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マイカーローンの限度額は年収以上に借りられるのか?審査基準について解説

車やバイクを購入する際に分割払いやマイカーローンを利用する人は全体の3割近くに及ぶそうです(※)。自分の現在の年収をもとに、いくらまでならローンが組めるのでしょうか。ローンの審査基準や借入限度額が気になる方にむけて説明します。

※出典:一般社団法人 日本自動車工業会「乗用車市場動向調査」

マイカーローンは年収と同じ額まで借り入れることも可能

ローンと聞いて多くの方がイメージするのは、クレジットカードのカードローンでしょう。カードローンはクレジットカードを持っている人なら、誰でも簡単に利用することができます。ただしカードローンでは年収の3分の1を超える額の借入は原則禁止されています。専門用語でいうとこれを「総量規制」と呼びます。

一方で、銀行のマイカーローンの借入額は年収と同等くらいまで借り入れをすることが可能です。銀行によるマイカーローンや教育ローンは、この総量規制に該当しません。

つまり、年収300万円の方が300万円のマイカーローンを申し込んで審査基準を満たしていれば、車を購入することが可能なのです。

マイカーローンは総量規制に該当しない

銀行によるマイカーローンや住宅ローンは総量規制規制の対象外です。実際、住宅ローンでは年収の何倍もする金額を借りることができます。

住宅ローンは高額になるといえども、購入する土地や建物を担保に入れる(抵当権※の設定をする)ことができます。借りた人に返済能力がなくなった場合、銀行は抵当権を実行して、競売にかけてローンを回収することができます。

マイカーローンの場合は車を担保設定することはありません。仮に滞納になったからといって、車を差し押さえられるわけではありません。 しかし貸す側からすると「車を購入する」というローンの目的が明確である点がリスクが少ないわけです。

※抵当権:住宅ローンが払えなくなった場合の担保として、金融機関が土地と建物にかける権利のことです。契約者が支払いできない場合に、金融機関は抵当権を設定した家や土地を差し押さえることができます。

マイカーローンの借入期間は最長10年

銀行のマイカーローンの場合、借入期間は6ヶ月から最長10年のものが殆どです。300万円のローンを仮に5年で返済する場合には、単純な計算でも、毎年60万円+利息という計算になります。

つまり、1年間に差し引くと年収の5分の1を借入れているとほぼ同金額となるため、借入ができることになります。

マイカーローンを年収以上の借入ができるか

実体としてはほぼないと言えます。僅かに超えるくらいは許容できても、年収の120%を超えるくらいのローンとなると、銀行ローンの審査はほぼ通りません。ちなみに、銀行マイカーローンの上限額は概ね1000万円までなので、1000万円を超える年収の方でも、それ以上の借入ができないことは留意が必要です。

マイカーローンの審査と手続き

マイカーローンだけではなく、ローンを借り入れる場合には、本人確認書類だけではなく、年収を証明する書類を提示する必要があります。また、銀行と新規で取引を行う場合には、返済用口座としてその銀行の口座を開設する必要があります。

また、融資を実行するときには、車やバイクの購入価格を証明する必要があります。特に中古車を購入する場合には、時価が銀行側には知り得ることができません。販売店から受け取った見積書を提示することで、必要資金を振り込まれることになります。 (※必要資金以上を振り込まられることはありません。)

マイカーローンの審査を通過させるには

では銀行マイカーローンの審査を通過させるコツはあるのか。その疑問にお答えします。

勤続年収と雇用形態

年収以外に、ローンの返済能力を測るという意味では、安定した収入があるかどうかが審査されます。 就職や転職したばかりで勤続年数が浅いと、借入ができないことがあります。2~3年くらいの勤続年数があることが望ましいです。

ちなみに、新卒の場合、就業期間自体が無い場合でも、内定書を添付することで、安定した収入があるとみなされることもあります。 また、会社員や公務員などの給与所得者と比べて、フリーランスや自営業者、雇用形態がパート、アルバイトの場合には、収入が不安定と見なされることになるので、審査には通過し辛いケースがあります。

他社の借入や返済状況

銀行などの金融機関や信販会社は、住宅ローンやカードローンなどその他商品の借入有無および返済状況を審査で確認います。 他社で借入があるだけで、借りられないということはありませんが、滞納がある場合には、審査は難しいと言っていいでしょう。

ローンの審査を行う時には信用情報機関への実績の確認が行われます。一度滞納の履歴が残ってしまうと、2年間はその履歴が消えない運用となっているため、高額のローンを組むことは厳しくなります。

個人と金融機関の融資マッチングプラットフォーム「クラウドローン」

最後に、最近注目を集めている「クラウドローン」をご紹介しましょう。クラウドローンは、お金を借りたい個人と、お金を貸したい金融機関とのあいだをつなぐ、融資マッチングプラットフォームという金融サービスです。

例えば、個人ユーザーが「車を購入したいので、◯◯万円借り入れたい」と登録します。すると、そのリクエストに応えられる複数の金融機関から、ユーザーに直接提案が届きます。 ユーザーは、それらの提案を比較検討して1つに絞り込めたら、あとは審査を申し込み、ローンを組むという流れです。クラウドローンに登録しておけば、複数の金融機関から直接、ローンの提案を受けることができますので、手軽にローンの比較検討ができます。

借入を検討するときは、返済計画もきちんと

 あこがれのSUVや、馬力の強い大型車。最近ではキャンピングカーも流行しています。年収と同等の借入ができるとなった場合でも、少なくとも返済期間の間は、100万円を超えるような大きな買い物をするのは制限されることもあるでしょう。毎月返済にどれくらいの金額が必要になるか、借りる前に一度シミュレーションをして利用するようにしましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

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