2024年07月02日
夏のドライブの頼もしい味方「カーエアコン」。カーエアコンが故障すると車中で快適に過ごせないだけでなく、熱中症などのリスクもあります。カーエアコンが効かなくなる原因はいくつかありますが、その中でも特に修理費用が高いのが「コンプレッサー」の故障です。この記事では軽自動車のコンプレッサー交換費用を中心に、カーエアコンの故障と修理・メンテナンス費用を解説します。夏の快適なドライブのため、この機会にカーエアコンについて知っておきましょう。
目次
<カーエアコンの仕組み>
車の冷房は、液体が気体に変わるときに熱を奪う原理を利用して空気を冷やします。エアコンシステム内のエアコンガスは気化と液化を繰り返しており、気化したガスを圧縮して液化する役目を担うのがコンプレッサーです。
コンプレッサーが故障するとエアコンガスが循環できなくなり、冷風が出なくなります。エアコンが効かないと、夏場は熱中症の危険が高まり運転に支障を及ぼすこともあるため、定期的な点検や必要に応じた交換が欠かせません。
コンプレッサーは前兆なしに故障する場合が多く、エアコンが効かなくなったことで故障に気付くのが一般的です。コンプレッサーが故障すると、冷風が出ない以外に次の症状が現れることが多いです。
この2点に当てはまるときは、コンプレッサーが故障している可能性が高いです。また、コンプレッサーの寿命は一般的に7~10年程度なので、7年以上経過している場合はコンプレッサーの故障が疑われます。
エアコンが効かなくなる原因はほかにもあるため、判断できないときはディーラーや修理工場などで点検してもらうと良いでしょう。
コンプレッサーの修理は複雑なため、多くの場合は交換で対応します。コンプレッサーの新品の部品代は軽自動車で4〜5万円、普通車で7〜10万円程度と部品のなかでも高額です。
また、コンプレッサーの交換は手間がかかり、工賃も2〜3万円と高めです。部品代と工賃を合わせると、軽自動車のコンプレッサー交換費用は6〜8万円程度です。
コンプレッサー交換費用をできるだけ抑えたいときは、中古品やリビルト品を使うという方法もあります。
中古品は廃車になった車から取り出した部品で、リビルト品は中古品を分解・洗浄・修繕したものです。リビルト品は中古品よりも高額ですが、新品と比べると半額程度です。また、検査基準をクリアしており品質が高く、業者によっては一定の保証期間を設けています。
費用を最低限で抑えたい場合や近々乗り換えを検討している場合などは価格が安い中古品、あと数年乗りたい方は品質の高いリビルト品など、状況に合わせて選ぶと良いでしょう。ただし、中古品はもちろんリビルト品も新品ではないため、劣化の可能性がある点は注意が必要です。
車のエアコンが効かなくなる理由は、コンプレッサーの故障以外に複数あります。また年式の古い車は、コンプレッサー交換と合わせてほかの部品の交換やメンテナンスが必要な場合も多いです。
エアコンに不具合があるときによくおこなわれる、修理やメンテナンスの費用も把握しておきましょう。
エアコンガスは密閉された配管内を循環していますが、車の振動により配管接続部などから少しずつ抜けていきます。エアコンガスが減るとエアコンの効きが悪くなるため、7~10年程度で補充が必要になるケースが多いです。配管に問題がない場合のエアコンガスの充填費用は、軽自動車で「ガス本体料金2,000~2,500円+工賃1,000円」が相場です。
エアコンガスの補充と合わせてメンテナンスもしたい場合は、「エアコンガスクリーニング」が有効です。エアコンの性能を引き出しつつ、故障防止にも役立ちます。
エアコンガスクリーニングは、いったんエアコンシステム内のガスやオイルをすべて吸い出して漏れている箇所がないか確認し、ガス内の水分や不純物を取り除いてから抜けた分のオイルや規定量のガスを充填します。費用は軽自動車で6,500~8,000円程度です。
ガスを補充してもすぐにエアコンの効きが悪くなる場合や、エアコンガスクリーニングで損傷が見つかった場合は、配管の修理が必要です。費用は損傷個所や業者によって異なりますが、平均2~3万円かかります。
エアコンの効きが悪くなったと感じたら、まず確認すべきなのがエアコンフィルターです。
エアコンフィルターはエアコン内の空気の通り道に装着されており、排気ガスや花粉、ホコリなどを取り除く役割があります。吸い込んだホコリなどでフィルターが目詰まりすると、空気の通り道が狭まって送風量が低下し、エアコンの効きが悪くなります。
外気導入はもちろん内気循環のときも、空気はエアコンフィルターを通過します。また、エアコンを使わなくても汚れの蓄積や劣化がおこるため、定期的な掃除や1年または走行距離10,000kmを目安に交換が必要です。
軽自動車のエアコンフィルターの価格は2,000円程度で、初心者でも比較的簡単に交換できます。カー用品店などに依頼する場合は、フィルター代に加えて1,000円程度の工賃がかかります。
エバポレーターは、ブロアファンから送られた空気の熱を奪って冷やす装置です。結露によってカビや雑菌が増殖しやすく、放置するとエアコンの嫌な臭いの原因になります。
エバポレーターの洗浄費用は業者ごとに異なりますが、5,000〜1万円程度が相場です。使用するクリーナーの品質や技術にも差があるため、複数の業者をリサーチしたうえで依頼先を決めると良いでしょう。
また、ほこりなどの異物が詰まった状態で使用を続けると洗浄だけでなく交換が必要になる場合もあり、交換費用は5万円程度かかります。
ファンモーターは、エアコンの風を送るための装置です。エアコンのスイッチを入れても風が出ないときや「カラカラ」という異音がする場合は、ファンモーターが故障している可能性が高いです。
ファンモーターが故障した場合は、基本的に修理ではなくパーツごと交換します。交換費用は軽自動車で2万円程度からが目安です。
コンプレッサー交換は多くのパーツを取り外す複雑な作業が必要なため、依頼できるのは次の業者に限られます。
ガソリンスタンドやカー用品店では交換できないので、コンプレッサーが故障していると思われるときはカーディーラーまたは自動車整備工場に持ち込むと良いでしょう。
整備工場の方がカーディーラーより費用は安めです。ただし、カーディーラーは部品の保証期間中なら無料で交換してもらえたり、修理後も保証がつく場合があります。
なお、コンプレッサーの交換が必要な車は、周囲のパーツも老朽化している場合が多いです。このため、修理費用がどれくらいかかるか知りたいときは、実際の状態を確認してもらったうえで見積もりを出してもらいましょう。
コンプレッサーの交換作業は、3日から1週間程度かかります。通勤や毎日の買い物などで利用している場合は、代車が借りられるかどうかも確認しておきましょう。
コンプレッサーが故障すると冷房が効かなくなり、夏場は快適なドライブが楽しめないどころか熱中症の危険もあります。
夏以外だからといって放置すると、異音を発したりほかの部品にトラブルが生じることがあります。すぐに対処すればコンプレッサー交換だけで済んだのが、ほかの部品まで交換が必要になって修理費用が増える場合もあるため、早めの対処がおすすめです。
コンプレッサー交換は、ほかの部品に比べてパーツ本体や工賃が高額です。また、コンプレッサーを交換するタイミングで周辺パーツの交換も必要になるケースが多く、費用は予想外に高額になることも。このため、修理せず買い替えを検討する方も少なくありません。
「お金がないけれどコンプレッサーを交換したい」「ほかの車に買い替えたいけれど資金が足りない」という場合は、マイカーローンを利用してはいかがでしょうか。
銀行のマイカーローンは車の購入だけでなく、コンプレッサー交換をはじめとした修理にも利用可能です。フリーローンやカードローンに比べると金利が低めなので、返済総額を抑えて修理費用や購入費用を調達できます。
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コンプレッサーは、カーディーラーや自動車整備工場で交換できます。費用は業者ごと異なるため、相見積もりを取って複数の業者を比較すると良いでしょう。
ただし、コンプレッサー交換は専門的な設備と技術が求められるため、安さだけで選ぶのはおすすめできません。愛車をより良い状態で維持するために、コンプレッサーは確かな技術を持った業者で交換することが大切です。
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