2024年06月28日
古代遺跡や美しい寺院、美味しい料理やエステ、おおらかで温かい人柄など、多くの魅力が日本人観光客を惹きつけるタイ王国。東京から首都バンコクまでの渡航時間は7時間程で、時差はわずか2時間という旅行のしやすさも、人気の理由のひとつです。
では、そんな魅力的な国、タイへの旅行を計画する場合、どのくらいの旅行費用を見込めばよいでしょうか。今回は、タイ旅行の費用相場や現地でかかる費用、旅行費を節約する方法などをご紹介します。
目次
タイ旅行は、3泊5日あれば、首都バンコクの主要な観光スポットを余裕をもって回ることができるでしょう。パタヤビーチやアユタヤなど、バンコクから車で1時間半〜2時間程度で足を延ばせる有名観光エリアも満喫できます。チェンマイやプーケットなど、飛行機での移動が必要な地域も楽しみたい場合は、もう少し長めの旅行を計画しても良いかもしれません。
タイへの旅行費用は、使用する飛行機、ホテルのグレード、季節によって大きく変動しますが、平均費用は3泊5日で9万〜20万円程度(2024年5月現在の相場)です。
タイ旅行を楽しむ場合、出発前に予約と支払いが必要な費用と、現地でかかる費用を考えておく必要があります。現地に到着してから後悔のないよう、必要な費用を把握し、しっかりと事前準備をしておきましょう。
出発前にかかる費用は、航空券費用、宿泊費用、オプションツアー費用、海外旅行保険費用、Wi-Fiレンタル費用などがあります。
タイ旅行のベストシーズンは11月〜2月頃です。爽やかな青空が続く乾期であり、思う存分旅行を楽しむことができます。3月〜5月頃まで暑期が続き、地域によっては40度を超える日もあります。6月〜10月は、1年で最も雨が降る雨期にあたり、毎日1、2時間激しいスコールが降ります。道路が冠水するほどの大雨になることもあるようです。航空券は6月から9月が最も安く、年末年始の1月やゴールデンウィークがある4、5月が一番高騰します。
日本からは、成田、羽田、関西、中部、福岡、新千歳の6空港から、バンコクへの直行便が飛んでいます。加えて、関西国際空港からチェンマイ国際空港への直行便があります(2024年5月現在)。航空券の費用は、利用する航空会社によって異なりますが、最も安い時期で往復平均4万円〜8万円程、観光シーズンは往復10万〜13万円程になります。
タイには、1泊1,000円で宿泊することも可能なゲストハウスから、5,000〜1万円程度の中級ホテル、1万〜2万円の高級ホテル、3万〜5万円のラグジュアリーホテルまで様々な宿泊施設があります。タイは日本と比較して物価が安いので、1泊5,000円のホテルでも十分満足のいくサービスを受けることができます。「市街地に泊まるのでアクセスの良さを最優先に」、「高級感のあるビーチのホテルで楽しみたい」など、旅の目的に合った施設を選ぶことで、より満足感を感じることができるでしょう。
タイ旅行のオプショナルツアーは、パッケージツアーに用意されているオプションを追加する方法と、オプショナルツアーを扱っている旅行代理店に個別に申し込む方法があります。個別での申し込みは、代理店によっては、現地で当日まで受け付けてくれるところもあります。送迎付きオプションツアーを活用すると、効率的に観光名所を回ったり、公共交通機関ではアクセスしにくい観光地に行くことができるのでおすすめです。
以下は、主なオプショナルツアーの費用相場です。
ツアー内容 | 費用 |
---|---|
アユタヤ遺跡観光と象乗り体験(昼食付) | 約17,000円~ |
マンダリン・オリエンタル・バンコクでのスパ体験 | 約22,000円~ |
ディナークルーズ | 約5,000円~ |
アユタヤ見学とアヨタヤ水上マーケット日帰りツアー | 約6,500円~ |
タイ古典舞踊ショーとタイ料理ディナー | 約13,000円~ |
スピードボートで行くピピ島シュノーケリング | 約18,000円~ |
タイ南端部の一部地域では、イスラム武装勢力による襲撃、爆発事件が頻発しており、渡航中止勧告が発出されています(2024年5月現在)。渡航の際は、事前に現地の危険情報を確認しておきましょう。
上記地域を除けば、タイは比較的治安が安定している国です。しかし、観光地での置き引きやスリの被害は決して少なくありません。また、健康保険が使えないため、食中毒や交通事故などにより現地の医療機関を受診した場合、高額な医療費がかかります。タイ旅行に行く際は、医療費や賠償責任、救援費用などの旅行保険に加入しておくと安心です。
保険への加入方法は以下の3通りがあります。
保険料は、5日間でおおよそ1,500〜2,000円程度です。また、クレジットカードには、海外旅行保険が付帯しているものが多くありますので、自身のクレジットカードの契約内容を確認しておきましょう。
地図や翻訳機能などが使えるスマホは、今や海外旅行には欠かせないアイテムです。タイ旅行でスマホを活用する方法は以下の4通りです。
通信方法 | 5日間の費用 | 特徴 |
---|---|---|
Wi-Fiルーターのレンタル | 300MB/日:約500円 1GB/日:約2000円 無制限:約3,500円 | ・複数人での利用が可能 ・バッテリーの残量に注意が必要 |
タイのSIMカード | 1GB/日:約1,500円 2GB/日:約1,600円 | ・2021年10月以前購入のスマホはSIMロックがかかっている可能性があるので要注意。 |
タイのeSIM | 1GB/日:約1,000円 無制限:約2,000円 | ・eSIM対応の機種のみ利用可 |
現地のフリーWi-Fi | 無料 | ・都度設定が必要 ・セキュリティが低い回線もあるため注意が必要 |
国際ローミング | 定額プランがあるキャリア 約4,000~5,000円 | キャリアによっては非常に高額になる |
ここでは現地で支払う費用の内訳を紹介します。バスやトゥクトゥクなどの交通費や屋台での食事などでは、クレジットカードを使用できないところも多いため、現金の用意も必要です。バンコクでは、空港やホテルなどで日本円からバーツへの両替が可能です。
タイでは、トムヤムクンやグリーンカレー、カオマンガイなど、日本人にも馴染みのある美味しい料理がたくさんあります。屋台であれば100〜200円程度、地元の人々も足を運ぶような一般的なレストランでの食事は800〜1500円程、観光客向けの高級レストランでは5,000円以上のディナーを楽しむことができます。
タイにはチップの習慣があります。屋台では基本チップは不要ですが、お釣りを受け取らずチップとして渡すと喜ばれます。レストランでは、会計の際にサービス料(10%程度)の記載があればチップを支払う必要はありません。サービス料が含まれていない場合は、チップとして会計の10%を上乗せして支払うのがマナーです。
タイの首都バンコクには、電車やバス、ボートなど、様々な移動手段があります。目的地に合わせて使い分けましょう。プーケットやチェンマイなどの地方になると、バンコクほど公共交通機関が発達していないため、主にタクシーやトゥクトゥクでの移動になります。
各交通手段にかかる費用は以下の通りです。
移動手段 | 費用 |
---|---|
電車(MTR/地下鉄) | 約66円~ |
電車(BTS/高架鉄道) | 約62円〜 1日券約560円 |
トゥクトゥク(原動機付三輪自動車) | 約165〜700円(事前交渉次第) |
タクシー | 初乗り料金は約130円 |
バイクタクシー | 初乗り料金は約140円 |
バス | 約33~100円 |
エクスプレスボート | 約24〜93円 |
タイでは、ブランドが並ぶデパート、映画館や水族館を備えたショッピングモール、出店が並ぶ賑やかなナイトマーケットなど、様々な場所でショッピングが楽しめます。人気のお土産品は、ドライマンゴーやドリアンチップ、象グッズ、タイ限定のスナック菓子やラーメンなどです。また、伝統工芸品やタイ発のデザイナーズブランドも人気があります。
タイでは、タイ人以外の観光客であり滞在日数180日未満の人が、「VAT REFUND FOR TOURIST」の表示があるお店で、1店舗につき2,000バーツ以上の買い物をした場合、7%の消費税が還付されます。各お店で書類に記入し、出国時に空港で手続きを行います。買い物の総額が5,000バーツを超える場合、税関での手続きも必要になりますので、早めに空港に到着しておくと安心です。
せっかく旅行に行くのだから、行きたい場所ややりたいことを思う存分楽しみたいものです。そこで気になるのが旅行費用。希望をかなえつつできるだけ費用を抑えるにはどのような方法があるでしょうか。
先述の通り、タイは気候によって観光シーズンとオフシーズンがあります。雨期である6月から9月は、航空券やホテル代が安くなる傾向がありますので狙い目です。観光客が少ない落ち着いた時期に、タイならではの気候である激しいスコールを体感するのも旅行の醍醐味と言えるでしょう。
ホテルと航空券がセットになったパッケージツアーは、平日やオフシーズンのセールやキャンペーンで格安ツアーが提供されることがあります。旅行代理店のホームページでこまめにチェックしておくと、お得な情報が見つかるかもしれません。
大手航空会社の航空券は、サービスが充実している分費用が高くなります。格安航空会社を利用すれば、かなりの費用削減が見込めます。ただし、出航時間が限られていたり、荷物の預け入れに追加料金が発生する場合もあるため、それらを理解したうえで上手に活用しましょう。
物価が安いタイとはいえ、高級レストランでの食事にはそれなりの費用がかかります。現地の人々が利用する食堂や、マーケット内にある屋台などを活用すれば、食費を抑えられるうえ、地元の人と一緒にローカルな味や雰囲気を楽しむことができます。
「長期の休みが取れた」「友達に誘われた」など、海外旅行にはタイミングが大切です。でも、旅行に行きたいけれど費用が用意できない、ということもありますよね。そんな時は、ローンを活用するという方法があります。
トラベルローンは、ツアー代金や宿泊費、交通費など、用途を旅行関連に限定したローンです。銀行などの金融機関が提供するローンと、旅行代理店が提供しているローンがあります。旅行代理店のトラベルローンは、旅行の申し込みの際に一緒に申し込むことができるので手軽です。銀行のトラベルローンは、旅行代理店のものと比較して金利が低く設定されているものが多くありますが、審査が厳しく時間がかかります。
クレジットカードは、ツアー代金やホテル代の他にも、現地での食事や買い物にも利用できます。分割払いにすれば、帰国後にまとまって大きな金額が引き落とされることがないので安心です。ただし、クレジットカードには限度額があり、限度額以上の支払いはできません。ツアー代金を支払ったために、現地での支払いでカードが使用できなくなるという可能性もありますので、事前に自身のカードの限度額を確認しておきましょう。
自身の支払い能力や、旅行までの日数などを考慮し、最適なローンを見つけてください。
できれば金利が低い銀行系のトラベルローンを探したい、という方には、クラウドローンの活用がおすすめです。簡単な基本情報と希望の借り入れ条件を入力するだけで、複数の金融機関から融資可能なローンの提案が届きます。ひとつひとつの銀行のローンを調べる必要がなく、手軽に比較検討できるので、より自分の条件にあった提案を見つけることができるでしょう。
今回は、タイ旅行でかかる費用や、旅行費用を節約する方法を詳しくご紹介しました。
タイは、数々の世界遺産やビーチリゾート、美しい自然や人々が賑わうマーケットなど、何度訪れても飽きることのない魅力であふれています。お金が理由で旅先での楽しみが半減してしまわないよう、事前に必要な費用を把握し、安心してタイ旅行を楽しみましょう。
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