志望校合格にむけて日々勉強しているお子さんたちも多いはずです。そしてその姿を見守る親御さんは成績以外にも資金面についてもあれこれと悩まれていることではないでしょうか。
この記事では、合格したあとつまり
入学後にかかる毎月の費用がどれくらい必要なのか。その本当のところは知らない人も多いでしょう。
4月から新生活が始まる時に、卒業旅行や入学手続などバタバタが続いて想定外の出費もあると聞きます。
子どもが大学生になり一人暮らしをしたときにどのような費用がかかるのか。また仕送りの金額の平均値をこちらの記事で紹介させていただきます。
この記事を監修する専門家
有限会社ライフドアーズ ファイナンシャルプランナー
谷間 志帆(タニマ シホ)
AFP(日本FP協会) 2級FP技能士(国家資格) 証券外務員資格1種(株式、債券、投資信託販売資格) DCマイスター(DCマイスター協会) 住宅ローンアドバイザー 相続知財鑑定士(相続知財鑑定士協会)
北海道出身。前職は国内生命保険会社勤務。
札幌を中心に各地で生命保険の基礎知識やマネープランの基礎知識をベースとしたマネーセミナーの講師を務める他、資産運用・保険相談などのコンサルティングを行なっている。
『理想のライフプランを実現するために、知っておくべきお金の知識をわかりやすくお伝えします。お気軽にご相談ください!』
大学生が一人暮らしをスタートさせるための引越しにかかる費用
例えば、都内の大学が決まりそのエリアで物件を見つけて、最初にかかる費用がどれくらいでしょうか。相場でいうと、初期費用は家賃の5〜5.5ヶ月が相場になります。
- 敷金1ヶ月
- 礼金1ヶ月
- 仲介手数料1ヶ月
- 保証会社契約料0.5ヶ月
- 火災保険料2-3万円
- 鍵交換代2万円前後
- 前払い家賃で当月と翌月1ヶ月分
女性であれば、安全面などへの配慮から、オートロック付きマンションであったり、2階以上の部屋を希望する場合が多いため、家賃は高くなってしまい、人気エリアであれば安くても6万円くらい必要で、初期費用は30万円を超えるものになってきます。
さらに、配送費用は、移動距離が関西から東京だと、一人暮らしで4〜5万円くらいが相場です。
ベットやソファーなどの家具や冷蔵庫・掃除機・洗濯機電化製品などをそろえていくと、安いものでもプラス10-15万円くらいが必要になってきますね。
大学でかかる費用、学費や教材代、パソコンなど
まずは何といっても
学費ですよね。
大学にかかる費用は私立の場合、国立大学であれば、1年目が約80万円、4年間トータルでは約300万円となっています。特に私立大学では年々学費は値上傾向にあり、比較的低いとされる文系学部でも、1年目が約120万円、4年間で約450万円。国立大学とは150万円以上の差があることがわかります。
理系学部になると、1年目が約150万円、4年間で600万円。
理系学部は大学院に進む学生の割合も多いため、6年通学する人もいます。歯学部・医学部になると、1年目が400万円以上、6年間必要なのでトータルで3,000万円を超えてきてしまいます。
また意外とかかるのが
専門書などの教材費用です。図書館の利用とかで限りなく抑えることもできるかもしれませんが、1冊ごとの価格が高いので生活費用を圧迫してしまうこともあります。
さらに、
PCは今は必須でしょう。調べ物や課題やレポートを書き起こしたりする場合などでも必要です。
そこまでスペックが高いものでなくても、10万円ほどのものでないと、パフォーマンスは発揮できないですよね。
食費などの生活費や趣味・娯楽費
食費についてはどれだけ安く済ませても1日1000円は厳しい。
朝食パン 200円 牛丼 350円 ペットボトル 150円とすると、300円で夕食を賄わないと1000円にはおさまらない計算になります。
その他の日常費には、
服代、通信費、光熱費、交通費、帰省費、トイレットペーパーやシャンプーなどの生活必需品。また
部活やサークルに入ると活動費や試合登録費等かかります。そのほか趣味や娯楽に使いたいお金も出てくるはず。
ちなみに、携帯電話でのゲームやチャット系アプリのスタンプなど、1回の費用が200円程度だと「これくらい構わない」と軽い気持ちで課金しがちになりますね。
親からの仕送り平均金額は7万円程度
全国大学生協連による第57回学生生活実態調査によると、毎月の仕送り額は7万1,880円が平均値でした。一番多い回答が、毎月5~10万円で、次に多いのは10万円以上でした。
また回答結果では、約5人に1人が仕送りをもらっていないことがわかりました。
仕送りなしで一人暮らししている学生は、奨学金をもらってやり繰りしている人がほとんどでした。
奨学金をや仕送りがない学生は、週に6~7日アルバイトをして月10万円稼いで生活費をやり繰りしているようです。その分学校にいる間以外は、すべてアルバイトに時間を費やす必要があり、学業がおろそかになり、友人と遊ぶ時間を作ることが難しいのが実態のようです。
金融機関では学生向けローンも充実
金融機関の教育ローンでは、幼稚園から大学(院)までの各種学校の入学金、授業料、教材費、寄付金などの学校への納付金、下宿費などが融資対象となります。
金利については変動のものもあったりして、2-3%と比較的低めな設定になっています。
契約者は保護者となっている点も特徴的です。
バランスよく借入を行い、充実した学生生活を送ってもらえるように情報を集めてみましょう。
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大学生活の開始に伴う経済的な負担について、具体的なデータと共に紹介しています。入学後の初期費用、毎月の生活費、そして仕送りの平均額など、親御さんが事前に知っておくべき情報が豊富に提供されています。また、学生向けローンの選択肢も解説されており、資金面での準備をしっかりと行うための参考になるでしょう。大学生のお子さんを持つ親御さんにとって、有益な情報が満載の記事です。