2024年01月26日
親御さんの中には、「我が子に留学の経験を積ませたい」「長期休暇を有意義に過ごしてもらいたい」とお考えの方もいらっしゃるでしょう。社会人の方々も、短期留学を通じて英語スキルを向上させ、グローバルに活躍することが一般的になってきました。
この記事では、短期留学にかかる費用の目安やおすすめの渡航先についてご紹介していきます。資金計画を立てる際に、ぜひご参考にしてください。
目次
短期留学は、1週間から3ヶ月ほどの期間をかけて渡航先で語学を学びながら、海外生活を体験したり異文化交流することができます。費用は渡航先や期間によって異なりますが、最低20万円からかかると言われています。
人気のある国別の短期留学費用の目安は、以下の表の通りです。
国名 | 1週間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 |
---|---|---|---|
アメリカ | 20~30万円 | 30~50万円 | 70~120万円 |
カナダ | 20~30万円 | 20~60万円 | 60~100万円 |
オーストラリア | 20~30万円 | 30~50万円 | 70~120万円 |
ニュージーランド | 20~30万円 | 30~50万円 | 60~80万円 |
イギリス | 20~40万円 | 25~70万円 | 50~120万円 |
短期留学では、渡航費の割合が大きいため、1週間、2週間、3週間と1ヶ月を比較しても、それほど費用に大きな差がないことが表からも分かります。
なお、上記の表は一般的な料金の目安であり、留学先やプログラムによっては料金が異なる可能性があるため、ご留意ください。
短期留学を契約してから後悔したくないものです。そのため、契約前にしっかりと情報を収集し、メリット・デメリットを把握したうえで自分にとって最適な留学プランを見つけることが肝要です。
ここからは、短期留学のメリットとデメリットを詳しくご説明していきます。
短期留学のメリットは、期間が短いため「費用を抑えて留学できる点」です。高校生や大学生は夏休みなどの長期休暇を利用できますし、社会人は仕事を辞めることなく留学することができます。
渡航先の国の様子や生活様式、習慣に触れるには良い機会と言えるでしょう。さらに、日本と査証免除協定を締結している国の場合、「短期留学(90日以内)においてビザの申請が不要」といったメリットもあります。
短期留学のデメリットは、短期間の渡航では1週間でも1年でも渡航費用は変わらず、期間が短いほど費用が割高になってしまう点です。語学力アップは長期的に計画することが必要であり、短期の滞在では難しいことがあります。なかには、思ったより語学力が向上せず、再び留学を検討するケースも見られます。
留学計画を立てる際には、費用と語学習得のバランスをよく検討することが大切です。また、事前に英会話の練習などしておけばスムーズに留学生活をスタートすることができるでしょう。
短期留学して「英語を話す・聞く」環境に身を置くことで、少しでも英語力をアップしたいところです。留学期間が異なると、英語スキル向上においても違いが出てきます。1週間の短期留学では限られた期間内での効果がありますが、1ヶ月、3ヵ月、1年といった長期間になってくると、より理解や習得が期待できます。
1週間の短期留学では、ペラペラに英語(または他の外国語)を話せるようになるのは難しいでしょう。日本国内にいるよりも必然的に英語を話さなくてはならない環境に身を置くことになるため、英語を話すことへの抵抗や不安が幾分減ると言えるでしょう。
1ヶ月経過すると、耳が英語を聞くことに慣れてきて、多くの人がリスニングのスキルアップを実感することができます。なかには、ホストファミリーへの挨拶や会話、ファーストフードやコーヒーショップでのオーダー、タクシーでの乗車時の会話など、簡単なコミュニケーションにだいぶ慣れる人もいるでしょう。
3ヵ月も経つと、ある程度の英語力の向上を実感でき、自然に日常会話ができるようになります。自分の意見を英語で表現することができるようになるでしょう。発音もきれいにできるようになり、現地の人と何気ない会話も交わせるため、日常のコミュニケーションに自信がついてくる人も多いはず。帰国してからも、英語スキルをぜひ維持し続けてください。
短期留学では、アジアや欧米など、どの国を選ぶか迷ってしまうことも少なくありません。それでは次に、おすすめの渡航先と費用についてご説明していきます。具体的には、アメリカ、オーストラリア、カナダ、イギリス、フィリピンの費用に焦点を当てていきます。
1週間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | |
アメリカ | 20~30万円 | 30~50万円 | 70~120万円 |
授業で学ぶ英語は「アメリカ英語」として知られているため、アメリカは馴染みが深い留学先とも言えるでしょう。アメリカの教育機関は幅広い年齢層を受け入れており、1週間からの短期留学コースを提供する学校も多いです。また、「エクステンション」と呼ばれる社会人向けの講座では、ビジネス、マーケティング、会計などを学ぶことができます。
日本から直行便が出ている西海岸エリアは、渡航にかかる時間が短いため往復の負担が軽減されます。ただし、大都市の中でもニューヨークなどは物価が高いため、あらかじめ多めに食費などは見積もっておくと良いでしょう。
1週間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | |
---|---|---|---|
オーストラリア | 20~30万円 | 30~50万円 | 70~120万円 |
オーストラリアは、治安が良く気候が穏やかで過ごしやすいと言われています。また、多国籍な国民構成から留学生にとっても生活しやすいと言われています。
高校生の受け入れ先教育機関は私立・公立ともに整っているため、サマースクールや交換留学など、学校が提携している制度を利用すれば、費用を抑えて留学することができます。
オーストラリアの物価は高めの傾向ですが、政府が留学生の生活環境や学習環境を保証する制度が整っているため、安心して留学できると言われています。
国名 | 1週間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 |
---|---|---|---|
カナダ | 20~30万円 | 20~60万円 | 60~100万円 |
カナダは世界で初めて「多文化主義」を導入した多文化に寛容な国です。そのため、一つの国に滞在しながら他国から来た様々な人々や文化に触れることができます。公用語が英語とフランス語なので、両方を学べる語学学校も多く存在します。
また、自然と大都市が共存しているため、都心から少し離れれば山や海などの壮大な自然に触れることができます。物価は他の国と比べて安いため、日本と大きく変わらず生活できると言われています。
1週間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | |
---|---|---|---|
イギリス | 20~40万円 | 25~70万円 | 50~120万円 |
イギリスは物価が高い傾向があり、滞在費や学費も相応にして高いため、留学資金が比較的高めの傾向になります。
英語教育は歴史あるものであり、語学学校の質や教育レベルも世界的に高く、その中でもオックスフォード大学も有名です。芸術面でも、ファッション、バレエ、音楽、アートなど学ぶことができます。イギリスの食事内容に不安を感じる方は、事前に調べておくことをおすすめします。
1週間 | 1ヵ月 | 3ヵ月 | |
---|---|---|---|
フィリピン | 10~25万円 | 20~45万円 | 50~90万円 |
日本から約4~5時間で到達でき、渡航費用が手頃なフィリピン。物価が安く、生活費も抑えられるため、昨今注目されています。アジアで最も英語が話されている国の一つであり、質の高い語学学校が多くあります。また、マンツーマンレッスンが主流なので、しっかりと英語を身につけることができます。
1年を通して暖かい気候で、マリンスポーツなどを楽しむことも魅力のひとつ。事前におすすめのスポットなどを調べておくのも良いでしょう。首都マニラを中心に発展している公共交通機関も運賃が安いため、通学や観光の際に便利です。
短期留学は予算に合わせて、経済的に過ごすことが大切です。渡航先がある程度絞れたら、お小遣いを含めた簡単な概算を出してみましょう。
ここからは、短期留学費用を抑えるための4つのポイントをご説明していきます。
アメリカやイギリスは人気の留学先ではありますが、為替の影響により日本円換算で授業料が高く感じるのにくわえて、現地の物価も高いことにより、滞在中の生活費も膨らむ可能性が高いです。
そのため、物価や為替が安い国を渡航先として選び、英語スキルを磨いたり現地の方々とコミュニケーションを体験することに優先度を置くのも良いでしょう。念のため、渡航先の街の様子や生活習慣、独特の文化をチェックしておくと安心です。
夏休みや年末年始、春休みなどの繁忙期は、航空券や語学学校の学費が高騰するのが一般的です。そのため、渡航時期や滞在先を工夫すれば、費用が繁忙期より抑えられる場合があります。
また、地方都市は大都市と比べて、滞在費や生活費が抑えられることがあります。ただし、都会では語学学校の学費の価格競争が起こりやすい傾向がありますので、学費、滞在費、生活費、交通費のバランスを考えながら滞在先を決定してください。
多くの国では一般的に、寮に入るよりもホームステイをする方が滞在費が安いことがあります。ホームステイの場合、滞在費のほか1日に2~3回の食事も含まれることが一般的のため、食費の節約にも繋がります。
ホストファミリーとの交流を通して、短期間で現地やそこに住む人々になじみやすいといったメリットもあります。事前に、渡航先の生活習慣や食事内容などをチェックしておくと良いでしょう。
高校生や大学生の場合、学校で交換留学制度を利用できることがあり、費用は抑えられていることが多く、夏休み中や半年間・1年間ホームステイすることが一般的です。
試験や面接、TOEFLなどの英語力証明が求められますが、交換留学で取得した単位が日本の大学で認められることが多いです。
自分の学校に来ている交換留学生に渡航先の様子や文化についてヒアリングしてみるのもおすすめ。また、海外留学支援制度や奨学金の利用も検討すると良いでしょう。
ほとんどの銀行の教育ローンは、お子さんの留学に利用可能なことが多く、国の教育ローンも高校生以上の教育資金に使用できます。一方、社会人の方は、有給休暇や長期休暇を利用した短期留学に使えるプランを提供している場合もあります。
また、銀行の教育ローンは「証書貸付型(一括借入)」と「カードローン型(都度借入)」といった商品が用意されています。銀行からの借り入れには保護者や社会人の場合はご本人が安定した収入があることが条件とされ、借入額は10〜1,000万円程度の場合が一般的です。
「短期留学したい」という意欲は重要ですが、概算や金利などを調べたうえで、しっかりとした返済シミュレーションを行うことをおすすめします。
短期留学費用に使える教育ローンを探すなら、クラウドローンをおすすめします。短期留学費用には、まとまった資金が必要になるため、教育ローンを活用することにより、資金的に余裕を持った生活を送ることができます。預貯金を無理に崩す必要もありません。
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短期留学を検討する時点で、渡航先別にかかる費用や国の特徴などを比較しながら、早めに渡航先を絞っていくことをおすすめします。その流れで、期間別の概算も出して最終決定してください。短期のみならず長期の留学も将来的に考えている学生は、資金計画を長期的に立てる必要があります。くわえて、クラウドローンを活用すれば、資金的に余裕を持った留学生活を実現させることができるでしょう。まずは、無料診断からお試しください。
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多くの親御さんや社会人が、短期留学を通じて豊かな国際経験を望んでいます。本記事では、短期留学に必要な費用やおすすめの目的地について詳細に解説しています。20万円から始めることができる短期留学は、新しい言語や文化を学び、グローバルな視野を広げる絶好の機会を提供します。留学計画を立てる際には、この記事を参考にして、効果的な資金計画を立てましょう。