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教育ローンはいつ申し込む?奨学金との違いと最適な活用法

夏のオープンキャンパスを経て秋を迎える頃には、志望校が具体的に固まってきます。進学資金の準備として多くの家庭が検討するのが奨学金や教育ローンです。いずれも学費や生活費を支える目的は同じですが、上限額や申込時期、利用条件は大きく異なります。

この記事では、奨学金、国の教育ローン、銀行ローンの特徴やタイミングを整理しながら、安心して資金計画を立てるための最適な活用法を解説します。

学費高騰と生活費増加による家計負担

近年、大学の学費は少しずつ高くなる傾向があります。背景には、物価や人件費の上昇、円安などによる大学運営コストの増加があり、その影響が授業料にも反映されているためです。さらに、実家を離れて下宿する学生だと、住居費や食費も上乗せされるため、生活コストが大きく増加します。

日本政策金融公庫の「教育費負担実態調査」によると、下宿生への仕送り額は年間平均102.3万円、4年間で400万円を超えるとされています。授業料は国公立大学で年間107万円、私立文系で157.6万円、私立理系では184.3万円に達し、大学4年間の総費用は1,000万〜1,400万円に及ぶと見込まれ、家庭にとって大きな負担となります。

アルバイトで授業料を賄おうとしても、学業や課外活動、就職活動との両立を考えると年間100万円程度が限界です。そのため、多くの家庭では奨学金や教育ローンを組み合わせて、計画的に教育費を準備しています

実際の教育費の捻出方法を見てみると、「奨学金:国や銀行の教育ローン=3:1」の割合で利用されています。教育ローンの平均借入額は約337万円とされ、特に兄弟姉妹がいる家庭では教育機会を平等に確保するため、奨学金やローンの利用が不可欠となるケースも少なくありません。

奨学金・教育ローンの申込時期と特徴

奨学金や教育ローンにはいくつかの種類があります。奨学金は日本学生支援機構(JASSO)や民間財団、大学独自の制度があり、基本的に学生本人が契約者となります。一方、教育ローンは国や銀行が提供するもので、保護者が契約者となる点が特徴です
ここからは、奨学金および教育ローンの申込時期と特徴について、詳しく解説します。

奨学金(JASSO:日本学生支援機構)

教育資金の準備でまず検討されるのが奨学金です。日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、高校在学中に申し込む「予約採用」が基本です。高校3年生の春から夏にかけて、学校を通じて申請でき、進学先が未定でも応募可能です。

秋には審査結果が通知され、この段階で無利子の第1種か有利子の第2種か、給付型(返済不要)か貸与型(返済あり)かも決まります。進学後に「予約採用者証明書」を大学に提出すれば、翌4月から支給が開始されます。

高校在学中に申し込みを済ませることで、進学後の手続きをスムーズに進められる点が大きな利点です。各種手続きの締切や振込日は年度や学校によって若干異なるため、学校の進路指導部で確認しておくことも大切です。

国の教育ローン(日本政策金融公庫)

日本政策金融公庫が提供する「国の教育ローン」は、申込自体は通年可能ですが、実際には大学受験の合格発表後から入学手続き直前にあたる1月から3月に申込が集中します

融資の実行には通常2〜3週間かかるため、合格発表後はできるだけ早めに準備する必要があります。時間に余裕がない時期でも慌てずに手続きを進められるよう、事前に必要書類を整えておくことが重要です。

融資限度額はおおむね350万円で、近年は金利が上昇傾向にあります。入学金や授業料などの初期費用確保に適しており、申込条件がシンプルで比較的審査が安定している点が大きなメリットです。

銀行の教育ローン

銀行が提供する教育ローンは、入学金や授業料が確定した段階で申し込むのが一般的です。審査期間は比較的短く、最短1週間から10日程度で資金調達が可能です。また、融資上限額はおおむね1,000万円前後と大きく、私立の医歯薬系など学費が高額となる進路にも適しています。

借入金の使途確認のため、学費の請求書などの提出が必要になる場合があります。進学先が確定した段階で手続きを進め、最終審査では学校からの請求書や必要書類を提出することで、具体的な金額が銀行口座に振り込まれ、入学金や授業料に充てられます。

さらに、銀行の教育ローンは入学時だけでなく、在学中の学年進行や留学、留年などで追加費用が発生した場合にも活用できます。奨学金と組み合わせて利用することで、計画的に教育資金を準備することが可能です。

実は2か月前からできる教育ローン事前審査

銀行の教育ローンを検討する場合には、全国35の金融機関の審査をまとめて受けられるローンプラットフォーム「クラウドローン」の利用がおすすめです。クラウドローンの事前審査を利用すれば、通常よりも早く、2か月前から申し込みが可能となります。

通常の銀行の教育ローンは、融資申込から実行までに通常1か月の猶予がありますが、クラウドローンでは保証会社の審査有効期間も加わるため、合計で2か月の余裕をもって資金計画を立てられます。国の教育ローンと比べても、合格発表前の段階から準備を始められる点が大きなメリットです。



支払い時期の2か月前は、まだ進学先が確定していないケースも少なくありません。その場合でも、審査に提出する金額は概算で問題なく、判断が難しい場合には「おおよそこの程度を借りる」という目安で枠を確保することができます。合格発表前から資金準備の見通しを立てておければ、安心して入学手続きに臨むことができます。

忙しい時期でも頼れるクラウドローン

クラウドローンは、自宅にいながら「いくら借りられるか」を事前に確認し、複数の教育ローンを比較できるオンラインサービスです。

手続きは必要項目を入力するだけで約3分で完了。通常の銀行ローンで必要になる源泉徴収票などの書類提出も、事前審査の段階では求められません。そのため、慌てて資料を揃える煩わしさがなく、スムーズに進められます。

さらに、平日日中であればおよそ3時間で審査結果が分かり、その後の契約手続きもすべてオンラインで完結します。合格発表や入学金の納付など、短期間で多くの手続きを進めなければならない時期でも、銀行窓口に出向く必要はありません。

夜間や休日のすきま時間を活用して申し込みを進められるので、「平日は仕事で動けない」といった状況でも安心です。限られた時間の中でも、進学に必要な資金を着実に整えられる心強い仕組みといえます。

まとめ

教育ローンは申込時期の見極めが大切です。クラウドローンなら、通常の銀行ローンより早く、2か月前から事前審査が可能です。合格発表前の段階でも資金準備の目処を立てられるため、安心して進学に備えられます。教育費が年々増える今だからこそ、奨学金や教育ローンを上手に活用しながら、余裕をもって資金計画を立てましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

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