2023年05月12日
民間(銀行)の教育ローンは借入までに1〜2週間ほどかかるのが一般的です。急いで資金を準備しなければならない場合は、できるだけ早く借入できる教育ローンを選びたいですね。
今回は、比較的早く借入できる教育ローンの紹介と、申し込みから融資までの期間を最短にするためのポイントを解説しています。「教育ローンを利用する予定はなかったけれど、状況が変わり急遽申し込みが必要になった」という方も、この記事を是非参考にしてください。
目次
教育ローンを検討している方にとって、資金の借入までどのくらいの期間を要するかは気になるところですね。教育ローンは、フリーローンやカードローンに比べて審査が厳しいため、申し込みから借入までに時間がかかるものが多くなっています。
例えば、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」の場合は、申込みから審査の結果が出るまでに10日前後、融資が口座に入金されるまでにさらに10日前後の期間を要します。銀行が扱っている教育ローンの場合も、申し込みから融資実行までは1~2週間程度かかるのが一般的です。
教育ローンの申し込みは入学シーズンに集中します。10月〜3月の間は通常よりも借入までの日数がかかる可能性が高くなるので、資金が必要になる2〜3ヵ月前までに余裕を持って申し込みをするのが望ましいでしょう。秋頃には教育ローンの情報収集を始め、申し込み先の選定をしておくのがおすすめです。
銀行の教育ローンの場合は、まず仮審査に申し込むことになります。仮審査の有効期限は金融機関によって異なりますが3〜6ヵ月程度です。この期限を過ぎてしまうと再度申し込みが必要になるので注意しましょう。
なお、銀行の教育ローンは進学先が決まっていなくても申し込むことができます。志望校の合否が分かる時期や、いつ頃・どのくらいの費用が必要になるかをあらかじめ確認し、必要なときに資金を準備できるように申し込みのスケジュールを立てましょう。万が一ローンが不要となった場合でもキャンセルは可能です。
申し込みから融資実行まで1〜2週間程度かかる教育ローンが多いなか、三井住友銀行の教育ローン(無担保型)は、申し込み後最短即日で融資が受けられます。ただし申し込みの受付時間帯によっては審査結果連絡が翌日以降になる場合があるので注意しましょう。また必要書類の不備・不足などによっても審査が遅れてしまうので、申し込み前に十分確認してください。
申し込みはWEBや店舗のローン契約機、電話などから手軽におこなえます。ローン契約機を利用すればその場で審査結果の確認・契約手続きまでおこなえるため最もスムーズです。
名称 | 教育ローン(無担保型) |
金利 | 3.475%(変動) |
借入上限額 | 300万円 |
借り方 | 一括借入 |
融資までの最短期間 | 即日(電話申し込みの場合は必要書類提出後、翌営業日) |
早く融資を受けたい場合は、銀行が示している「申し込みから借入までの期間」に注目し、できるだけ期間が短い教育ローンを選びましょう。ここでは、1週間前後と比較的短期間で融資が受けられる銀行の教育ローンを5つ紹介します。是非選ぶ際の参考にしてください。
みずほ銀行の教育ローンはWEBまたは窓口での申し込みができますが、WEB申し込みで契約書を郵送すれば窓口へ行くことなく借入まで完結します。ただし、郵送は時間がかかるため、期間短縮を優先するのであれば窓口で契約しましょう。なお申し込みには前年度の税込年収が200万円以上という具体的な金額の条件がついているので注意してください。
みずほ銀行教育ローンでは希望によって団信(団体信用生命保険)を付けることも可能です。借入上限額は最大300万円で一般的な教育関連費用をしっかりカバーできます。
名称 | みずほ銀行教育ローン(無担保) |
金利 | 変動 3.475%/固定 4.550% |
借入上限額 | 300万円 |
借り方 | 一括借入型 |
融資までの最短期間 | 1週間程度 |
北海道銀行の教育ローンは金利が3%以下となっており低金利といえます。借入方法は証書貸付型とカード型を選択でき、どちらのタイプでも借入限度額が1,000万円と高額なのも特徴です。
借入期間は証書貸付型で最大15年、カード型で17年と長いので、月々の返済負担を抑えることもできるでしょう。また、証書貸付型の場合には「ガン保障特約付団体信用生命保険」を付けられるなど、さまざまなニーズに対応しています。
名称 | 教育ローン(証書貸付型) | 教育ローン(カード型) |
金利 | 変動 2.175%/固定 3.000% | 2.975%(変動) |
借入上限額 | 1,000万円 | 1,000万円 |
借り方 | 一括借入型 | カードローン |
融資までの最短期間 | 1週間程度 | 1週間程度 |
十六銀行の教育ローンは一括借入型はweb申し込みが可能で、窓口へ行かずに契約まで完結するため銀行に行く時間が無い方にも安心です。カードローン型はATMで必要なときにいつでも借入が可能なので、急な出費に備えたい方に向いています。
また一括借入型の最大借入額が1,000万円である一方、カードローン型は300万円となっており、カードでつい借りすぎてしまう状況を防げます。商品タイプによって元金据置の取り扱いや団信の付帯、返済方法などが異なるので事前に確認が必要です。
名称 | 教育ローン (つながるミライ) | ニューマイカードローン教育口 (都度借入タイプ) |
金利 | 1.975%〜3.975%(変動) | 3.975%(変動) |
借入上限額 | 1,000万円 | 300万円 |
借り方 | 一括借入型 | カードローン型 |
融資までの最短期間 | 1週間程度 | 1週間程度 |
北日本銀行の教育ローンは通常最大借入額が500万円ですが、医学系の場合は1,000万円まで引き上げられるので、医学部志望の方でも利用しやすくなっています。窓口へ行くのが難しい方は、北日本銀行に普通預金口座を持っていれば郵送でも契約手続きができます。
繰り上げ返済をする際は手数料がかかる銀行も多いですが、北日本銀行の教育ローンは手数料が無料なのも嬉しいポイントです。借入金額が300万円以上の場合は、支払い先である学校へ融資金が振り込まれるので注意してください。
名称 | 教育ローン ASUMO |
金利 | 2.8%~3.7%(変動) |
借入上限額 | 500万(医学系は1,000万円) |
借り方 | 一括借入型 |
融資までの最短期間 | 1週間程度 |
中国銀行の教育ローンは、証書貸付型・カードローン型から自分に合ったタイプを選ぶことができ、どちらのタイプもWEBで手軽に契約できます。最大借入期間は証書貸付型で14年と長いので、ゆっくりと自分に合ったペースで返済していくことも可能です。
また証書貸付型タイプは最大借入額が1,000万円と高額で、幼稚園〜大学、社会人学習、海外留学など幅広い教育資金に利用できるのも魅力です。
名称 | ちゅうぎん 教育ローン (証書貸付型) | ちゅうぎん 教育ローン (カードローン型) |
金利 | 3.475%(変動) | 3.675%〜3.975%(変動) |
借入上限額 | 1,000万円 | 300万円 |
借り方 | 一括借入型 | カードローン型 |
融資までの最短期間 | 1週間程度 | 1週間程度 |
最短で融資を受けるためには、早期に書類を準備することや、最短の申し込み方法を選択することなどが大切です。ここでは少しでも早く借入するためのポイントを詳しく解説していきます。
必要書類は余裕をもって早めに手配しておくことで、契約手続きもスムーズになります。書類によっては入手するのに時間がかかるものもあるので、借入する銀行で必要になる書類を事前に確認しておきましょう。書類の不足や不備による再提出があると、そのぶん時間がかかってしまうので注意が必要です。
なお教育ローンの契約には、主に次の書類が必要です。
借入希望金額が大きいほど審査も慎重におこなわれるため、借り入れまで時間がかかります。どのくらいの費用がかかるか確認した上で、必要な分だけ借入するようにしましょう。
また、収入に見合った借入金額であることも重要です。審査では返済負担率(年収に占める年間返済額の割合)も重視されるため、収入に対して希望金額が大きすぎると審査に落ちてしまう可能性が高まります。新たに借入先を探すとなると、さらに時間がかかってしまうことになるので注意してください。
融資までの期間は、申し込み・契約方法によっても差が出ます。最短で融資を受けるためには、申し込みから契約までWEBで完結できる教育ローンを選ぶのが望ましいです。
店頭で契約する場合は窓口が空いている時間に出向く必要があるので、手続きのタイミングが限られます。また希望の日時に来店予約が取れないこともあるので、結果的に期間が長くなる可能性があるでしょう。
書類を郵送する方法もありますが、書類が届くまでに少なくとも2〜3日はかかります。内容に不備があった場合は再提出になり、さらに時間がかかるので急ぎの場合はあまりおすすめできません。
WEB完結であれば申し込みから契約まで24時間365日対応しているので、時間や場所に縛られず、隙間時間に手続きできるという強みがあります。書類の提出もWEBでおこなうことができ、審査に要する期間も比較的スピーディーです。できるだけ早く融資を受けたい方は、WEB完結の教育ローンを探してみましょう。
早く融資を受けたい場合はWEB完結の教育ローンを選ぶことが望ましいですが、自分に合った内容の商品であることも重要です。教育ローンを扱う銀行は複数あるので、今回紹介した銀行以外もチェックして、最適なローンを選んでください。
手間をかけずに教育ローンを探すなら「クラウドローン」がおすすめです。クラウドローンとは、希望内容を登録して待つだけで、複数の銀行から希望に沿ったローン提案を受けられる、融資マッチングプラットフォームです。クラウドローンでWEB完結の教育ローンを比較してから、自分にピッタリの教育ローンを選びましょう。
資金を必要なタイミングで確実に用意するためにも、教育ローンは余裕を持って申し込むことが大切です。申し込みが混み合う時期は通常よりも融資までの期間が長くなる可能性があるので、時間を少しでも短縮できるよう書類の不備などには十分注意して準備してください。
また、必要な分だけ借りることも借入までの期間短縮に役立ち、無理のない返済にも繋がります。借りる前・借りたあとも余裕をもてるよう、教育ローンは計画的に利用しましょう。
「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決
クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。
詳しくはこちら
クラウドローンとは
“借りたい”を登録して
お得な提案を待つだけ
融資をしたい銀行から、直接プラン提案を受けることで、
資金を必要としている一人でも多くの人に、融資の機会を提供します。
教育ローンの申し込みから借入までの期間は一般的に1〜2週間かかりますが、急いで資金を必要とする場合は最短で借入できるオプションを選択したいものです。この記事では、比較的迅速に借入が可能な教育ローンの紹介と、融資までの期間を最短にするためのポイントを解説しています。急な申し込みが必要な方も、この記事を参考にすることでスムーズに手続きを進めることができます。必要な書類を早めに用意し、借入額を必要最低限に抑えることもポイントです。さらに、WEB完結の教育ローンを選ぶことで申し込みから契約までの時間を短縮できます。是非、この情報を活用して教育資金の準備をスムーズに進めてください。