2023年05月09日
マイカーローンを契約するためには、本人確認書類や収入証明書類、用途確認書類など複数の書類が必要です。不備があると手続きが遅れるため、スムーズに契約するには前もって準備しておくことが大切です。この記事では、必要書類の種類や具体的な書類名のほか、提出のタイミングや提出方法、注意点を解説。マイカーローン選びにおすすめのサービスも紹介しますので、マイカーローンを検討中の方はぜひ参考にしてください。
目次
銀行系ローン | ディーラーローン | |
金利 | 低め | 銀行系より高め |
審査 | 厳しい | 比較的通りやすい |
借入までにかかる期間 | 数日~2週間 | 数日程度 |
所有権 | 購入者 | 販売店 |
用途 | 車の購入のほか、修理や車検、免許の取得などに利用できるものもある | 自動車本体とオプションのみ |
マイカーローンは使いみちを自動車関係に限定したローンです。マイカーローンには、銀行や信用金庫などの金融機関が取り扱う「銀行系ローン」と、自動車販売店が提携する信販会社の提供する「ディーラーローン」の2種類があります。
それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。
2023年5月現在、銀行や信用金庫などのマイカーローン金利相場は1~4%で、ディーラーローンに比べて低めです。金利が低いぶん審査は厳しめで、借入までにかかる期間も長めです。
用途はディーラーローンに比べて広く、自動車購入時の税金や登録費用などにも利用できます。
ディーラーローンの金利相場は4~8%で、銀行系ローンに比べると金利は高めです。審査は通りやすい傾向にあり、銀行系ローンの審査に落ちた方でもディーラーローンなら借りられる場合もあります。
自動車販売店で契約できるため、自分で借入先を探して申し込む必要がなく、手続きは簡単です。また、販売店で取り扱っていることから、資金使途確認書類や支払済確認書類も不要です。
ただし、ローンを完済するまでの車の所有権は、購入者でなく販売店にあります。このため、万が一支払いが滞った場合は車を引き上げられてしまうリスクがあります。
マイカーローンには、本人確認書類をはじめとした複数の必要書類があります。不備があると手続きに遅れが生じるため、あらかじめ確認して準備しておきましょう。
ここからは、主な必要書類を種類ごとに説明します。
マイカーローンに限らず、ローンを契約するためには本人確認できる公的な書類が必要です。
主な本人確認書類は次の通りです。
基本的に運転免許証など顔写真入りの本人確認書類を提出します。健康保険証など顔写真のない書類を利用する場合は、住民票や公共料金(携帯電話以外)の領収書などが別途必要です。
また、顔写真入りの本人確認書類のほかに、勤務先確認のために健康保険証の提出を求められることもあります。
マイカーローンの審査では、借入額が収入に対して適正か判断するため、年収や所得がわかる書類が必要です。
収入を証明できる主な証明書は次の通りです。
直近の源泉徴収票や住民税決定通知書などが手元にあれば、収入証明書類として利用できます。紛失してしまった場合は、会社員は市区町村で所得証明書を、自営業の方は税務署で納税証明書を発行してもらいます。
マイカーローンは使いみちを自動車関係に限定しているため、用途や金額を確認するための書類が必要です。
主な資金使途確認書類は次の通りです。
資金使途確認書類は、申込者の氏名、購入金額、販売店名が記載されている必要があります。なお、ディーラーローンは販売店で申し込むため資金使途確認書類は不要です。
銀行系ローンでは、借入金を申告した用途通りに使ったことを証明するために、支払済確認書類の提出を求められることがあります。
主な支払済確認書類は次の通りです。
必要かどうかは銀行により異なるため、契約時に確認しておきましょう。なお、ディーラーローンは信販会社から販売店に直接振り込まれるため、支払済確認書類は不要です。
上記以外には、返済に使う口座の通帳や保証会社の契約に関する書類などが必要です。銀行系ローンは契約する銀行の口座がないと利用できないため、持っていない方は契約までに開設しておきます。
また、銀行系ローンで車を購入する場合は、名義登録のための印鑑証明が必要です。ほかにも書類の提出を求められることがあるため、あらかじめ確認して揃えておきましょう。
銀行系ローンは、車の購入だけでなくほかのマイカーローンからの借り換えにも利用できます。返済中のローンより低金利のローンに借り換えれば、返済額を減らせる場合もあります。
借り換えに利用する場合は、残債額確認のための返済中のマイカーローンの明細表や車の名義確認のための車検証の写しが必要です。また、借入金で完済したことを確認するために、残高一括支払明細書などの提出を求められることもあります。
マイカーローンの必要書類を提出する方法は、手渡しまたはWEBでのアップロードが一般的です。最適な方法を選び、確実に提出しましょう。
自動車販売店や銀行窓口など対面でマイカーローンを申し込む場合は、担当者に直接渡すのが一般的です。その場で書類に不備がないか確認してもらえるうえ、疑問点などを確認しながら手続きできます。
WEBからマイカーローンを申し込む場合は、スマホのカメラなどで必要書類を撮影し、アップロードして提出するのが一般的です。24時間いつでも提出でき、書類提出のために出かける必要がないのは、忙しい人にとって大きなメリットといえます。
ただし、手ぶれやピントが合っていないなど不鮮明な場合は再提出を求められることも。画像を拡大し、確認してから提出しましょう。
手渡しとアップロードのどちらの方法でも提出できない場合は、郵送やFAXも利用できます。
郵送は書類が届くまで日数がかかるため、急いで契約したい場合は避けましょう。また、再提出になると手続きに遅れが生じるため、書類に不備がないか慎重に確認してから郵送します。
FAXは書類の印字が薄いと不鮮明な状態で送信されてしまいます。はっきり濃く記入したり、読み込みの濃度を調節するなど、工夫したうえで送信しましょう。また、マイカーローン必要書類は重要な個人情報が多く記載されているため、送信先を間違えないことも大切です。
マイカーローンの必要書類について注意したいポイントをまとめました。スムーズに契約するために確認しておきましょう。
マイカーローン仮審査の有効期限は金融機関によって異なります。3ヵ月の場合が多いですが、1ヵ月や2ヵ月、長い場合は半年の場合もあります。期限を過ぎると再度申し込みが必要になるので、期限を確認したうえで入手に時間がかかる書類は早めに準備しておきましょう。
マイカーローンは決められた用途以外に使うことを防ぐため、見積書や契約書などの資金使途確認書類が必要です。提出後に車種やグレード、オプションなどの変更があった場合は速やかに報告しましょう。
また、マイカーローンの審査では、勤務先の確認のために電話で在籍確認をおこないます。職場で異動があった場合は連絡先の変更を連絡しておくとスムーズです。なお、契約までに退職してしまうと審査の通過が困難になります。転職や独立を考えている場合、退職は契約が完了してからにしましょう。
マイカーローンは基本的に保証人が不要ですが、年齢や収入、勤続年数などによっては保証人を求められる場合もあります。保証人を立てる場合は保証人の本人確認書類や収入確認書類も必要となるため、保証人を依頼する際に書類の準備もお願いしておきましょう。
マイカーローンの申し込みから契約は、上の図のような流れで進むのが一般的です。書類がいつ必要になるのか知るために、車の購入を例に契約までの流れを確認しておきましょう。
購入したい車が決まったら、ローンの借入額や返済期間を決定して仮審査を申し込みます。仮審査では書類の提出は不要で、主に次のような内容を申告します。
仮審査の申し込みは1社に絞り込む必要はありません。できるだけ条件の良いマイカーローンを探すために、複数のローン会社に申し込みましょう。
仮審査はコンピューターを使って機械的におこなわれ、結果は数日中にメールや電話などで通知されます。仮審査の有効期限を確認し、期限に間に合うよう必要書類を集めます。
借入先を決定し、必要書類を提出して正式に申し込みます。提出する書類は主に次の3種類です。
このほかに必要書類を求められることもあります。確認したうえで、不備がないよう提出します。
本審査では、申告内容や提出書類、信用情報を人の手で細かくチェックしたり、電話による在籍確認をおこないます。審査結果は数日から1週間程度でメールまたは電話により通知されます。
審査に通過したらローン契約を結びます。手続きが完了すると、数日中に指定口座に借入金が振り込まれます。振込先は銀行によって異なり、販売店の口座の場合と契約者の口座の場合があります。
契約者の口座に振り込まれた場合は、借入金を販売店に支払って車を購入します。また、借入金を申告した用途通りに使ったことを証明するため、後日、振込受取書や領収書などの支払済確認書類を提出します。
多くの銀行のマイカーローンは、申し込みから契約までWEBで完結可能です。必要書類の提出もスマホでできるので、窓口への提出はもちろんコピーやポストに投函する手間も不要。24時間365日いつでも提出できるので、忙しい人にぴったりです。
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マイカーローンの契約には、複数の書類が必要です。入手に時間がかかる書類もあるため、前もって準備したうえで申し込みましょう。また、書類に不備があると再提出が必要になります。スムーズに契約するために、必要書類と記入内容をしっかりチェックしてから提出しましょう。
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マイカーローン契約には複数の書類が必要ですが、書類の不備が手続きを遅らせる可能性もあります。事前に必要書類を準備し、慎重にチェックしてから提出しましょう。また、銀行系とディーラーローンの特徴を理解し、自分に最適な選択肢を見極めることが重要です。借り換えを考える場合は、返済中のローンの明細や名義確認書も準備しましょう。早めの準備と正確な提出がスムーズな契約につながります。