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V2Hの設置費用はいくら?本体価格・工事費とEV充電設備との違い

電気自動車の電気を家でも使えるV2H。太陽光発電との組み合わせや停電対策として関心が集まりますが、通常のEV充電設備とは価格も役割も異なります。本体の希望小売価格と設置総額を分けて、導入前に確認したい費用を整理します。

価格・製品情報の確認日:2026年9月18日。以下はメーカーの公式価格例と条件を置いた試算です。実際の販売価格、工事費、補助制度の適用は販売施工事業者への確認が必要です。

対応する電気自動車と住宅をV2Hでつなぎ充電・給電する概念図
仕組み・費用項目を整理した概念図です。実際の製品形状や施工図ではありません。

V2Hは車と家の間で電気をやり取りする設備

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V2HはVehicle to Homeの略で、対応する車に充電するとともに、車の電池から住宅へ電力を供給するための設備です。一般的な200Vの普通充電設備は車への充電を目的としており、同じ機能ではありません。家庭への給電が不要なら、普通充電設備も含めて用途に合う設備を比較しましょう。

本体の公式価格例は税込140万8,000円。工事費は別

ニチコンの「EVパワー・ステーション VSG3」の標準モデルは、自動切替開閉器を含む希望小売価格が税抜128万円、消費税10%で税込140万8,000円です。公式ページでは工事費・運送費は別とされているため、この金額だけで設置できるわけではありません。

項目金額・考え方
VSG3標準モデル本体(自動切替開閉器含む)希望小売価格140万8,000円(税込)
設置工事・運送など現地調査と見積もりで確認
試算:本体+工事等30万円の場合170万8,000円(税込で費用をそろえた場合)

出典:ニチコン・VSG3公式製品情報。工事等30万円は計算方法を示す仮定であり、相場や実際の見積額ではありません。販売店の販売価格が希望小売価格と異なる場合もあります。車の購入費は含みません。

工事費が変わる4つの確認点

確認点費用への影響を確かめる内容
駐車位置と配線経路機器から住宅までの距離、埋設・掘削、ケーブルの取り回し
分電盤・電気設備既存設備との適合、改修・切替設備の工事範囲
機器を置く場所基礎、固定方法、防水・排水、車や人の動線
太陽光・蓄電池との連携既存システムとの組み合わせ、制御機器や設定の追加

見積もりでは「本体+標準工事」の対象範囲に加え、現場条件による追加工事、運送、申請対応、試運転まで含まれるかを確認します。契約前に現地調査を受け、追加費用が生じる条件を書面で確認しておくと比較しやすくなります。

対応車種は年式・グレード・仕様まで照合する

EVならどの車でもV2Hを使えるわけではありません。メーカーが公表する対応車種一覧で、車名だけでなく年式、型式、必要装備、注意事項まで確認してください。購入予定車の場合は、自動車販売店とV2H施工事業者の双方に適合を確認しましょう。

確認先:ニチコン・VSG3対応車種。対応表は更新されるため、契約時にも再確認が必要です。将来乗り換える車との互換性が保証されるものでもありません。

停電対策では出力と使える回路が重要

車の電池容量が大きくても、家中の機器を同時に動かせるとは限りません。停電時に使える回路、出力、200V機器への対応、切替方法を製品と住宅の構成に合わせて確認します。また、車が外出中だったり、残量が少なかったりすれば、想定した給電ができません。

通勤や送迎で必要な走行用の電池を残す運用も必要です。「何日使えるか」は、電池容量だけでなく家庭の消費電力、給電時の損失、車側の制御によって変わります。具体的に使いたい冷蔵庫・照明・通信機器などを挙げて相談しましょう。

電気代の節約だけで元が取れるとは限らない

例えば、1日5kWhを単価差15円/kWhの時間帯に移し替え、年間250日利用できたと仮定すると、単純な差額は5×15×250=年間1万8,750円です。これは充放電の損失や機器・車の消費電力を差し引く前の計算で、実際の節約額を保証しません。料金プランや生活時間が違えば結果も変わります。

太陽光の余剰電力を使う場合も、売れば得られた収入との比較が必要です。停電への備えや車の活用という価値と、電気代の効果を分けて判断しましょう。発電設備を含めた予算は、住宅用太陽光発電の費用も参考になります。

補助金を差し引く前の総額で資金計画を立てる

補助制度を利用する場合は、最新の公募要領で対象機器、申請時期、着工・契約の条件、併用条件を確認します。見積書に補助金の予定額が書かれていても、交付が確定したとは限りません。支払時期と入金時期が異なる場合に備え、まず補助前の総額を確認してください。

借り入れを利用するなら、金利・手数料を含む総支払額と毎月の返済額を把握します。補助金や電気代の削減だけで返済できる前提は避け、家計全体で無理のない予算を検討しましょう。

よくある質問

家庭用蓄電池は別に必要ですか?
必須かどうかは構成と用途によります。車が不在の時間も電気をためて使いたい場合などは、据置型の蓄電池との役割の違いを比較してください。両方を導入すると設備費は増えます。

駐車場の太陽光と組み合わせられますか?
機器の組み合わせや電気設計の確認が必要です。駐車場で発電する設備については、ソーラーカーポートの費用で確認できます。


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