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教育ローンは学生本人でも利用できる?利用できる条件とおすすめ4選を紹介

一言コメント村田大輔 - 貸金業取扱主任者/クラウドローン株式会社代表

教育ローンは学費の負担を軽減する手段として注目されています。最近では、学生本人が自身の名義で利用するケースも増えています。しかし、申し込みには条件があります。例えば、成人であり、安定した収入があることが求められます。また、親の扶養に入っていないことも条件の一つです。教育ローンは、申し込み時期や条件に厳しさがありますが、その利点も多くあります。国の教育ローンは低金利であり、借入金額には学費以外の経費も含まれます。一方で、奨学金は低金利であり、在学中は返済が不要ですが、返済期間は長く、条件も厳しいです。教育ローンを利用する際は、自分に合ったプランを検討し、無理のない範囲で利用することが大切です。

子どもの学費を準備する手段のひとつとして利用されている教育ローン。しかし現在は、さまざまな理由から、学生本人が自分の名義で教育ローンを利用するケースも増えています。そこで今回は、学生本人でも利用できる教育ローンの条件とおすすめ4選を紹介します。また、学生本人が借り入れられる奨学金のメリット・デメリットについても詳しく解説しますので、自分に合ったものを選ぶヒントにしてください。

条件が合えば学生本人でも教育ローンを借りられる

さまざまな金融機関が取り扱う教育ローンは、一般的に「保護者(親権者)」が進学・進級を控えた子どものために利用することを想定して設計されている商品がほとんどです。しかし、現在は一度社会に出てから学びなおす人も増え学生本人の名義で教育ローンを利用したいという需要に応える商品も増えています。

とはいえ、18歳の学生本人が教育ローンに申し込んだとしても、審査条件は厳しく誰でも利用できるわけではありません。いくつかの条件と合った場合に契約できます。

例えば、国の教育ローンのよくある質問には次のようにあります。

Q2-3 学生本人が申込人になることはできますか。

例えば、成人されており、勤務収入などの安定したご収入があって、独立して生計を営んでいらっしゃる方であれば、学生ご本人でお申込みいただけます。ただし、今回の入学・在学により、学業に専念されるような場合は、ご返済の見通しが困難となることから、ご両親のうち主に生計を維持されている方やご親族の方にお申込人となっていただくようお願いいたします。

学生本人が教育ローンを利用するための条件

実際に学生本人の名義で教育ローンを利用する場合には、年齢や収入など、各金融会社が設定する条件を満たしていなければ審査を通過することはできません。ここでは、教育ローンの審査基準についてくわしく説明していきます。

成人していること

ローン契約の利用条件として、まず最初に成人していることが挙げられます。2022年4月より、成人年齢が満20歳から満18歳に引き下げられ、満18歳以上であれば申し込むことができる銀行も増えました。しかし多くの金融機関では、依然として申込条件を満20歳以上としているケースがほとんどです。

すなわち、高校を卒業後すぐの学生が自分で教育ローンを借りるのは、難しい状況であることに変わりはありません。

学生本人に安定した収入があること

ローン契約の審査基準として大きな比重を占めるのが、安定した収入があることです。金融機関が取り扱うローン商品では、申込条件として安定した収入のある社員や派遣社員などであることを求められます。しかし、教育ローンでは、パートやアルバイトなどでも数年間勤続しており、安定した収入を得られていれば申込可能とする金融会社も増えています。

ただし、申込者はローン契約を締結して大学などに進学した後も、働き続けなければなりません。また、株やFX、ギャンブルで得た収入は安定した収入であると認められません。

親の扶養に入っておらず生活費の仕送りを受けていないこと

保護者である親の扶養に入っている場合や、生活費の仕送りを受けている学生は、教育ローンの審査に通過することは難しいでしょう。

教育ローンの審査では、申込者に返済能力があるかどうかが判断されるので、申込者となる学生本人が経済的に自立していることを証明しなければなりません。親の扶養に入っていたり、仕送りをもらっていると本人に返済能力が低いとみなされる可能性が高くなります。

学生本人が借りられる教育ローンおすすめ4選

学生本人の名義で申し込める教育ローンには、国が取り扱う教育ローンの他に民間の金融機関が扱うさまざまな商品があり、それぞれに仕組みや特徴が異なります。複数の教育ローンを比べて、自分に合った商品を探し当てることが大切です。

国の教育ローン

国の教育ローンとは、日本政策金融公庫(JFC)の教育一般貸付のことをいい、比較的低金利に借り入れられるのが特徴です。固定金利を採用しているので、返済計画が立てやすくなります。

借入金は、入学金や授業料のほか、通学費用や下宿先の住居費用、教科書代、パソコン購入費など、進学にまつわるさまざまな費用に利用できます。

ただし、世帯年収の上限が決まっており、世帯年収が多いケースでは利用できない可能性があります。

名称教育一般貸付
金利1.95%(固定)
借入上限額350万円(一定の要件に該当する場合は450万円)
年齢条件指定なし
借り方一括借入型
据置期間在学中

外部サイト:日本政策金融公庫

愛知銀行の教育ローン

愛知銀行の教育ローンには、契約時に決まる融資額の範囲内であれば、在学中に必要なときに必要な分だけ借り入れられる「カード型」と契約時に資金を一括で借り入れる「ワイド型」があります。

「カード型」と「ワイド型」どちらのプランにも据置期間が設定されており、在学中は利子のみの返済も可能です。すべての手続きがWEBで完結すれば、来店は不要。合格発表前であっても予約審査を申し込むこともできます。また他社の教育ローンからの借換にも対応しています。

名称愛銀教育ローン(カード型)愛銀教育ローン(ワイド型)
金利1.90~2.5%(固定)1.90~2.5%(固定)
借入上限額1,000万円1,000万円
年齢条件申込時満18歳以上、完済時満75歳以下申込時満18歳以上、完済時満75歳以下
借り方カードローン型一括借入型
据置期間6年6か月以内10年以内

外部サイト:愛知銀行の教育ローン

中国銀行の教育ローン

中国銀行の「教育ローン【証書貸付型】」は、大学、高校進学のみならず、幼稚園・保育園から社会人学習や語学教室、海外留学など幅広い教育資金に対応している便利な教育ローンです。通常であれば、申込から1週間以内で借入可能になるので、入学金の振り込みなど期限の迫った急ぎの教育資金にも利用できます。

いつでもキャンセルできるので安心。合格発表前に事前の審査を申し込むことも可能です。在学中は据置期間を設定して、利子のみを支払うこともできます。

名称教育ローン【証書貸付型】
金利1.65~3.475%(変動)
借入上限額1,000万円
年齢条件申込時の年齢が満18歳以上満65歳以下
借り方一括借入型
据置期間在学中

外部サイト:中国銀行の教育ローン【証書貸付型】

富山第一銀行の教育ローン

お子さんの入学金や授業料の支払いはもちろん、引っ越しや仕送り費用、社会人の資格取得にも対応しているのが富山第一銀行の「教育ローン(一括借入型)」です。他の金融機関で借入れている教育ローンの借換えにも対応しています。その他にも、支払い済みの入学金や授業料も3か月以内であれば対象となります。

お子さんの在学中は利息のみの支払いでもOK。WEBで仮審査を申し込むことも可能です。比較的金利が低く、繰上返済手数料が不要な点も特徴のひとつです。

名称教育ローン(一括借入型)
金利1.80~2.00%(変動)
借入上限額1,000万円
年齢条件申込時の年齢が満18歳以上満75歳以下
借り方一括借入型
据置期間入学決定から在学中

外部サイト:富山第一銀行の教育ローン

学生本人が借りるなら教育ローンだけでなく奨学金も検討しよう!

学生本人が教育資金を借入れなければならない場合は、まずは奨学金から検討するのがベストです。日本学生支援機構が取り扱う奨学金であれば審査も通りやすく、より低金利で便利に利用できる可能性も高まります。

奨学金は学力の基準を満たせば低金利で借りられる

メリットデメリット
・低金利で借りられる
・収入がなくてもでも利用できる
・在学中は返済しなくて良い
・給付型は返済不要
・収入や学力などの基準が厳しい
・申込の時期(タイミング)が限られている
・貸与型は学生本人が卒業後から長期にわたって返済をする必要がある

奨学金のメリットは、経済的に困窮している学生でも、高校や専門学校、大学や大学院への進学を諦めることもなく学費のサポートを受けられることです。教育ローンよりも低金利で借り入れられ、返済の負担を低く抑えられます。給付型の奨学金であれば、学費の全額支給が受けられ、卒業後の返済義務もありません。

<奨学金の返済は卒業後に長く続く>

しかし、日本学生支援機構や貸与型の奨学金には返済義務があり、学生の卒業後の生活に長期間のしかかる経済的負担となります。さらに、奨学金の申込時期は限られており、タイミングを逃すと利用できません。また、無利息型や給付型など募集枠の少ない奨学金の申込基準は厳しく設定されており、収入や学力によっては利用できない可能性が高くなります。

教育ローンなら入学前にまとまったお金を借りられる

メリットデメリット
・いつでも申し込みができる
・入学前にまとまったお金を借り入れることができる
・月々の返済額や返済期間を自身で決められる
・奨学金と比べると金利が高め
・社会人であっても、安定継続した収入がないと自身の名で借入ができない
・国の教育ローンは世帯年収に制限がある
・審査があるため誰でも使えるわけではない

教育ローンは、申込時期が限られている奨学金とは違い、教育資金が必要になったときいつでも申し込めます。また、奨学金は振り込まれるのが入学後になるため、入学金や準備費用に充てることはできませんが、教育ローンであれば入学前にまとまったお金を手にできます。また、教育ローンは契約時に月々の返済額や返済期間を自分で決めることができるので、返済計画を立てやすいという利点もあります。

<誰でも使えるわけではない>

しかし、教育ローンには審査があるため、誰でも利用できるわけではありません。たとえ社会人であっても、安定継続した収入がなければ審査に通過することはできません。さらに、国の教育ローンには世帯収入に制限があるため、利用できない可能性があります。

クラウドローンで借入可能な銀行教育ローンを探してみよう

学生本人が自分の名義で銀行の教育ローンを探すなら、クラウドローンがおすすめです。クラウドローンはお金を借りたい個人と融資したい銀行を結ぶ、国内初の融資プラットフォームです。

<借入可能な銀行の教育ローンを一覧化>

一般的な比較サービスとは異なり、希望の借入条件を登録するだけで、融資可能な金融機関のみを一覧化できるので、自分に合った最適なプランを効率的に探すことができます。さらに、金融機関の担当者から直接プランの提案を受けることもできるため、高い確率で融資が成立します。

しかも、登録から本契約までのすべての手続きがオンラインで完結。入学金や下宿先の敷金礼金など、支払期限のあるまとまった費用にも素早く対応できます。

まずは、最短3分でできる無料診断をしてみましょう!

働きながら学ぶなら教育ローンを賢く活用しよう

新しいことを学びたいと願う気持ちは、いつ生まれてくるかわかりません。もし、働きながら自分の力で学ぶことを選択した場合には、奨学金や国の教育ローン、銀行の教育ローンそれぞれの仕組みを比べて、自分に合った方法を見つけ出すことが大切です。どの手段を選んだとしても、返済期間は長く続きます。教育ローンを選ぶなら、複数の商品を比較し最適なプランを探し当て、無理のない範囲内で計画的に賢く活用しましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

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