照らし合わせる方法があります。入力前に用意するものは登録前に準備するもので確認してください。
事前審査を通過しても融資は保証されず、提案された金利や借入可能額は金融機関の本審査で変わる場合があります。借りられる額が予算を上回っても、予算より多く借りる理由にはなりません。
公式FAQでは、金額が確定する前でも事前審査で借入可能額の目安を把握できると案内しています。ただし申込み後は希望金額を変えられず、信用情報機関に記録も残ります。先に返せる額の上限を決めてから申し込むほうが、判断がぶれません。
ヘルプセンターでは、入金希望日の1か月以内(マイカーローンは3か月以内)になってから申し込むよう案内しています。結果の有効期間も同じ長さのため、半年先なら時期が近づいてからで間に合います。
ヘルプセンターでは、通過後に金額を変えたい場合は提案のあった金融機関に申し込み、その金融機関の審査手続きの中で伝えるよう案内しています。増額は再審査になる場合があります。
収入や家族構成、ほかの借入によって変わるため、一律の基準はありません。この記事の記入例のように、家計で払える上限を先に決め、高めの金利でも収まるかを確かめてください。
調査日:2026年11月4日
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