2023年05月31日
郵便局でも教育ローンは利用できるのか、気になる方も多いかと思いますが、現在郵便局では教育ローンの取り扱いがありません。今回は、郵便局のように身近な場所で教育ローンを申し込みたい方や、近場で教育ローンを申し込みたいけれど、扱っている銀行があるのか分からない方などにおすすめの、全国から申し込める教育ローンを5つ紹介します。また、申し込みしやすい銀行を探す便利な方法も紹介していますので、是非参考にしてください。
目次
郵便局は2023年3月末時点で、直営と簡易郵便局を合わせて23,645局あり、日本全国を網羅しています。これはメガバンクと比較しても圧倒的な店舗数です。郵便局は以前国営であったことからも安心感があり、メインバンクにしている方も多くいます。
郵便・保険・貯金といった生活に密着したサービスを展開している郵便局ですが、教育ローンについては現在取り扱いがありません。また、以前は教育資金として利用できたサービスも、現在は利用できなくなっているので注意しましょう。
国営時代の郵便局では、「教育積立郵便貯金」の預金者を対象にした郵貯貸付(貯金担保自動貸付)をおこなっていましたが、ゆうちょ銀行に代わるタイミングで教育積立郵便貯金の新規預け入れが停止(2007年10月から)され、現在は全て据置期間経過後4年経過し、通常郵便貯金となったため利用はできなくなっています。
郵便局では、2008年からスルガ銀行との提携で「フリーローン夢航路」が提供されていました。フリーローン夢航路には目的に応じた8種類のプランがあり、このうち「教育プラン」は子どもの教育資金として利用することができました。
しかし、スルガ銀行との提携解消により、2019年6月28日でローンの新規受付を終了しており、以降郵便局では教育ローンとして利用できる金融商品は扱っていません。そのため、教育ローンを検討している方はほかの金融機関などで探す必要があります。
郵便局では「学資保険」を扱っているので、子どもの教育資金を確実に準備したい方は利用するのもひとつです。学資保険とは、子どもの教育資金を用意するための貯蓄型の保険商品のことで、毎月定額の保険料を支払うことにより、子どもが入学・進学するタイミングにまとまったお金を受け取れる仕組みです。
学資保険には親に万が一のことがあったときの保証もついており、保険料の免除かつ予定通りの時期に資金を受け取ることができるようになっています。また、通常の預貯金のようにいつでもお金を引き出せるわけではなく、途中解約をすると返戻金が減ってしまうので、積立が継続しやすいのもポイントです。「必要なタイミングで必要な資金を確実に用意したい」「コツコツ貯金をするのが苦手」といった方に学資保険はおすすめです。
教育ローンを利用したい場合には、銀行の教育ローンもおすすめです。各銀行では、さまざまなニーズに対応する多様な内容の教育ローンを扱っています。ここでは、郵便局のように幅広い地域でサービスを提供している銀行の教育ローンを5つ紹介します。近場で申し込める教育ローンを選びたい方はぜひ参考にしてください。
国の教育ローン(教育一般貸付)を扱う日本政策金融公庫は、政府系金融機関であるため郵便局と同様に安心感があり、検討する方も多いです。完済まで金利が変わらない固定金利で借入できるので返済計画が立てやすく、利率も低いので先々の負担が少なく済むのもポイントです。ただし、利用するためには子どもの人数に対する世帯年収の制限があるので注意してください。
また、借入上限額は350万円となっているので、多くの資金が必要な方よりも、借入する資金が少なくても良い方に向いています。ひとり親世帯や世帯年収が200万円以下といった条件にあてはまる場合には、表のように金利が優遇されます。
名称 | 教育一般貸付 |
金利 | (固定)年1.95%(一定の条件で年1.55%) |
借入上限額 | 350万円(一定の条件で450万円) |
借り方 | 一括借入型 |
団体信用生命保険 | × |
国内ではゆうちょ銀行をのぞき、全都道府県に支店を展開している唯一の銀行です。そんなみずほ銀行が扱う教育ローンには、「申し込みから1ヶ月以内に発生した費用であれば、支払いが済んでいたとしても借入金額に含めることができる」「みずほ銀行でローンを利用中もしくは過去に利用していた方は金利が優遇される」といった特徴があります。金利タイプも変動と固定から選択できるようになっています。
なお、利用するためには年収が200万円以上であることや、勤続年数が2年以上でなければならないなど、ほかの銀行に比べると厳しい条件が付いています。
名称 | みずほ銀行教育ローン(無担保) |
金利 | 年3.475%(変動)/年4.550%(固定) |
借入上限額 | 300万円 |
借り方 | 一括借入型 |
団体信用生命保険 | 〇 |
三井住友銀行の教育ローンは最短即日での融資実行が可能で、これは教育ローンの中で最速となっています。店内などに設置されている「ローン契約機」で申し込みから契約までおこなえるので、窓口でやりとりをする必要はありません。少しでも早く借入する必要がある方には特におすすめです。なお、利用には「前年度税込年収が200万円以上」かつ安定した収入がある方という条件が付いているため注意しましょう。
名称 | 教育ローン(無担保型) |
金利 | 年3.475%(変動) |
借入上限額 | 300万円 |
借り方 | 一括借入型 |
団体信用生命保険 | × |
清水銀行にはWEB専用の教育ローンがあります。場所や時間を問わずに利用できるので、忙しくて店舗へ行く時間がない方でも安心です。利用には清水銀行の口座開設が必要ですが、「清水みなとインターネット支店」ならアプリから新規口座の申し込みが可能なので、開設手続きは手軽に済ませることができます。
また最大借入可能額は1,000万円と高額なため、幅広い学びのニーズに対応しています。最大借入期間は10年、最長6年6ヶ月の元金据置期間もあるため、在学期間中はゆとりを持ちたい方にもおすすめです。
名称 | しみずWeb教育ローン |
金利 | (変動)年5.175%(2023年4月1日〜1年間中に借入完了なら2.275%) |
借入上限額 | 1,000万円 |
借り方 | 一括借入型 |
団体信用生命保険 | × |
スルガ銀行では、教育資金に使えるローンを2種類扱っています。一つは、在学中に元金据置ができるカードローン型の教育ローンです。利用限度額内であれば都度何度でも借入することができるので、急な出費に備えたい方にもおすすめです。
二つ目は、一括借入型の目的別ローンに、選択制でカードローン機能を付けられるタイプです。こちらは目的別ローンとカードローンの合計で1,000万円まで借入できます。また、どちらのタイプもがん保障特約付き消費者信用団体生命保険が付いており、万が一に備えることも可能です。
名称 | 元金据置型カードローン(教育プラン) | 目的別ローン・カード型(教育プラン) |
金利 | (変動)年3.5~7% | (固定)年2.5〜7.5% |
借入上限額 | 1,000万円 | 1,000万円 |
借り方 | カードローン型 | 一括借入型 |
団体信用生命保険 | がん保障特約付き消費者信用団体生命保険 | がん保障特約付き消費者信用団体生命保険 |
教育ローン | 奨学金 | |
提供期間 | 日本政策金融公庫や銀行などの民間金融機関 | 日本学生支援機構など |
利用者 | 主に保護者 | 学生本人 |
申し込み時期 | いつでも可 | 決められた時期 |
借り方 | 一括借入(都度借入タイプを取り扱う銀行もあり) | 毎月定額 |
最大借入額 | 日本政策金融公庫:350万円(一定の条件で450万円) 民間金融機関:500~1,000万円程度 | 奨学金や学校の種類、通学形態により異なる 例:第一種奨学金 私立大学自宅外通学 64,000円 |
金利 | 日本政策金融公庫:固定1.95%(一定の条件で1.55%) 銀行:変動または固定金利1.5~3.5%程度 | 第一種:無利子 第二種:上限3%(2023年3月貸与終了は利率固定方式0.905%、利率見直し方式0.3%) |
返済開始時期 | 翌月から(在学中は利子のみも可) | 卒業後 |
教育資金を調達する方法としては「奨学金」もおすすめです。奨学金は教育ローンとの併用も可能ですので、それぞれの特徴を把握して賢く利用しましょう。ここでは、教育ローンと奨学金を比較しながら双方のメリット・デメリットをお伝えします。
教育ローンは金融機関によってさまざまな内容で提供されているため、自分に合ったタイプのものを選べるのはメリットのひとつです。特に民間の金融機関では、借り方が一括借入or都度借入型から選べたり、固定金利と変動金利から金利タイプが選べるなど、選択肢が広くなっています。資金も300万円〜1,000万円程まで借入でき、私立大医学部向けに借入限度額を引き上げている銀行もありますので、必要な教育費が高額な方でも教育ローンだけでまかなえる場合もあるでしょう。
また、奨学金の場合は申し込み時期が限られていますが、教育ローンなら基本的にいつでも申し込むことが可能です。そのため、入学前に必要な資金などもカバーできるのはメリットです。
教育ローンのデメリットは、奨学金よりも金利の水準が高い点です。奨学金は無利子または上限が3%となっているのに対し、教育ローンは3%以上の金利になることもあります。教育ローンは、奨学金よりも返済負担が増えてしまうものということは知っておきましょう。
奨学金は、第一種であれば無利子、第二種でも教育ローンに比べ低金利で借入できるので、負担が軽く済むのはメリットです。また、在学中には利息がつかず、返済も卒業後から始まるため在学中は安心して学業に専念できます。資金は入学後に毎月定額が振り込まれる仕組みになっているので、お金の管理がしやすいのも利点といえるでしょう。
デメリットは、教育ローンの場合は親が借入するのに対し、奨学金は学生本人が借りることになるので、子どもが借金を背負うことになる点です。卒業後、返済負担が大きく生活が苦しくなってしまうケースもあるため、事前に返済計画を立てておくことも大切になります。
また、申し込み時期は決まっており、資金が振り込まれるのも入学後になります。入学前に必要になる入学金などには対応できないため注意しましょう。奨学金は教育ローンと併用することもできるので、入学前に必要なお金がまかなえない場合は、教育ローンを利用するのもひとつです。
教育ローンを選ぶ際は、取り扱っている金融機関の営業区域にも注目しましょう。地方銀行や信用金庫は、基本的に営業区域内に居住・勤務または通う学校があることが利用条件となっています。教育ローンの内容が希望に合っていたとしても、区域外では申し込みができないので注意が必要です。
またインターネット上にある教育ローン銀行ランキングなどから探したとしても、区域が利用対象外な場合もあります。近場でも利用できる教育ローンを探したい方は、以下に紹介する方法も是非試してみてください。
教育ローンは「希望の内容」かつ「申し込みしやすい銀行」のものを選びたいですね。しかし教育ローンを扱う銀行は多数あるため、自力で一つひとつ調べるのは手間がかかり、希望に合う銀行に辿り着くには時間もかかってしまいます。
そこでおすすめなのが「クラウドローン」。クラウドローンとは、複数の銀行から自分の希望に沿った教育ローンを提案してもらえる、ローンマッチングプラットフォームです。融資可能な銀行からプランの提案を受けられるので、自分で銀行の営業区域を確認する必要もありません。
またローンの比較もラクにおこなえるので、より低金利で負担の少ない教育ローンを選ぶことができます。基本情報や希望内容を一度登録するだけで手軽に教育ローン探しができるので、是非活用してみてください。
2023年現在、郵便局では教育ローンを扱っていないので、申し込み可能な区域またはWEBからでも申し込める教育ローンを探しましょう。特にWEB完結のものは場所や時間を問わず申し込みができるので、手軽に申し込みしたい方におすすめです。
借入希望額や条件によっては奨学金も併せて検討し、教育ローンと併用するのもひとつの方法です。計画的な貯蓄も進めながら、無理のない資金調達方法を選びましょう。
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