2024年10月28日
様々なボディタイプが存在する自動車の中で、セダンの走り心地と実用性を兼ね備えているステーションワゴンは、今なお多くのドライバーから支持を集めている車種の一つです。
ファミリー層が旅行に出かける際は、たくさんの荷物を荷室に積んで、高速道路もストレスなく走ることができます。
また、スキーなど長尺物を積んで雪山に出かける際も、4WDモデルを選べば雪道でも安心して走れます。
この記事では、ビジネスにも趣味にも活用できる、ステーションワゴンの魅力について解説します。
目次
ステーションワゴンは、セダンがベースとなっているボディタイプで、車高が低く抑えられているワゴンのことをいいます。
セダンのトランク部分が上部に広がっており、座席スペース・荷室空間が一体化されているのが特徴です。
似たような構造の車としては、同じくトランク部分がない「コンパクトカー」があげられます。
コンパクトカーの全長を拡張したタイプの車がステーションワゴンだと考えると、形状をイメージしやすいかもしれません。
ステーションワゴンと、その他の車種との違いについては、概ね以下のようにまとめられます。
ハッチバック(コンパクトカー) | ●構造自体はステーションワゴンと似た部分が多く、乗車空間とトランクルームが一体化しているものの、車体がステーションワゴンよりも小さめ ●車体の大きさの違いは、車を動かすための排気量にも少なからず関係しており、次のように排気量で車種が分類されることもある ・排気量1,500cc未満のハッチバック:コンパクトカー ・排気量1,500cc以上のハッチバック:ステーションワゴン |
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SUV | ●ステーションワゴンよりも車高が高く、オフロードなどの悪路に強い傾向にあり、ボディも頑丈な車体設計となっているものが多い ●荷物の積載性も高く、アウトドア目的で移動することを想定して、汚れが付きにくい素材が内装に採用されているモデルもある |
ミニバン | ●ステーションワゴンの多くは5人乗りの規格となっているが、ミニバンは7~8名の乗車が可能で、必要に応じて3列目をたたんで利用できる ●乗車時に、1名あたりのスペースが広いため、子育て世帯や友人を多く載せる人向けの車種といえる |
上記の違いを踏まえた上で、ハッチバックでは物足りなく、SUV・ミニバンでは持て余すように感じてしまう人は、ステーションワゴンが最適解となるはずです。
需要という観点から見ると、SUVやミニバンを好む人は多く見られますが、ステーションワゴンならではのメリットがあることも事実です。
以下、ステーションワゴンが持つ車としての魅力について、主なものをいくつかご紹介します。
セダンをベースにしているステーションワゴンは、乗車人数5名を実現するスペースがあります。
乗車人数5名というのは、普通自動車に共通するスタンダードな性能であり、汎用性の高さにつながります。
加えて、ステーションワゴンはセダンよりも多くの荷物を積載できるスペースが備えられています。
後方のシートをたたむことで、さらに広いラゲッジスペースを確保でき、モデルによっては車の中で人が寝られるスペースがあるほどです。
このように、スペース的な部分でメリットがあるステーションワゴンですが、SUVやミニバンに比べると高さの面で劣る部分は否めません。
しかし、ステーションワゴンはセダン同様の走行性能を備えていることから、総合的に見て車としてのバランスが良いといえます。
積載性や悪路走破性、機能の多様性などに目を向けると、SUVやミニバンの方が便利なシーンは多いかもしれません。
しかし、SUVやミニバンは利用目的がある程度明確な人向けで、万人にとって適した車とは言い切れません。
例えば、経済性を重視しているドライバーにとっては、大きい車体を持つSUV・ミニバンの燃費が気になるかもしれません。
用途によっては馬鹿にならないランニングコストが生じるため、燃費も含め総合的に使い勝手の良い車を探すのであれば、ステーションワゴンは十分検討に値する車種の一つです。
ステーションワゴンはセダンをベースにしていることもあり、車高が低めで空気抵抗を受けにくいことから、燃費と積載性を両立させたい人にとっては最適な選択肢になるでしょう。
走行性能が高いステーションワゴンは、どちらかというとツーリング向けの車種に分類され、たくさんの荷物を積んで長距離を走る使い方に適しています。
そのため、ホテルを予約して夫婦・家族旅行に利用する際などは、多くのトランクを積んでスムーズに走れるステーションワゴンがマッチします。
ラゲッジスペースを広く取れるため、荷物が多くなったとしても、ある程度は対応できるでしょう。
逆に、荷物を厳選すれば、後部座席をたたんで2人で車中泊することも十分可能なスペースが確保できます。
トランクではなく「ラゲッジスペース」があるステーションワゴンは、趣味・レジャーの分野において、乗り手の想像力次第で幅広い使い方が考えられます。
主にオンロードでの走行を想定して作られているステーションワゴンは、高速道路での高速走行や、峠道などカーブが厳しい道においても、安定性の高い走りが期待できます。
モデルによっては、スポーツカークラスのコーナリング性能と評価されているものもあり、運転でストレスを感じる機会は少ないでしょう。
また、車高がセダン並みに低いことは都市部での走行においてメリットとなり、立体駐車場や機械式駐車場での駐車を可能にします。
都市部の空港に設置されている駐車場など、駐車できる車高に制限がある中でたくさんの荷物を積める車を駐車したい場合、車高の低さと積載性の高さを両立するステーションワゴンは取り回しが良い車種といえるでしょう。
ステーションワゴンは、セダンをより便利にした車種のため、多くの車種の中でも比較的受け入れやすい・利用しやすい車種に分類されます。
よって、総じて使い勝手の良い車種といえますが、以下のような人には特におすすめです。
ステーションワゴンが持つ広々とした荷室は、旅行やキャンプ、引越しなど、たくさんの荷物を運ぶ際に便利です。
仕事や趣味で荷物を積む機会が多い人にとっては、ステーションワゴンの積載性が大いに活用できるでしょう。
後部座席を倒してスペースを作ることで、大きいだけでなく「長い」荷物を積むこともできるようになります。
例えば、ゴルフ・スキーなどのアウトドアスポーツを楽しむ機会が多いなど、長尺物を載せる機会が頻繁にある場合も便利です。
積載性の高さだけでなく、走行性能や燃費の面でもバランスが取れているステーションワゴンは、主にオンロードを走る人ならセダン同様のパフォーマンスを感じられるでしょう。
仕事やレジャーにつき、一般的な用途で車を利用する限りは、非常に便利な車種といえます。
子供が大きくなり、家族で長距離ドライブを楽しめるようになったら、ステーションワゴンは丁度良いサイズ感になるはずです。
出張で連泊しなければならない場合も、大きいサイズのスーツケースを積載できるため安心です。
ステーションワゴンと似た用途で利用されることが多いSUV・ミニバンは、機能性の点で優れる分、デザインとしてはスタイリッシュさが失われているものも少なくありません。
もちろん、ドライバーの中には「SUV(ミニバン)のスタイルが好きだから選ぶ」人も一定数存在していますが、一般的な車のイメージとしてセダンやコンパクトカーをイメージする人にとっては、少し“イカつい”印象があるかもしれません。
しかし、ステーションワゴンの場合、ベースがセダンであることから安心感があり、その上で走りを意識したデザインが感じられるモデルも多く見られます。
スタイリッシュ・スポーティなデザインにこだわりがあり、その上で機能性が高い車を選びたい人にとって、ステーションワゴンは魅力的な車種になるはずです。
ステーションワゴンは汎用性が高い車種ではあるものの、人によっては運転のしにくさ、装備の少なさなどを感じることがあります。
そのため、実際にステーションワゴンを選ぶ際は、以下の点に注意して選ぶことが大切です。
一口にステーションワゴンといっても、荷室や車の使い勝手は、ラインナップによって詳細が異なります。
よって、自分のライフスタイルにマッチするかどうかを意識して、車を選ぶことが大切です。
例えば、主にアウトドア目的でステーションワゴンに乗ろうと考えているなら、後部座席を倒した際に荷室がどのくらい広くなるのか、アクセサリー類は豊富なのかなど、主に装備の面が気になるはずです。
これに対して、後部座席に人を乗せた上でより多くの荷物を積むことを想定しているなら、定員乗車時の容量が重要になるでしょう。
セダンクラスの走行性能を誇るステーションワゴンは、運転の面白さを味わえる車種の一つですが、その性能を過信するのは危険です。
ともすれば、その高い走行性能を過信するがあまり、自分の運転スキルを超えた運転を行い、結果として事故を引き起こすリスクもあります。
逆に、あまり運転に自信はないものの、用途を考えた結果ステーションワゴンを選ぶことにした人もいるでしょう。
近年のステーションワゴンには、安全性能を充実させたモデルも登場しているため、自分の運転スキルに合った装備を整えると安心です。
ステーションワゴンを購入する際は、購入時の「予算」と、購入後の「ランニングコスト」のバランスを考え、自分にとって総合的にメリットがデメリットを上回るかどうか確認してから購入を決めましょう。
選ぶモデルにもよりますが、ステーションワゴンは魅力的な車種の一つである分だけ、購入時の予算もそれだけ高くなるものと見込まれます。
また、ガソリン車はハイブリッド車に比べて購入費用を抑えられますが、燃費など将来のランニングコストを考慮して車を選ぶのであれば、ハイブリッド車の方が有利です。
購入時の予算面での不安をネックに感じ、ステーションワゴンの購入を控えている場合は、カーローンを利用することも検討してみましょう。
加えて、毎月の支払負担を減らしたいなら、金融機関が提供している“金利の低い”カーローンを選ぶことをおすすめします。
低金利ローンのマッチング&比較サービス「クラウドローン」を利用すると、全国各地の金融機関から、自分の希望にマッチするカーローンの提案を受けられます。
ディーラーなどが提供しているカーローンの金利が高いと感じている方は、ぜひクラウドローンの利用をご検討ください。
ステーションワゴンは、セダンの走り心地と実用性を両立した車で、ファミリー層や趣味で荷物を積むことが多い人に向いている車種の一つです。
セダンよりもたくさんの荷物が積めて、走行安定性にも優れ、燃費の面ではSUV・ミニバンなどの車種に比べて有利な傾向にあります。
しかし、安全装備が充実している車種などを選ぶ際は、購入費用が高価になるおそれがあります。
予算面でステーションワゴンの購入をあきらめている場合は、必要に応じてカーローンを組むことも検討してみましょう。
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