1. ホーム
  2. マイカーローン

政策金利1%時代|車は現金一括とローン、どちらが賢い買い方か

2年前の記事では、車を現金で買うことをおすすめしないとお伝えしました。マイナス金利政策が続いていた当時は、低い金利で借りられるのなら現金は手元に残しておくほうが賢い、という結論だったからです。

ところが2026年6月、日銀は金融政策決定会合で利上げを決定し、政策金利は1%になりました。1995年以来、31年ぶりの高水準です。金利が上昇している今、「あの結論は今も正しいのか」という質問が届くようになりました。

この記事では、最新の金利をもとに、現金一括とマイカーローンではどちらが有利か、そして損をしないためのローンの選び方まで、2026年版の答えを見ていきます。

>関連リンク
車を現金で買うのはバカ?現金とローンそれぞれのメリット・デメリットを徹底検証

日銀政策金利の推移

日銀の政策金利は、2024年3月以降、どのように上昇してきたのでしょうか。これまでの推移を見てみましょう。

< 日銀政策金利の推移(2024~2026年)>

時期政策金利背景・ポイント
2024年3月▲0.1%→0~0.1%17年ぶりにマイナス金利解除
2024年7月0.25%サプライズ型利上げ
2025年1月0.50%約30年ぶりの高水準
2025年12月0.75%2025年2回目の利上げ
2026年6月16日★1.00%1995年以来31年ぶりの高水準。野村證券などは「12月にも再利上げ」と予測

日銀は2024年3月にマイナス金利政策を解除し、以降、0.25%刻みで段階的に利上げを進めてきました。2026年6月には政策金利が1%に到達。野村證券や楽天証券からは、2026年10~12月に次の利上げが行われ、来年には1.25%、1.5%まで上昇する可能性も指摘されています。

31年ぶりの水準となった今、20~40代の多くは、社会人になってから「金利のある世界」をほとんど経験していません。ゼロ金利・低金利が当たり前だった感覚は、これから変わっていくでしょう。住宅ローンやマイカーローン、カードローンなども政策金利の影響を受けると考えられます。1%は欧米と比べればまだ低く、今後さらに上昇する可能性もあります。

上がったのは「銀行が日銀から借りる金利」

金利のニュースを読むうえで、まず押さえておきたいのが、今回上がったのは日銀の「政策金利」だという点です。政策金利は、金融機関の資金調達や貸し出し金利などに影響を与える金利で、そのまま個人向けローンの金利になるわけではありません

マイカーローンの場合も、政策金利の動向は金利に影響しますが、実際の金利は金融機関ごとに異なります。また、金融機関どうしの競争もあるため、政策金利が上昇した現在でも、低金利の商品は存在します。

銀行のマイカーローンは今も1%台から選べる

では、政策金利が31年ぶりの高水準になった今、マイカーローンは避けたほうがいいのでしょうか。結論からいえば、ローン選びを間違えなければ、今でもマイカーローンを利用して車を購入するメリットは十分にあります

銀行のマイカーローンには年1%台から利用できる商品があります。ディーラーローンや残価設定ローン(残クレ)と比べて金利が低いケースも多く、ローンを利用するなら、銀行のマイカーローンを選ぶことで返済総額を抑えられます

マイカーローンと現金一括の比較

車の購入方法を、マイカーローンと現金一括の2つに分けて比較してみましょう。

観点銀行マイカーローン現金一括払い
総支払コスト金利分が上乗せ(銀行なら最小化可能)★ 金利ゼロで最安
手元資金の確保★ 手元資金を残せる貯蓄が一気に減る
機会コスト★ 資金を投資に回せる車に資金が固定される
車の購入タイミング★ 今すぐ買える貯まるまで待つ必要がある
人気車・抽選対応★ 今すぐ動ける間に合わないリスクあり
値上がりリスク対応★ 今の価格で買える貯めている間に値上がりの可能性
金利上昇局面での判断銀行ローン(低金利)なら影響小現金は金利と無関係で有利

総支払額だけで見ると、ローンには金利がかかるため、現金一括より支払総額は増えます。一方、ローンなら貯蓄を手元に残せるため、急な出費にも備えやすくなります。さらに、残した資金をNISAなどで運用し、ローン金利を上回る利益を得られれば、資金を有効活用できる可能性もあります。

購入タイミングにも違いがあります。ローンなら必要なときにすぐ購入できますが、現金一括にこだわると、資金が貯まるまで待つ必要があります。その間に車両価格が上がったり、人気車種が抽選販売になったりする可能性もあります。

このように、現金一括が常に最善とは限りません。購入後も十分な貯蓄が残るなら現金一括は合理的ですが、貯蓄をほとんど使い果たしてしまうなら、一部を頭金にして残りをローンにする方法もあります。大切なのは、購入後の家計や手元資金まで含めて判断することです。

金利上昇局面で損をしないローンの選び方

ローンが有利といっても、それはローン選びを間違えないことが前提です。

特に注意したいのが、ディーラーローンや残価設定ローンです。これらも金利上昇の影響を受けるため、以前と同じ条件で借りられると思っていたら、金利が0.5%上がっていたということもあります。

残価設定ローンは、毎月の返済額が安く見える一方、据え置いた残価にも金利がかかります。そのため、金利が上がれば総支払額も増えます。「今すぐ車が欲しい」「手続きが楽だから」と、販売店で紹介されたローンをそのまま契約してしまうのは避けたいところです。

一方、銀行のマイカーローンは、複数の金融機関を比較して、より有利な条件を選べます。変動型でも、現時点では政策金利の上昇による影響は段階的かつ小幅にとどまっています。金利だけでなく、手数料や返済条件も含めて比較することが大切です。

固定金利と変動金利、どちらがいいの?

金利が上昇している今、銀行のマイカーローンを選ぶなら、固定金利と変動金利のどちらがよいのでしょうか。それぞれの特徴を比較してみましょう。

比較項目固定金利変動金利
金利水準(2026年現在)やや高め(年2~3%台)★ 低め(年1~2%台)
金利上昇リスク★ なし(借入時に確定)あり(市場動向で変動)
月々の返済額★ 変わらない(計画しやすい)上昇する可能性がある
総返済額(低金利局面)やや高くなりやすい★ 有利になりやすい
総返済額(金利上昇局面)★ 有利になりやすい固定より高くなるリスク
向いている状況金利上昇が予測される今、長期返済で借りる人借入期間が短く、目先の金利差を重視する人

変動金利は契約時の金利が低い一方、今後0.25%ずつ段階的に上がる可能性があります。対して固定金利は契約時の金利こそやや高めですが、契約後に金利が上昇しても返済額は変わりません。

選ぶ際のポイントは、借入期間です。マイカーローンには最長10年まで借りられる商品もあります。10年後に金利が2%、3%まで上がる可能性を考えると、長期で借りるなら固定金利のほうが安心です。一方、半年~1年程度で完済する予定なら、金利上昇の影響を受けにくいため、変動金利が向いています。

300万円を5年で借りた場合の返済額を比較

では、実際に300万円を5年間で返済した場合、銀行ローンの固定金利・変動金利とディーラーローンで、返済額にどれほど差が出るのかシミュレーションしてみましょう。いずれも元利均等返済、ボーナス払いなしで比較します。

ケース金利月々の返済5年間の総利息
銀行ローン(固定)年2.5%約5.3万円約20万円
銀行ローン(変動・現状維持)年1.8%約5.2万円★ 約14万円
ディーラーローン(固定)年6~8%約5.8~6.1万円⚠ 約48~65万円

銀行ローンの固定金利(2.5%)では、毎月の返済額は約5.3万円、5年間の利息は約20万円です。変動金利(1.8%)なら、毎月の返済額は固定金利より約1,000円安く、5年間の利息も約14万円に抑えられます。その差は約6万円。年間では約1万円の違いを、金利上昇の影響を受けない安心のための保険料と考えるかどうかが、固定と変動を選ぶ際のポイントになります。

一方、ディーラーローン(6~8%)では、毎月の返済額が約5.8万~6.1万円、5年間の利息は約48万~65万円に。銀行ローンと比べると、返済負担には大きな差があります。

複数の銀行の条件をまとめて比較できる「クラウドローン」

銀行のマイカーローンを選ぶ際、どの銀行に申し込めばよいか迷う人も多いでしょう。そこで活用したいのが、融資のマッチングプラットフォーム「クラウドローン」です。

クラウドローンは、借り手と銀行をつなぐサービスで、1回の入力で複数の銀行に事前審査を申し込めます。審査後は、金利や借入可能額などの提案を比較でき、登録・利用は無料です。早ければ30分~1時間で審査結果が届き、事前審査の有効期間は3カ月。クラウドローン限定の優遇金利が用意される場合もあります。複数の銀行から提案を受けても、営業電話がかかってくる心配はありません。審査から金融機関への本申し込みまでオンラインで進められ、来店が不要なのもメリットです。

まとめ

2年前の「車を現金で買うのはバカ?」という問いに対する2026年版の答えは、ローン選びを正しく行えば、引き続きローンのほうが賢いということになります。金利が上がっても、この結論は変わりません。

ただし今は金利上昇局面です。ディーラーローンのような高い金利のローンはできるだけ避け、銀行のマイカーローンを事前に比較して選ぶことが、以前にも増して重要になっています。まずは自分がどの条件で借りられるのかを確認しておきましょう。


POINT

「どの銀行が融資をしてくれるか分からない」をクラウドローンが解決

クラウドローン(https://pre.crowdloan.jp/)は、個人が銀行から低金利でマイカーローン、教育ローンなどの融資を受けられる国内唯一のプラットフォームです。
融資の目的や時期、金額などをクラウドローンに登録すると、各銀行が融資可能な金額や金利のプランの直接提案してくれます。時間と労力をかけずに複数の銀行からより条件のよい融資を見つけることができます。

詳しくはこちら

関連記事

2026年08月20日
マイカーローン
レクサスを残クレで買うと損?車種別に見る残価設定ローンの注意点
「いつかはレクサス」という言葉があるように、レクサスは多くの方にとって憧れのブランドです。実際に購入を検討する段階になると、販売店で勧められることが多いのが残価設定ローン、いわゆる残クレです。月々の支払いを抑えられるため、憧れの一台に手が届きそうに見える場合もあります。 ただし、同じレクサスでも、残...
2026年08月10日
マイカーローン
欲しい車は今すぐ買う?貯めてから買う?後悔しない判断基準
欲しい車が見つかったとき、「今すぐ買うべきか、お金を貯めてから買うべきか」で迷った経験はありませんか。今すぐ手に入れば、家族で出かけられる場所も増え、残せる思い出も多くなります。一方で、子どもの教育費や将来の収入を考えると、慎重になるのも当然です。 この記事では、それぞれの違いを6つの視点で整理しな...
2026年08月06日
マイカーローン
【金利上昇に注意】マイカーローンの借り換えを検討すべき人のチェックリスト
「日銀が利上げ」というニュースを、最近よく目にするのではないでしょうか。2026年6月16日、日銀は政策金利を1.0%へ引き上げることを決めました。1995年以来、31年ぶりの水準です。 金利が上がる局面で見直したいのが、返済中のマイカーローンです。数年前に組んだまま放置していると、気づかないうちに...

クラウドローンとは

“借りたい”を登録して
お得な提案を待つだけ

融資をしたい銀行から、直接プラン提案を受けることで、
資金を必要としている一人でも多くの人に、融資の機会を提供します。

3分でお借り入れ額がわかる
無料診断してみる