2025年05月19日
「年収300万円で、300万円の車を買うのは無理?」そんな不安を感じる方も多いかもしれません。しかし、頭金なしでもマイカーローンを活用すれば、購入できないわけではありません。
ただし、返済期間や金利によって毎月の負担や支払総額は大きく変わるため、事前のシミュレーションが重要です。この記事では、年収300万円の方が金利5%でローンを組んだ場合にどうなるのか、3年・5年・7年・10年の返済プランをもとに詳しく解説します。
目次
ネットの情報などでは「借入可能額は年収の3分の1まで」といった情報をよく目にします。
これは確かに一部について正しい情報ですが、実は多くの方が誤解している点です。「年収の3分の1までしか借りられない」というのは、貸金業法に基づく「総量規制」に関することで、対象となるのは消費者金融などの“ノンバンク”系ローンです。
つまり、ノンバンク系のカードローンやフリーローンなどでは、法的な制限があるため、「年収の3分の1」までしかローンを組むことができません。
しかし、銀行が提供するマイカーローンはこの総量規制の対象外になります。たとえば、銀行のマイカーローンであれば、年収300万円の人が300万円の車を購入するために、300万円のローンを組むことも可能なのです。
実際、銀行系のマイカーローンは返済期間が最長10年に設定されていることが多く、仮に300万円の借入を10年で返済する場合、金利を除いて単純計算で年間30万円の返済、つまり月額約2.5万円程度で済みます。これなら、年収300万円の人でも返済可能なラインと見なされるわけです。
「年収の3分の1まで」というルールは、すべてのローンに当てはまるわけではありません。銀行ローンであれば年収と同等、あるいはそれに近い額を借り入れることも十分可能です。
それでは、年収300万円の方が、300万円の車をローンで購入した場合、毎月の返済額や最終的な支払総額はどのくらいになるのでしょうか?
次の表に借入期間、3年、5年、7年、10年でシミュレーションしてみました。
借入期間(年) | 月々の返済額(円) | 返済総額(円) | 支払利息(円) |
---|---|---|---|
3 | 85,927 | 3,093,398 | 93,398 |
5 | 52,583 | 3,154,996 | 154,996 |
7 | 38,302 | 3,217,393 | 217,393 |
10 | 27,604 | 3,312,484 | 312,484 |
借入期間が長くなると、その分、支払総額も増えてしまいます。たとえば、年収300万円(月収約25万円)の方であれば、月々5万円以上の返済は現実的に厳しいと言わざるを得ません。
車を購入する際には、頭金として「購入価格の20~30%」を準備するのが一般的とされています。仮に300万円の車を購入する場合、頭金の目安はおよそ60万円前後です。ローンの負担を軽減するためにも、できる限り頭金を多めに用意しておくことをおすすめします。
なお、返済負担の面から見ても、ローンの金額は「年間返済額が年収の25~35%以内」に収まることが望ましいとされています。その基準に照らして、もし頭金なしで300万円すべてをローンで組む場合、年間返済額から逆算すると、本来なら年収900万円程度が必要になることを念頭に置いておきましょう。
年収300万円で600万円のローンを組めるかというと、難しいと言わざるを得ません。ローンの上限は「年収の等倍程度」が目安とされており、年収の2倍にあたる金額を借り入れるのは、かなりハードルが高くなります。
特に自動車ローンの場合は、申込者の現在の年収や職業、勤続年数に加え、すでに他のローンを利用していないかが審査の重要なポイントになります。すでに別のローン(カードローンや教育ローンなど)を利用している場合は、その残高と今回の借入希望額が合算されて審査されます。したがって、借入総額が年収300万円を超えると、審査通過は難しくなる傾向があります。
ただし、住宅ローンのように「担保付きのローン」は、審査の際には借入額に含めずに扱われます。たとえば、現在住宅ローンの残債が1,000万円、2,000万円、あるいは3,000万円あったとしても、それだけで自動車ローンの審査に大きな悪影響が出ることはありません。住宅ローンは長期返済かつ担保があるため、通常の消費ローンとは区別して判断されます。
最近では「103万円の壁」や「扶養の壁」の見直しが進んでおり、パートやアルバイトなど非正規雇用の方でも、年収150万円〜200万円ほどを得られる環境が整いつつあります。そうした中で、「年収200万円程度でも自動車ローンは組めるのか?」という疑問を持つ方も増えているのではないでしょうか。
結論から言うと、年収200万円の方が200万円の車を購入するためにローンを組むのは、年収300万円の方が300万円のローンを組むよりも難しくなります。
年収が低い層では、返済能力の判断において「可処分所得の少なさ」や「雇用の安定性」も大きなポイントになります。年収が少ないと、収入の多くが生活費に消えてしまい、返済に充てられる余裕が限られていると見なされてしまうからです。
また、非正規雇用(パート・アルバイト・契約社員など)の方は、雇用の安定性の面で、正社員や公務員と比べて評価が下がる傾向にあります。非正規雇用であっても長期勤務の実績があり、信用情報に問題がなければローンを組める可能性はありますが、同じ年収であっても職業や勤務状況によって審査結果に差が出るのが実情です。
そのため、年収200万円未満の方がローンを検討する際は、「車の価格を抑える」「頭金を用意する」「連帯保証人を立てる」など、審査通過の可能性を高める工夫が求められます。
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少し年収が足りないと思っても、車を購入することで、生活水準を改善したり、仕事のキャリアアップにつなげることもできます。年収300万円の方が、同額の300万円の車をローンで購入することは決して不可能ではありません。大切なのは、「今の年収で無理なく返せるか」をしっかり見極めたうえで、無理のない返済プランを立てることです。
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