2023年11月29日
オールオン4はインプラント治療の一種で、少ないインプラントで複数の人工歯を支えられます。多くの歯を失った方やすでに総入れ歯の方でもコストを抑えて治療できますが、「実際上下でいくらかかるのか」「メンテナンス費用はどのくらいかかるのか」など疑問を感じている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、オールオン4上下の費用相場のほか、メンテナンス費用や総入れ歯との費用比較を紹介。費用の支払方法や保険適用になるか、医療費控除についても解説します。
目次
一度に多くの歯を治療する場合、「オールオン4(All-on-4)」は通常のインプラントより歯1本あたりの費用を抑えられます。すべての歯を人工歯にすることもできるため、歯を多く失った方だけでなく芸能人など審美目的で利用する方も増えています。
まずは、オールオン4がどのような治療なのかを見ていきましょう。
オールオン4は、総入れ歯のような形をした上部構造を4本のインプラントで支えます。通常のインプラント治療は1本の歯に対して1本のインプラントが必要ですが、オールオン4は4本のインプラントで最大12本の人工歯を支えられます。同じ技術を使った治療法に、インプラントを6本使用する「オールオン6(All-on-6)」もあります。
インプラントをあごに対し斜めに埋め込むことで力を広く均等に配分できるため、骨量が少ない方でも治療が受けやすいという特徴もあります。
オールオン4 | 通常のインプラント | |
---|---|---|
上下(24本) | 400~500万円 | 720~960万円 |
歯1本あたり | 17~21万円 | 30~40万円 |
通常のインプラントを上下合計24本入れた場合、720~960万円ほどかかります。一方、オールオン4ですべての歯を人工歯にする費用は、上下で400〜500万円程度です。
歯1本あたりの費用は通常のインプラントが1本あたり30~40万円なのに対し、オールオン4が17~21万円と半分程度で、すべての歯を1本ずつ埋め込む場合に比べて費用を抑えて治療できます。
一度に多くの歯を治療する場合、オールオン4は通常のインプラントに比べて最大半額程度の費用で済みます。オールオン4はなぜ安くできるのか、その理由を見ていきましょう。
通常のインプラントは1本の人工歯に対し1本のインプラントが必要ですが、オールオン4は4本のインプラントで最大12本の人工歯を支えられます。埋め込む本数が最小限に抑えられるため、材料費や手術にかかる費用を削減できます。
片あごすべての歯をインプラントにする場合、通常のインプラントは身体への負担を考慮して2~3回に分けて手術します。オールオン4なら1度の手術で片あごすべての歯をインプラントにできるため、手術の回数を減らせます。
また、手術当日に仮歯を装着できることから治療の回数や治療期間も削減でき、さらに通院にかかる交通費も抑えられます。
インプラントはあごの骨に埋め込んで人工歯を支えます。通常のインプラントはあごに対して垂直に埋め込むため、骨量が足りない場合は骨造成など追加の治療が発生します。
オールオン4はあごに対して斜め方向にインプラントを埋め込むため、通常のインプラントに比べて骨量が少なくても安定しやすい特徴があります。多くの場合骨造成なしで手術に進むことができ、費用も治療期間も抑えられます。
オールオン4の寿命は10~15年といわれています。しかし、日頃からしっかりメンテナンスすれば、生涯使い続けることも不可能ではありません。日常的なメンテナンスは自分の歯と同様、歯ブラシなどを用いてていねいに歯磨きします。
また、長く快適に使い続けるためには、噛み合わせの調整やクリーニングといった歯科医院での定期的なメンテナンスも欠かせません。目安は3~6ヵ月に1度で、費用は1回あたり5,000~1万円程度です。
歯科治療には、健康保険を利用できる保険診療と全額自己負担の自由診療があります。保険診療は国の定めた「必要最低限の健康」を維持する治療にのみ適用され、原則3割の自己負担で治療を受けられます。
オールオン4を含むインプラント治療は通常よりも審美性や機能性を求めた治療のため、健康保険は適用されません。また、保険診療と自由診療の併用は基本的に認められていないため、メンテナンスのための定期健診費用も全額自己負担です。
オールオン4は健康保険の適用外ですが、医療費控除は対象です。対象となる方は忘れずに申告しましょう。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円(または総所得金額の5%のいずれか低い金額)を超えた場合、200万円を上限に課税所得から控除できる制度です。医療費を支払った翌年の確定申告で申告することで税金の一部が還付されます。
同じ年に支払った医療費であれば、本人だけでなく、同一生計の親族の医療費も合算して申告できるので、領収書は失くさないよう保管しておきましょう。
現在、多くの歯を失った方の最も一般的な選択肢は総入れ歯です。総入れ歯は保険適用と自費から選ぶことができ、費用に大きな差があります。
オールオン4上下 | 総入れ歯(保険) | 総入れ歯(自費) |
---|---|---|
400~500万円 | 4~6万円 | 50~200万円 |
保険適用の総入れ歯は作り方や素材が決められており、見た目の違和感や噛み合わせのズレが生じやすく、「口の中の違和感が大きく外れやすい」「噛む力が弱くなり痛みが出やすい」などのデメリットがあります。また、劣化により壊れたりすり減りやすいうえ、変色したり臭いが付きやすいため、3~5年程度で作り直す必要があります。
自費の総入れ歯は使える素材の選択肢が多く、フィット感や耐久性、審美性など希望に合わせて作れます。寿命は使用する素材によって変わりますが、いずれも保険の入れ歯に比べると長めです。
総入れ歯は頻度に差はあるものの作り直しが必要なのに対し、オールオン4はしっかりメンテナンスすれば生涯使うことも可能です。また、「自分の歯と同じように噛める」「口の中の不快感がない」「取り外してのメンテナンスが不要」などメリットが多く、QOL向上に繋がります。総入れ歯に比べて初期費用は高いですが、トータルで考えると検討する価値があるのではないでしょうか。
オールオン4は費用が高額なため、治療を受けたいけれど支払いに不安があるという方も少なくありません。そこで、オールオン4費用の主な支払方法を紹介します。
オールオン4の費用は、治療開始時に一括で支払うのが一般的です。すべての歯科医院で可能なのは現金での一括払いで、手数料がかからず手続きも不要です。一方、まとまった費用が必要なので、治療費の支払いにより生活資金が不足しないよう注意が必要です。
オールオン4など自由診療の支払いには、クレジットカードを利用できる歯科医院も多いです。1回払いなら手数料無料で、カードのポイントもついてお得です。分割払いも回数を指定するだけで簡単に利用できます。
クレジットカードには利用限度額があるため、治療費の金額やカードの利用状況によっては全額カード払いにできない場合もあります。また分割手数料の実質年利は12~15%と高めなので、返済総額を確かめたうえでの利用が大切です。
歯科医院によっては、提携する信販会社のデンタルローンが利用できます。審査があるため誰でも利用できるわけではありませんが、クレジットカードの分割手数料に比べると金利は低めです。また、治療の申し込みと合わせてローン契約でき、手続きも比較的簡単です。
治療予定の歯科医院がデンタルローンを取り扱っていない場合や、さらに低金利なローンを選びたい方は、銀行のローンを検討してみてはいかがでしょうか。銀行によってはデンタルローンやメディカルローンといった用途を限定したローンがありますが、取り扱いがない場合は用途が自由なフリーローンが利用できます。
歯科医院で申し込めるローンは手続きに手間がかからないため、ほかのローンと比較せずに利用する方が多いです。しかし、オールオン4は高額なことから、金利負担も少なくありません。
「金利は低い方がいいけれど、自分で探すのは面倒……」。そんな方にはクラウドローンがおすすめです。クラウドローンはお金を借りたい人と銀行を結ぶ金融プラットフォーム。希望の借入条件を登録しておけば、融資可能な複数の銀行から直接プランの提案を受けられます。
低金利なローンを効率的に選べるだけでなく、申し込みから借り入れまですべてオンラインで完結するのもポイント。歯科医院のデンタルローンとどちらが得か比べるためにも、まずは希望の条件を登録してみてはいかがでしょうか。
一度に多くの歯を治療する場合、オールオン4は通常のインプラントに比べて費用を抑えられます。さらに、骨量が少ない人でも治療が受けやすく治療期間も短いといったメリットもあります。
総入れ歯と比べても、口の中の違和感がなくメンテナンスしやすいなど多くのメリットがあります。毎日の食事をおいしく味わうためにも、まずはオールオン4治療について歯科医院に相談してはいかがでしょうか。
「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決
クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。
詳しくはこちら
クラウドローンとは
“借りたい”を登録して
お得な提案を待つだけ
融資をしたい銀行から、直接プラン提案を受けることで、
資金を必要としている一人でも多くの人に、融資の機会を提供します。
<div class="flex-1 overflow-hidden"> <div class="react-scroll-to-bottom--css-joelv-79elbk h-full"> <div class="react-scroll-to-bottom--css-joelv-1n7m0yu"> <div class="flex flex-col text-sm pb-9"> <div class="w-full text-token-text-primary" dir="auto" data-testid="conversation-turn-75"> <div class="px-4 py-2 justify-center text-base md:gap-6 m-auto"> <div class="flex flex-1 text-base mx-auto gap-3 juice:gap-4 juice:md:gap-6 md:px-5 lg:px-1 xl:px-5 md:max-w-3xl lg:max-w-[40rem] xl:max-w-[48rem]"> <div class="relative flex w-full min-w-0 flex-col agent-turn"> <div class="flex-col gap-1 md:gap-3"> <div class="flex flex-grow flex-col max-w-full"> <div class="min-h-[20px] text-message flex flex-col items-start gap-3 whitespace-pre-wrap break-words [.text-message+&]:mt-5 overflow-x-auto" dir="auto" data-message-author-role="assistant" data-message-id="dcf7312b-2c20-497d-a8cb-c1a547bc856b"> <div class="markdown prose w-full break-words dark:prose-invert light"> オールオン4は従来のインプラント治療と比較して、より少ない本数で全体の歯を支える革新的な方法です。特に全歯喪失や総入れ歯の方にはコスト効率の良い選択肢を提供します。この記事では、オールオン4の費用相場や総入れ歯との費用比較、さらには保険適用や医療費控除の可能性についても詳しく解説しています。経済的な負担を軽減しながら確実な治療を受けたい方にとって、価値ある情報が満載です。 </div> </div> </div> <div class="mt-1 flex gap-3 empty:hidden"> <div class="text-gray-400 flex self-end lg:self-center items-center justify-center lg:justify-start mt-0 -ml-1 h-7 gap-[2px] visible"> <div class="flex"></div> </div> </div> <div class="pr-2 lg:pr-0"></div> </div> <div class="absolute"> <div class="flex w-full gap-2 items-center justify-center"></div> </div> </div> </div> </div> </div> </div> </div> </div> </div> <div class="w-full pt-2 md:pt-0 dark:border-white/20 md:border-transparent md:dark:border-transparent md:w-[calc(100%-.5rem)]"><form class="stretch mx-2 flex flex-row gap-3 last:mb-2 md:mx-4 md:last:mb-6 lg:mx-auto lg:max-w-2xl xl:max-w-3xl"> <div class="relative flex h-full max-w-full flex-1 flex-col"> <div class="absolute bottom-full left-0 right-0"></div> <div class="flex w-full items-center"></div> </div> </form></div>