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マイカーローンの仮審査・本審査とは?流れを知って賢く利用しよう!

「新しい車を買いたい、でも今すぐまとまったお金を用意するのが少し難しい。」そんな時に便利なのがマイカーローンの利用です。車を購入する方法としてはかなり一般的になっているといえますが、マイカーローンを利用するためには、ローン審査に通る必要があります。このローン審査には、大きく仮審査と本審査というものがあります。今回はこの2つの審査について詳しく説明していきます。

マイカーローンの仮審査と本審査の違いは?

まずは、マイカーローンの仮審査と本審査についてそれぞれ簡単に説明をいたします。

マイカーローンの仮審査とは?

マイカーローンの仮審査とは、実際の信用情報をもとに審査する本審査とは違い、事前に返済能力があるかどうかを簡易的にチェックするための審査です。マイカーローンを利用したいけれども、ご自身の年収や職業やローンの借り入れ状況などにより、ローンの審査に通るかどうか心配な時は、まずは仮審査に申し込んでみて判断をしてみるとよいでしょう。仮審査のチェック項目は、主に、申し込み時に利用者が提供する以下の情報を元におこなわれます。

  • 基本情報(名前、年齢、住所など)
  • 職業
  • 年収
  • 借入れ金額、借入れ期間
  • 現在の他の借入れ状況

仮審査はあくまでも簡易的なチェックを目的としているために、基本的には必要となる書類などはありません。

注意すべき点としては、あくまでも仮審査なので審査に通ったとしてもそれで本審査にも通るとは限りません。

また、仮審査の段階で信用情報が必要になる金融機関もあります。最近ではほとんどのマイカーローンの仮審査をインターネットで申し込むことが可能です。ローンを利用する際の判断の目安として、まずは気軽に仮審査に申し込んでみてよいといえます。

マイカーローンの本審査とは?

簡易的な審査である仮審査に対して、実際にマイカーローンを利用するために通る必要のある審査が本審査です。仮審査では特に必要な提出書類はありませんでしたが、本審査では実際の信用情報の照会が必要になり、利用者が申告した情報が本当に正しいのかどうかを確認するための書類の提出も必要になります。本審査に通れば、借入れ可能な金額と金利も確定して、実際にマイカーローンの利用が可能になります。一般的に、マイカーローンに必要な書類は以下になります。

  • 本人確認書類(免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
  • 収入を証明できるもの(源泉徴収票、所得証明証、確定申告書等)
  • 資金使途確認書類(車を契約書や見積書など)

その他、ローン会社によっては口座の通帳や印鑑証明などが必要になる場合もあります。本審査では、なによりも信用情報の照会が重要なため、金融会社によってはそれぞれが加盟している信用情報機関であるCIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)などで、過去の事故履歴などをチェックされることがほとんどです。

マイカーローンで仮審査をする理由は?

マイカーローンの仮審査と本審査について説明しましたが、ローンを利用する際には、まずは仮審査に申し込むことをおすすめします。その理由は、仮審査と本審査の大きな違いのひとつに、ローン審査結果の履歴が信用情報機関に残るかどうかという点にあります。

例えば、いきなりマイカーローンの本審査に申し込んで、審査に通らなかったとします。その場合、ローンに落ちたという情報は各信用情報機関に記録されてしまいます。 一度でもその情報が記録されてしまうと、その後の別のローン審査にも影響が出てくる場合があります。一方、仮審査に申し込んだ場合で、仮に審査に通らなかったとしても、それはあくまでもローン会社内だけの情報として信用情報機関に履歴が残ることはありません。このように信用情報の扱いの違いがあるため、いきなり本審査で申し込むのではなく、まずは複数の会社で仮審査に申し込んでみて、自分が借りられる金額目安を把握しつつ、一番条件のよいマイカーローンを探すというのが賢い利用方法といえます。

また、仮審査が通らなかったときに、別の返済方法を検討したり、借入額の目安を知る事で頭金や返済期間、ローンの回数の見直しができるというメリットもあります。

マイカーローンの審査の流れ

ここで、一般的なマイカーローンの審査の流れを順を追って説明します。

1. 仮審査申し込み

現在、仮審査はインターネットで申し込みができるところがほとんどで、わざわざ銀行の窓口などにいく必要はありません。仮審査の基準は金融機関によって様々ですが、車種が決まってなくても申し込めるなど、比較的気軽に申し込みが可能です。仮審査の結果は、金融機関より大体1営業日から3営業日程度で、利用者が指定した方法で連絡がきます。

2. 本審査

実際に購入する車種が決まったら、必要書類を用意して本審査に申し込みをします。本審査もインターネットで申し込めるところが増えてきました。仮審査と同様、本審査も金融機関ごとの基準で審査されます。上述の通り、仮審査とは違い本審査では、収入を証明する書類やお金の利用使途を証明できる契約書などの提出が必要です。金融機関による本審査の結果が出るまでには、1週間から2週間程度を想定しておきましょう。

3. 契約

本審査が通れば契約となります。基本的に契約まですべてインターネットで完結できます。手続き完了後、借入金が指定の銀行口座に振り込まれ、そのお金を車の販売店に支払うことで車を購入することができます。その後、月々の返済が開始されます。

マイカーローンの仮審査に落ちてしまった時はどうする?

マイカーローンの仮審査は信用情報の照会をしていないことが多いので、仮審査で落ちるといった時は仮審査時に入力した年収や年齢、資産状況などがクリアできなかった可能性が高いと思われます。年収に対して申し込み金額が大きすぎたというケースも多いので、申込金額を下げて再申請してみてもよいでしょう。ただし仮審査に落ちた場合はもちろん本審査にすすめませんので、ローン以外の方法も早めに検討するべきです。

マイカーローンの仮審査に通っても本審査で落ちることはある?

マイカーローンの仮審査に通ったからといって、マイカーローンの利用が可能になるわけではありません。仮審査に通ったとしても本審査に通らない場合があるので注意が必要です。詳しく説明します。

仮審査に通っても必ず本審査に通るわけではない?

仮審査に通っても本審査に落ちる場合があるというのは上述の通りです。その理由としては、仮審査はあくまでもローンが利用可能かどうかの目安としての審査のため、実際の利用者の信用情報を確認していません。一方で、本審査では信用機関が記録している信用情報を確認するため、その信用情報に問題があった場合は、仮審査に通っていたとしても本審査には通らないことがあるのです。また、仮審査時に申告した職業や収入、車の購入金額等の情報と、本審査で申告した内容が違っている場合には通らないことがあるので注意が必要です。

仮審査に通ったのに本審査に落ちる原因として考えられるもの

では、具体的には、どのような場合に本審査に通らなくなるのでしょうか?

大きな要因として考えられるのが、信用情報機関に金融事故履歴が記録されている場合です。

仮審査と違い、本審査では信用情報機関に記録されている過去の履歴を確認します。そのため、過去にクレジットカードやローンの支払いの遅れがあったり返済できなかったことがある場合は審査に通りにくくなりますし、携帯電話やクレジットカードなどの契約をサービス提供会社から強制的に解約された履歴がある場合なども、審査に落ちる可能性が高くなります。

また、過去に自己破産や任意整理などの経験がある場合も審査に通ることが難しいといえます。例えば、家賃や公共料金、携帯電話などの支払いは、忘れてしまっていて支払いが遅延してしまうことがあると思います。数回遅れる程度では審査に影響してくることはありませんが、回数が増えてくるとやはりこちらも信用機関にマイナスの情報として記録されます。

ほかのケースとしては、仮審査時に申告していた年収と必要書類に記載されている年収が違っていたり、車両価格が違っていた場合なども本審査で落ちてしまうことがあります。本審査時に、仮審査時にはなかった別のローンの返済が発生している場合も本審査に通らない原因となります。

マイカーローンの本審査に通る確率を上げるには?

マイカーローンの本審査に通過するためには、日ごろから自分の信用情報に問題がないように心がけることが大前提ではありますが、本審査を通過するための確率をあげるにはどのような方法があるのでしょうか?

借入金額を減らす

まず、購入する車の金額を下げるというのが1つの方法です。ローン審査は、返済金額に対する返済能力で審査されるため、その返済金額が低ければ審査に通りやすくなります。どうしても本審査に通過したい場合は、一旦欲しい車は諦めて、車種のグレードをさげるなどで車両購入価格を下げることを検討してもよいかもしれません。また、最初のローンの頭金を多く支払うことで、それ以降の返済金額を下げることができれば、審査にも通りやすくなります。もしお金に余裕がある場合などには、こちらも検討してみましょう。

他社からの借入を減らす

また、新しく利用したいローンの他に、すでに複数のローンの支払いが発生している場合には、ローンの利用限度額をオーバーしていることで本審査に通らないケースがあります。もし可能であれば、他のローンを完済してからローンの本審査に申し込みましょう。クレジットカードのキャッシング枠もローンの審査に影響します。こちらも利用限度額を減らしたり、利用自体を解約することで本審査に通りやすくなることがあります。

マイカーローンの本審査に落ちてしまったら

「マイカーローンを利用して車を購入したかったのに、残念ながら本審査に落ちてしまった。」そのような場合はどうすればいいのでしょうか?考えられる対応方法を説明します。

別のマイカーローンに申し込む

マイカーローンの本審査に落ちてしまった場合、再度他のローン会社に仮審査から申し込む方法があります。ローン会社によって審査の基準が違ってきますので、審査に通る可能性があります。ただし、一度本審査に落ちているので、上述の通り、例えば購入車種のグレードを下げたり、頭金を増やすなどにより返済金額を減らしたり、別のローンを完済してから申し込むなどの対策をすることをおすすめします。

銀行系マイカーローンの本審査に落ちた場合はディーラーローンを検討

銀行系のマイカーローンの本審査に通らなかった場合なら、ディーラーローンに申し込み直してみることもひとつの方法です。特に中古車を中心に、ディーラーローンは、銀行系ローンと比較して金利が高い分、比較的審査に通りやすいのが特徴です。また手続きの手間も少なく、審査にかかる期間も銀行系ローンと比較して短いです。金利が高いという点や、ローンが完済されるまでは車両の所有者名義が自分にならないなどのデメリットもありますが、銀行系ローンの審査で落ちてしまった場合には、ディーラーローンを検討してみてもよいかもしれません。

マイカーローンの本審査に通るために仮審査を活用しよう

以上、マイカーローンの仮審査と本審査について説明してきました。ローンを利用する際に特に大切なポイントとしては、いきなり信用情報機関に履歴が記録されてしまう本審査に申し込むのではなく、まずは、複数のローンの仮審査に申し込んでみて、自身がどの程度の内容のローンの利用が可能かどうかを把握してから、具体的に本審査に進むようにすることです。また、マイカーローンに限らず、ローンを利用するにあたっては、日ごろより自身の信用情報にマイナスの履歴が着かないように気をつけておくことがとても重要になります。


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