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あなたの運転は大丈夫?愛車を事故から守る安全運転

安全運転に対する意識は、ドライバーによって異なる部分が多く見られます。
今までたまたま無事故・無違反が続いている人であっても、自分の立場から考えてまったく非がないように思える状況であっても、事故に巻き込まれる可能性は十分あります。

愛車と自分の命を交通事故から守るためには、普段から安全運転を意識・励行することが大切です。
この記事では、ドライバーが安全運転を心がける上で重要なポイントについて、複数の観点から解説します。

交通事故は減少傾向にあるものの、ゼロではない

警察庁交通局「令和5年における交通事故の発生状況について」によると、平成25年から令和5年までの交通事故死者数・重症者数の数は以下の通りです。

年度死者数重症者数
平成25年4,388人44,546人
平成26年4,113人41,658人
平成27年4,117人38,959人
平成28年3,904人37,356人
平成29年3,694人36,895人
平成30年3,532人34,558人
令和元年3,215人32,025人
令和2年2,839人27,775人
令和3年2,636人27,204人
令和4年2,610人26,027人
令和5年2,678人27,636人

数字を見る限り、平成25年から令和4年までは、交通事故死者数・重症者数は順調に減少していました。
しかし、令和5年には再び増加しているため、今後の動向が注目されます。

また、日本は欧米諸国と比較して歩行中に事故に遭う傾向が強く、横断歩道以外の場所を横断していて亡くなった歩行者も多いことから、ドライバーは歩行者の動きに注意する必要があります。

交通死亡事故で多い法令違反は「安全運転義務違反」

交通死亡事故につながる法令違反の多くは、ドライバーの「安全運転義務違反」により起こっていることも、安全運転を考える上で重要なポイントになります。
内閣府「令和6年版交通安全白書」によると、令和5年度の法令違反別(第1当事者)交通死亡事故件数は、安全運転義務違反によるものが1,447件と最多であり、その割合は全体の55.3%になります。

また、安全運転義務違反の内訳としては、漫然運転(集中力・注意力が低下した状態での運転)の割合がもっとも多く、次に多いのが安全不確認(徐行や一時停止による確認を怠った運転)となっています。
運転操作ミスによる事故も一定数存在しており、多くの事故はドライバー側の不注意で起こっている可能性が高いものと考えられます。

ドライバーが安全運転を心がけるために必要なこと

ドライバーが不注意を防ぎ、安全運転を心がけるために必要な考え方として、次の2つが有名です。

  • 「かもしれない」運転
  • 「安全運転5則」の遵守

ドライバーは、周囲と自分に常に注意を向けながら運転する必要があるため、この2つはハンドルを握ったら常に意識することが大切です。

「かもしれない」運転の励行

安全運転は、自分の運転技術だけで成立するものではなく、周囲の状況を正確に判断しなければ事故に遭う確率が高まります。
道路上において、ドライバーは歩行者・自転車・二輪車・障害物など、あらゆる道路上の危険を想定して運転する「かもしれない」運転を励行することが大切です。

歩行者の中には、残念ながら交通ルールへの理解が十分でない人も少なくありません。
中には「いかなる場合でも車は歩行者のために止まってくれる」と思い込み、危険を感じることなく車道へ飛び出す人もいます。

運転中は、こういった「自分に起因しない事故の危険」を想像することにより、事故を未然に防ぐことができるでしょう。

やってはいけない「だろう」運転

先ほどお伝えした「かもしれない」運転と違い、ドライバーがやってはいけない運転の一種に「だろう」運転があげられます。
「だろう」運転とは、周囲の状況を楽観的に、自分に都合よく予測して運転することをいいます。

例えば、歩行者や対向車が自分の車に向かって近づいている際に、歩行者・対向車が「自分の車にぶつからないよう避けてくれるだろう」と考え、特段回避行動を起こさず事故に発展してしまうケースなどが該当します。
ドライバーとしては、常に「自分と他人は考え方や判断が異なる」点を自覚し、万一の状況を考えて運転することが大切です。

「安全運転5則」の遵守

安全運転の励行にあたり、「かもしれない」運転と一緒に押さえておきたいのが、以下「安全運転5則」の遵守です。

  • 安全速度を必ず守る
  • カーブの手前でスピードを落とす
  • 交差点では必ず安全を確かめる
  • 一時停止で横断歩行者の安全を守る
  • 飲酒運転は絶対にしない

安全運転5則は、全国交通安全運動のキャンペーン期間中に、無謀運転による交通死亡事故防止の徹底を期すべく、運転者が守らなければならないルールとして定められた経緯があります。
以下、それぞれの項目について解説します。

安全速度を必ず守る

安全速度とは、法定速度・制限速度だけの話ではなく、状況に応じて安全に走行できる速度のことをいいます。
例えば、雨・霧・雪・その他道路の状況や見通しの良し悪しなど、法定速度まで加速すると事故につながりかねない状況であれば、必要に応じて速度を調整することが大切です。

人通りの多い場所を走行する際は、周囲の車の動きや一時停止している車に隠れている歩行者などを確認するため、スピードを落として走行しましょう。
通学路近辺であれば、子どもが車道に飛び出す可能性もあることから、徐行して運転した方が無難です。

カーブの手前でスピードを落とす

カーブを曲がる際は、必ずその手前でスピードを落とし、無理なく曲がれる速度でカーブに進入しましょう。
特に、先が見えにくいブラインドカーブを走行する際は、スピードを出し過ぎていると対向車にぶつかるリスクが高まるため注意が必要です。

交差点では必ず安全を確かめる

四輪車のほか、歩行者・自転車・二輪車が行き交う交差点は、事故が起こりやすいスポットの一つです。
標識が見当たらない交差点を走る場合でも、周囲の安全状況を優先して行い、歩行者や自転車の動きに注意します。

交差点では、たまに「青信号になってから急加速する」車を見かけることがあります。
しかし、このような運転は事故につながるおそれがあるため、信号が変わったらすぐに加速せず、周囲の安全を確かめゆっくり加速しましょう。

一時停止で横断歩行者の安全を守る

一時停止の標識は、歩行者や自転車、左右から来る自動車の動きなどを把握し、事故を未然に防ぐために設置されているものです。
そのため、一時停止の標識がある場所では、必ず車を停止して、左右を確認してから進まなければなりません。

また、信号機がない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている場合、車は一時停止しなければなりません。
しかし、JAFが実施した「信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査(2023年調査結果)」によると、歩行者が横断歩道を渡ろうとしている場面で一時停止した車は、全体の45.1%にとどまっています。

一時停止は、自動車学校で学ぶもっとも基本的なルールの一つであるにもかかわらず、実際にはできていない車も多いことから、ドライバーのすべてが今一度注意したいポイントです。

飲酒運転は絶対にしない

飲酒運転は、すべてのドライバーがやってはいけない、非常に危険な行為です。
飲酒運転に関する実験は、様々な団体等が色々なケースを想定して行われており、中にはプロのドライバーがサーキットコースを走る想定で行われた実験もあります。

その結果、レースで良好な成績を残しているドライバーであっても、飲酒すると正しく車を制御できないことが分かっています。
また、飲酒運転はドライバーひとりの責任にならず、酒類を提供したお店や人、そして同乗者も罪に問われてしまう結果になるため、「飲んだら乗るな・乗るなら飲むな」を徹底しましょう。

高速道路の安全運転で気を付けること

高速道路ではスピードが出るため、一般道を走る場合とは異なる点に意識を向けて、安全運転を心がける必要があります。
以下、高速道路において安全運転を心がける上で、ドライバーが気を付けるべき点について解説します。

事故のリスクが高い場所

高速道路において、ドライバーが事故を起こしやすい場所は、以下の5箇所といわれています。

事故リスクが高い場所事故リスク対応策
合流本線走行中の車とスピード・タイミングが合わず、事故が生じるおそれがある●2車線の本線を移動中の車は、合流側の車線を空けておくことで事故を未然に防ぐことができる
●自車が合流する場合は、加速車線前で安全に入れる車間距離を確認し、目標の車を決めて後ろにつくイメージで合流すること
分岐分岐手前の案内標識を見落としてしまった後、急いで進路変更して後続車と接触するおそれがある初めて走行する経路に関しては、案内標識だけに頼らず、事前にルートを頭に入れておくこと
料金所料金所の出入口で車線変更が頻繁に行われるため、料金支払後に他の車と接触するおそれがある●周囲の車の動きに注意するため、できるだけ速度を抑えて本線に入ること
●ETCレーンに関しては、前の車の急停車を想定して通過すること
カーブ高速でカーブに進入することにより、遠心力で車線をはみ出すおそれがある●一般道と同じく、カーブに入る前に少し減速し、車線をはみ出さないよう注意する
●路面が濡れている場合は滑りやすくなり、夜や天候の悪い日は視界も悪くなることから、減速の度合いを強めること
トンネル出入口で明るさが変化するため、一瞬前方の視界が奪われるタイミングがあり危険●前の車両が視界を奪われてブレーキを踏んだときに備えて、十分に車間距離をとっておく
●出口で天候が変化していることがあるため、風や雨・雪などの状況を想定してスピードを調整する

これらのポイントに差し掛かった際は、上記の対応策を意識して走行しましょう。

走行中・走行前の注意点

高速道路では、走行中はもちろん、走行前の事前準備をしっかり行うことで、事故を防ぐことが期待できます。
走行中は、万一に備えて十分な車間距離をとっておくと、事故のリスクを減らすことにつながります。

基本的に「時速80kmに対して車間距離80m」が必要とされ、例えば時速100kmで走れる区間は車間距離100mとなります。
渋滞している区間を走る場合は、ハザードランプを点けて減速すると、後続車に渋滞であることを伝えられます。

また、高速道路で長距離を走る予定がある場合は、前日までに経路を確認し、その途中にあるインターチェンジやサービスエリアの位置を把握しておくことが大切です。
目印になる場所をある程度把握しておき、そこからどのくらい走ればサービスエリアがあるのか頭に入っていると、トイレのタイミングなどを調整できます。

運転当日は、休憩時間も含める形で到着までの時間を見積もっておくと安心です。
ガソリンスタンドで燃料を入れる際は、スタッフにタイヤの空気圧を確認してもらい、タイヤのパンクを防ぎましょう。

事故を起こしにくい車を選ぶのも一手


普段から注意深く運転するのは大切なことですが、人間である以上、何らかの理由で判断を誤ってしまう可能性はゼロではありません。
近年登場した車の中には、衝突安全や予防安全、事故時の緊急自動通報といった機能を備えているものもあるため、そのような機能を持つ車を選び、事故のリスクを減らすのも良い方法です。

しかし、最新機能を備えた車の価格は高めに設定されていることが多く、新車での購入が難しい人も一定数存在しています。
そんなときに活用したいのが、金融機関が提供する、金利が抑えられているカーローンです。

事故を起こしにくい車を選ぶなら「クラウドローン」

金融機関のカーローンは、他のカーローン商品に比べて金利が低いため、新車購入後のランニングコストを抑えることに貢献します。
しかし、一口に金融機関のカーローンといっても様々な商品があるため、その中から自分に合ったものを選ぶのは簡単ではありません。

低金利ローンのマッチング&比較サービス「クラウドローンを利用すると、銀行に足を運ぶことなく、クラウドローン提携の保証会社による事前審査が受けられます。
借入金額・金利など、自分が希望する条件の銀行から提案が届くため、手続きの負担を大幅に軽減できます。

まとめ

交通事故の件数そのものは年々減少傾向にあるものの、ドライバーの不注意による事故は依然として多い傾向にあります。
ドライバーは安全運転のため、運転中に「かもしれない運転」と「安全運転5則」を心に留めることが重要です。

高速道路では、合流・分岐・料金所・カーブ・トンネルなど、事故リスクが高い場所を把握し、適切な対応を意識して運転する必要があります。
また、走行中は車間距離を保ち、運転前のルート確認も怠らないようにしましょう。


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