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大型免許の教習費用は合宿と通学どちらが安い?免許取得までの流れや費用の支払方法を解説

物流の2024年問題により、ドライバーの待遇が改善される可能性が高いことから、大型免許を取得して転職やキャリアアップを考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、大型免許を取得する方法からはじまり、教習場所として合宿と通学のケースを比較しながら、合宿免許の流れ、教習料金の支払い方法も紹介します。これから大型免許の取得を考えている人は、ぜひ参考にしてください。

目次

大型免許を取るとどんな車が運転できる?

大型免許とは、「大型自動車」に分類される車を運転できる免許のことで、正式名称を「大型自動車第一種免許」「大型自動車第二種免許」といいます。大型免許を取得すると、車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上、乗車定員30人以上の大型車両が運転できます。具体的には、トラック、ダンプカー、タンクローリー、ミキサー車やバスなどが該当します。ただし、旅客を乗せる業務として運転する場合は、大型自動車第二種免許が必要になります。

大型免許取得には要件がある

大型免許を取得するには、以下のような条件があります。

  • 普通自動車免許・準中型免許・中型免許・大型特殊免許のいずれかを所持していること。
  • 上記の運転経歴が通算3年以上あること。免許停止の期間がある場合は、その期間を除いて3年以上経過していること。
  • 両眼で0.8以上、かつ片眼で0.5以上の視力があること。
  • 奥行知覚、聴力、色彩識別などの検査をクリアしていること。
  • 自動車の運転に支障をきたす身体障害がないこと。

大型第二種免許の取得に必要な運転経歴は、大型第一種免許と同じく通算3年です。そして、大型第二種免許は、大型第一種免許を所有していなくても、取得することができます。

2022年5月施行の改正道路交通法により、大型免許・中型免許・二種免許の受験資格が緩和され、受験資格特例教習を受けることによって「19歳以上、経験1年以上」であれば受験可能になりました。年齢要件と経験年数要件を同時に引き下げる「年齢・経験課程」のほか、年齢の条件は満たしているけれど経験年数が足りない場合は「経験課程」を、年齢を満たさない場合は「年齢課程」を受講します。

大型免許を取る方法は教習所または一発試験

大型免許の取得方法には「教習所利用」と「一発試験」の2つがあります。

「教習所」では技能教習や学科教習を受講し、卒業検定に合格した後、運転免許試験場で適性検査のみの本試験を受けます。免許取得までの期間は、すでに持っている免許の種類によって変わりますが、普通免許所有の場合で2〜4週間程度です。注意点としては、AT限定所有者は限定解除か専用プランが必要になることです。

「一発試験」の場合は、適性検査と仮免許試験後に路上練習を10時間以上行い、本試験を受験します。そして本試験の合格後、取得時講習を受けることで大型免許を取得できます。一発試験の費用は教習所よりも安く抑えることができます。

大型免許の教習は通学と合宿から選べる

大型自動車は通常の自動車と取り扱いが異なるため、初回で合格することは難しいと考えられています。教習所を利用する場合の合格率は9割以上であるのに対し、一発試験では約3割程度と低いため、確実に免許を取得したい場合は教習所の活用が望ましいでしょう。

普通免許と同様に、大型免許の教習も通学と合宿から選べます
通学教習のメリットは、自分のペースで大型免許を取得でき、まとまった休みが取れない人にも向いています。一方、合宿教習のメリットは短期間で取得可能なところ、通学よりも費用を抑えられるところです。

合宿で大型免許を取得するメリット

大型免許をより確実に取得するには、教習所に通う必要があり、教習所には通学と合宿があることが分かりました。では、合宿で大型免許を取得する場合には具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

合宿教習は費用を抑えて大型免許が取得できる

通学教習の場合、教習費用に加えて毎日の交通費が別途かかり、総費用がかさむケースもありますが、合宿での免許取得は学校により異なりますが、行き帰りの交通費と宿泊費が含まれているケースがほとんどで、総費用が通学よりも2〜5万円ほど安く済むことが一般的です。

合宿教習は短期間で大型免許を取得できる

通学教習との一番の違いは、免許取得までの期間です。通学教習では、大型教習車両の台数が少なくて予約が取りにくいケースもあり、普通免許所持の場合で2〜4週間程度、中型免許所持でも2週間前後かかります。一方、合宿教習では、決められたスケジュール通りに教習が進むため、普通免許所持で2週間程度、中型免許所持なら1週間程度と、短期間で取得できます。

通学可能な範囲に大型免許の教習所が無くても合宿なら免許が取れる

また、大型免許の教習を行う教習所は普通免許に比べて限られるため、地域によっては自宅の近くに教習所がない、もしくは長時間の通学時間が必要になる場合もあります。そんな時は、一度足を運んでしまえば日々の通学の心配がない合宿免許の方が適しているでしょう。

合宿教習なら大型免許以外の免許もセットで取得できる

一部の合宿教習所では、大型免許に加えて荷役で使うフォークリフト、大型特殊免許、けん引免許、玉掛け免許などを同時に取得できる施設もあります。追加費用はかかりますが、セットで取得すれば費用が割引され、時間も有効に活用できます。これにより仕事の選択肢が広がり、今度の就職や転職において有利に働く可能性があります。

合宿で大型免許を取得する流れ

実際に合宿で大型免許を取得する場合、具体的にはどのような流れで免許取得まで進んでいくのでしょうか。ここでは、順を追って詳しく解説していきます。

合宿で大型免許を取得する流れ①申し込み

大型免許を取得する合宿教習所を決めて、申し込みをします。教習所によって取得可能な免許の種類が異なるため、自分が取得したい免許の取り扱いがあるか、しっかり確認しましょう。

合宿で大型免許を取得する流れ②適性検査

まずは視力や聴力、色彩の識別能力、動作の速さや精度、性格のタイプなどを測る適性検査を受けます。適性検査の項目には、視力など入校の可否に関わるものもあるので、入校資格については予めよく確認しておきましょう。適性検査で問題がなければ、教習に入ります。

合宿で大型免許を取得する流れ③第一段階

教習は第一段階と第二段階に分かれており、第一段階では大型車両の基礎的な操作方法を学びます。まずは先行学科で運転前の準備、運転することに伴う社会的責任といった「運転者の心得」を学んでから、技能教習と残りの学科教習を受けます。

技能教習では具体的に、乗り降りや運転姿勢、発進と停止、カーブや坂道の走行、交差点の通行などの教習内容があり、所有する免許の種類により受講時限数が異なります。
学科教習では、標識、安全な速度や車間距離など路上で運転するための知識を学習していきます。

合宿で大型免許を取得する流れ④仮免許試験

仮免許を取得するためには、修了検定(技能試験)と仮免学科試験に合格する必要があります。まずは、技能を問う修了検定を受けて合格したら、仮免学科試験を受けます。仮免学科試験にも合格すれば、仮免許を取得できます。仮免許を取得したら、次は路上教習のある第二段階に進むことができます。

合宿で大型免許を取得する流れ⑤第二段階

第二段階では、実践的な運転方法を学びます。技能教習は自動車教習内ではなく公道で実施します。路上での進路変更、歩行者の保護、縦列駐車など、実際の交通状況に合わせた運転操作を学びます。学科教習も、路上を走るうえで重要な実践的知識、応急救護なども学習していきます。第二段階が中盤に差し掛かると、技能教習と学科教習を組み合わせた「危険予測ディスカッション」も行われます。

合宿で大型免許を取得する流れ⑥卒業検定

第二段階を終えたら卒業検定を受けます。卒業検定は技能試験のみで、路上の課題と所内の課題があります。この試験に合格すれば教習所卒業となり、卒業証明書が交付されます。卒業証明書の有効期限は1年なので、自動車学校卒業後はすぐに学科試験を受けるのがおすすめです。

合宿で大型免許を取得する流れ⑦学科試験

教習所を卒業したら、卒業証明書と必要書類を持って自宅近くの運転免許試験場へ行き、本試験を受けます。本試験には適性検査と学科試験があります。なお、一発試験の場合は技能試験もありますが、自動車教習所の卒業者は実技は免除されます。学科試験に合格すると、晴れて大型免許を取得できます。

合宿での大型免許取得にかかる費用

合宿で大型免許取得にかかる費用は、現在持っている免許の種類によって異なりますが、普通免許所持の場合で約30万円程度かかります。

保有している免許の区分費用相場最短日数
普通自動車免許30万円程度13日
準中型免許25~35万円程度12日
中型免許20~25万円程度9日

上記はマニュアル免許を持っている場合なので、AT車(オートマ車)限定の場合は、事前に自動車教習所に通ってAT限定を解除をするか、教習所で「AT限定を解除しながら大型車教習をするプラン」を利用することになります。専用プランは実習時間が4時限分増え、5万円程度高くなります。なお、この専用プランは全ての教習所で用意されている訳ではないので注意が必要です。また、個人の技術によっては、追加の教習が必要となる場合もあるため、余裕をもって資金を準備しておきましょう。

合宿での大型免許取得費用の支払方法

まとまった金額が必要になる大型免許取得ですが、合宿免許の費用には、いくつかの支払方法があります。よく比較して、自分に合った支払方法を選びましょう。

合宿での大型免許取得費用の支払方法①現金や振込

合宿免許費用の支払い方法には、まずは現金や振込による一括払いがあります。一度にまとまった金額を用意する必要があり、貯金が一気に減るというデメリットがありますが、一度の支払いで済み、余計な手数料がかからないのは一番のメリットです。

合宿での大型免許取得費用の支払方法②クレジットカード

教習所がクレジットカード払いに対応していれば、クレジットカード払いも選択できます。クレジットカードならポイントが貯まるうえに、分割払いも可能なので月々の負担を軽減できますが、分割手数料には注意が必要です。

合宿での大型免許取得費用の支払方法③教習所のローン

貯金を使わずに月々の支払いを抑えたい場合には、ローンを活用する方法もあります。教習所のローンは、教習所と提携している信販会社が取り扱っており、教習所で手続きが可能なので手間が少ないのがメリットです。審査も比較的通りやすいですが、学生や主婦、無職の場合は保証人が必要なことがあります。金利は約13%前後と高めなので、負担を軽減したい場合には銀行のローンがおすすめです。

合宿での大型免許取得費用の支払方法④銀行のマイカーローン

銀行や信用金庫などの金融機関が提供しているマイカーローンのなかには、車の購入以外でも大型免許の取得費用にも利用できるものがあります。銀行のマイカーローンは、金利が低いことが一番のメリットですが、安定した収入がない人は審査に通らない可能性があります。学生や専業主婦などがローンを組む時は保証人などが求められます。銀行のローンではマイカーローンのほか、お金の使い道が限定されていない「フリーローン」が利用できる場合もあります。

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合宿教習は費用も期間も抑えて大型免許が取れる

大型免許をとるなら、普通自動車免許の所持で最短約2週間程度で卒業できるというスピード感のある合宿教習がおすすめです。教習中は宿泊場所も提供されて、大型免許取得のことだけに集中できます。そのうえ、通学よりも安いというお得感も見逃せません。効率よく大型免許を取得して、転職やキャリアアップに備えましょう。


POINT

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