2021年12月23日
日本には健康保険制度があり、ケガや病気の治療の多くは、1割から3割の自己負担で受けることができます。しかし、中には健康保険が適応されない治療技術もあり、そうした治療技術を用いることを自由診療といいます。自由診療は健康保険が適用されないため、治療費が高額になることも少なくありません。 歯科治療の中にも、インプラントや歯列矯正など、自由診療とされるものがあり、治療費は高額になります。このような高額な治療をしたいときに役立つのがデンタルローンです。ここでは、デンタルローンの特徴や審査のほか、歯科治療の中で高額になる治療法についてご説明します。
目次
デンタルローンには、銀行などの金融機関が取り扱うデンタルローンと、歯科医院が信販会社と提携しているデンタルローンの2種類あります。まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
銀行などの金融機関が取り扱っているデンタルローンを利用した場合、借入金はローンを申し込んだ人の銀行口座などに振り込まれます。金利は4%前後~9%前後とほかの種類のローンに比べると低めに設定されていることが多いようです。また、金融機関によっては、ローン返済の最初の1年は利息のみ支払い、2年目から借入金額の元金と利息を支払うというように、治療中の支払い負担を軽減できるデンタルローンもあります。
歯科医院と提携している信販会社のデンタルローンは、信販会社が治療費を歯科医院に立て替え払いし、ローンの利用者は信販会社に分割で支払っていく仕組みです。そのため、歯科医院と提携している信販会社のデンタルローンには、金利ではなく分割手数料が加算されます。分割払いの手数料については、歯科医院が分割手数料を負担しているところもあり、信販会社や借入金額、返済期間によって大きく異なります。
歯科治療の多くは治療期間が長くかかり、治療費も高額になるものが多くあります。銀行などの金融機関のデンタルローンも歯科医院と提携している信販会社のデンタルローンのいずれも、借入限度額は最高で500万~800万円と高額です。そのため、返済期間も7~10年に設定されているものが多くあります。
銀行などの金融機関のデンタルローンでも、歯科医院と提携している信販会社のデンタルローンでも、利用するには審査に通らなければなりません。特に、金利が低めに抑えられている銀行など、金融機関のデンタルローンは審査に時間がかかる傾向があります。 銀行など金融機関のデンタルローンと、歯科医院と提携している信販会社のデンタルローンの審査の違いについて説明します。
銀行など金融機関のデンタルローンの審査では、ほかの種類のローンと同様に仮審査と本審査があります。 仮審査では、ローンに申し込んだ人が申込書に記入した個人情報や収入、勤務先などの情報をもとに審査が行われ、この仮審査に通れば本審査です。 本審査では、金融機関がローンに申し込んだ人の過去のクレジットカードの利用やローンなどの取引履歴を信用情報機関に照会して、返済能力の有無を確認するなど、より詳しい情報が審査されます。そのため、ローンに申し込んでから本審査に通るまで、1週間程かかります。 また、多くの金融機関では、ウェブサイトで返済シミュレーションをすることが可能です。デンタルローンの利用を検討している場合は、金融機関のウェブサイトでシミュレーションをしてみるといいでしょう。
歯科医院と提携している信販会社のデンタルローンを利用する場合にも審査が必要ですが、銀行などの金融機関のデンタルローンに比べ、審査の結果は早くわかります。早ければ当日にも結果が出るので、治療に取りかかるまでの期間を短縮できるでしょう。
歯科治療には健康保険を適用することができず、高額になってしまう治療内容が少なくありません。続いては、どのような歯科治療が高額になってしまうのか、治療内容と一般的な費用について見ていきましょう。
歯科におけるインプラントは、義歯の一種です。抜歯などをして歯を失った部分の顎の骨にドリルで穴を開け、そこに歯の基礎の代わりとなるインプラント体をねじ込み、固定します。そのインプラント体に本物の歯をかたどった上部構造体を取りつけることで、実際の歯と同じように、顎の骨にしっかりと固定された歯を再現することが可能です。 使用するインプラント材や手法についてはいくつか種類があり、治療費は、歯1本あたり30万円から50万円かかるのが一般的です。
歯列矯正は、矯正歯科と呼ばれる領域の治療です。口を閉じたときに上の前歯よりも下の前歯が前に出てしまう受け口、歯と歯の隙間を矯正する空隙歯列、歯の並びが整っていない乱ぐい歯など、歯並びを矯正するための治療方法です。歯列矯正には数ヵ月~1年以上という長い時間がかかります。また、ブリッジやマウスピースなど、矯正用の器具もさまざまあり、いずれも患者の歯の状態に合わせて作られるため、安くて10万円程度、高額になると150万円程度の費用がかかる場合もあります。
審美治療は歯列矯正とは別に、歯の見た目を美しく整えるための治療です。歯の欠け、割れ、剥離のほか、紅茶やコーヒーなどによる色素沈着や黄ばみ、黒ずみの除去などを目的として、さまざまな方法が開発されています。審美治療には、下記のような治療方法があります。
虫歯を削ったあと、通常は銀色の義歯を被せますが、非常に目立つのが欠点です。セラミッククラウンは陶製で歯の色に近く、耐久性も高い義歯で、金属アレルギーの人でも安心して使えるのがメリットです。
メタルボンドは、中身は金属で表面のみセラミックを使用した義歯です。金属製の被せ物の表面にセラミックを焼きつけ、見た目の違和感がないように作られています。
ラミネートベニアは、歯の表面をわずかに削り、そこに薄いセラミックの板を貼りつける治療です。歯の表面の目立つ傷を隠したり、歯と歯の隙間を目立たなくしたりする効果があります。色も自然で違和感がないため、矯正するほどではないが、歯並びが気になるという場合などに使われます。
歯の色には個人差があり、白味が強い人もいれば、元々黄色みがかっている人もいます。また、紅茶やコーヒーなどによる色素沈着を起こしている場合もあるでしょう。こんなときに使われるのがホワイトニングです。表面をクリーニングし、特殊な薬剤で歯を白くしていきます。
最後に、最近注目を集めている「クラウドローン」をご紹介しましょう。これは、融資マッチングプラットフォームという新しい金融サービスで、すでに国内の多くの金融機関がこの仕組みに参加しています。
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歯列矯正や審美歯科などの歯科治療は、健康保険が適用されない自由診療のため、治療費が高額になりがちです。また、歯並びの美しさは見た目だけではなく、体全体の健康にも影響します。 クラウドローンを利用すれば、複数の金融機関からの提案を手軽に受けることができます。より自分に合ったローンを簡単に探すことができますので、ぜひチェックしてみてください。
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